PRESS RELEASE (サービス)
2010年3月19日
富士通株式会社
郵便事業株式会社様
インターネット郵便「Webゆうびん」サービスを支えるシステムを構築
当社は、2010年2月1日に開始された郵便事業株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 鍋倉眞一、以下、日本郵便)様のインターネット郵便「Webゆうびん」サービスを支えるシステムの構築を支援しました。「Webゆうびん」は、Webレタックス、Web速達、Webレターなどインターネットから手紙や書類などの郵便物を送ることができる、日本郵便様の新サービスです。
当社は本システム構築にあたり、利用者が使いやすい画面設計や24時間365日稼働に対応した高信頼なシステム構築、セキュリティ強化などを行いました。また、これまで培ったノウハウ・経験で、設計開発から、日本郵便支店や集配センターのうち、約1400箇所へのソフトウェアの導入・展開作業などを、約4ヶ月という短期間で実現しました。国民的なサービスといえる郵便のWeb化を当社のICTシステムで支えています。
なお、本サービスは、2月1日のサービス提供開始から多くのご利用があり、これからのシーズンにかけて大学の合格通知や、卒業・入学のお祝い、就職や栄転へのメッセージなどの利用が見込まれています。
日本郵便様では、日本郵政グループの「あたらしいふつうをつくる。」というスローガンのもと、郵便のユニバーサルサービスを維持しながら、お客様のニーズに応えて新たなサービスを創造・提供されています。
1981年に開始した「レタックス」は、利用者が郵便窓口へ持参した文書を、受取人先近くの日本郵便支店までファックスで送信し、台紙に貼り付けて配達するサービスです。近年の電子郵便サービスの多種多様なニーズに対応するため、日本郵便様は、より便利に手紙などの郵便物を送ることのできる新サービスとして、2月1日に「Webゆうびん」サービスを開始されました。
「Webレタックス」は、従来の「レタックス」サービスを拡充し、インターネットからも「レタックス」を送ることができる新サービスです。郵便窓口より一律80円安く、1通500円から送ることができます。「Webレター」は、手紙や書類などの郵便物を1通95円から送ることができる低価格なサービスです。定型文のほか、イラストなども送ることができます。
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当社は、「Webゆうびん」システムを構築し、2月1日より稼働させています。本システムにより、個人や企業の利用者がWeb上で入力した「Webレタックス」を、日本郵便の支店などで印刷し、配達できるようになりました。また、郵便窓口で受け付けた「レタックス」も、本システムを利用することで郵便局や日本郵便支店間のファックスでのやり取りをすることなく配達が可能となり、「レタックス」関連業務の作業一元管理を実現しました。
本システムは、当社製品であるPCサーバ「PRIMERGY」、UNIXサーバ「SPARC Enterprise」、ビジネスアプリケーション基盤「Interstage」、統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker」で構築しました。
当社は、今後も日本郵便様に価値あるサービスの提案・提供を行っていきます。
「Webゆうびん」サービス概要
- Webレタックス
利用者が作成したメッセージを郵便局や日本郵便支店窓口で引受け、専用の台紙を用いて配達するレタックスを、インターネットから送ることができるサービスです。
- Web速達
お客さまがMicrosoft® WordやPDF(注1)で作成した書類・契約書・レポートなどの文書をインターネットから送り、速達郵便物に準じて配送するサービスです。
- Webレター
受取人の住所、氏名、文書などをインターネットから送り、日本郵便支店において印刷、封入・封かんし、普通郵便物に準じて配送するサービスです。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
官公庁ソリューション事業本部 郵政事業部
電話: 03-6252-2532(直通)
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