PRESS RELEASE (サービス)

国際財務報告基準（IFRS）への適用支援ビジネスを開始

「適用支援コンサルティング」を本日より販売

IFRSは、国際標準の会計基準として、日本国内においても適用が検討されています。現在、日本の会計基準を適用している企業にとって、このIFRS適用による経営や経理・財務、さらに業務プロセス、ICTシステムなどへのさまざまな影響が指摘されています。しかしながら、個々の影響を予測することは難しく、お客様それぞれに、解決すべき多くの課題が生じることになります。

今回、こうしたお客様の負担を軽減するために、IFRS適用支援サービスを提供します。

本サービスの提供にあたっては、2009年10月にマーケティング本部内に設置した「IFRS専任チーム」を中心に、関連部門、関係会社などの連携体制を整えており、今後もさらなる強化を図ってまいります。

サービスの概要

1. IFRS適用支援コンサルティング

   現在導入している会計基準とIFRSとの差異の洗い出し（分析）や、経営への影響、会計システム関連する業務プロセスとICTシステムの影響度分析、IFRS適用基本計画（ロードマップ）の作成、IFRS適用プロジェクトチーム立ち上げなどを、お客様の検討段階に応じて支援します。

   ［主な特長］

   1. お客様の適用方針や基準にもとづく社内および監査人との協議、問題解決を行う環境構築・運用、社内教育などに関するコンサルティングを行います。
   2. 適用にあたっての大きな課題であるICTシステム構築や改善について、経営力強化の視点より最適なソリューション（会計システムテンプレート、プラットフォームなど）を含めた方針の検討を支援します。
   3. 公認会計士、会計システムエンジニア、業務コンサルタントのプロフェッショナルな3者の役割をもった体制により支援します。

   （IFRS導入検討段階）

   • 経理部門、関連業務部門、情報システム部門へのインタビューなどの簡易な手法により、会計差異分析・業務およびICTシステムへのインパクト分析を実施。
   • 簡易分析結果やIFRSの基準改定などに基づいて、IFRS適用までの全社基本計画を策定。
   • 全社基本計画に基づいて、全社的なIFRS適用プロジェクトの立ち上げを支援。

   （IFRS詳細検討段階）

   • 個別の会計基準の差異ごとに、経理部門、関連業務部門、情報システム部門に対する詳細調査を実施。
   • 業績評価方法の見直しなどの個別課題ごとに、会計・業務・ICTの最新動向に基づく最適な対応計画の策定を支援。
   • 関係者間のコミュニケーションをスムーズに行うために、詳細調査や計画策定を通じた検討経緯の文書化を支援するとともに、経理規程の策定および外部監査人との調整を支援。

   （IFRS適用段階）

   • 会計、業務、ICTの最新動向により、計画実施時に発生する関係部門間調整などの課題解決を支援。
   • スムーズなICTシステムの移行、システムユーザーへの教育を支援。
   • 新業務プロセスやシステムの運用についての、問題点や課題の解決に向けて改善を支援。
2. IFRS適用に向けた教育を実施

   IFRSは、日本や米国会計基準と異なり原則主義であるため、全社的に内容の正しい理解がより求められます。基準の読み取り方、システムへの影響度の考え方など、当社の独自テキストと講師による教育をオンサイトで実施します。

   本教育は、経営幹部の方をはじめ、経理部門、営業部門、情報システム部門など、幅広い方々を対象としており、会計的観点とビジネス全体の観点からIFRSの理解を深められます。

今後のサービス展開について

IFRS適用方針決定後のICTシステム導入にあたっては、お客様の既存業務システムの状況にあわせて、会計ソリューションや基幹システム再構築のための企画～構築、運用保守にいたるまでのトータルソリューションも順次提供してまいります。

販売価格、および提供時期

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

• 「IFRSソリューション」商品紹介サイト

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話： 0120-933-200
受付時間： 9時～17時30分（土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く）

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