PRESS RELEASE (サービス)
2009年12月4日
富士通株式会社
SAPで構築したシステムを効率的に運用するためのソフトウェアモジュールを開発
当社は、このたび、SAPシステム向けに開発したソリューションが、SAP社のAdaptive Computing Compliance Testに日本メーカーで初めて合格しました。
これは、当社のPCサーバ「PRIMERGY」、SANストレージ「ETERNUS」、およびサーバの可視化・自動化ソフトウェア「ServerView Resource Coordinator VE」と、今回新たに開発したソフトウェアモジュールを組み合わせたソリューションが、現在、お客様に導入されているSAPシステムにおけるICT資産を効率的に運用できると認められたものです。
なお、本ソリューションの販売については、2010年4月上旬を予定しております。
近年、企業経営を効率的に行うため、各企業においては、ERPなどに代表されるパッケージソフトの導入が進んでいます。しかしながら、パッケージソフトは業務を効率的に支援する反面、パッケージソフトで利用するアプリケーションが多く、それらを運用するためのサーバなどのICT資産が増加する傾向にあります。当社では、このようなICT資産を効率的に運用するために、SAPシステム向けにサーバやストレージなどを組み合わせたソリューションを開発しました。
SAP社のSAPシステムを運用支援するソフトウェアSAP Adaptive Computing Controllerと、当社の「ServerView Resource Coordinator VE」を連携するソフトウェアモジュールを開発することで、SAPシステム内に混在するサーバを一元管理し、SAPシステム上で活用するアプリケーションをCPUの稼働率の低いサーバに割り振り、利用することができます。
これにより、SAPシステムにおけるWindows®サーバとアプリケーションの効率的な活用が行え、システムの一部分にかかっていた負荷を標準化することができます。
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SAP社が、ベンダーごとのテクノロジーについて、1.SAP Adaptive Computing Controllerと組み合わせたインスタンスの操作(起動・停止・リロケート)ができること、2.OSの一元管理の仕組みを有していること、3.パフォーマンスに問題がないことをテストし、SAP社のAdaptive Computingコンセプトに適合している事を確認するものです。現在、全世界で9社がテストに合格しており、国内で初めて当社が合格しました。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
富士通株式会社
ERP事業本部 SAPビジネスセンター
電話: 03-6424-6522(直通)
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