次世代サービスの新拠点「館林システムセンター新棟」をオープン

アウトソーシングビジネスのさらなる拡大を目指して

当社はこのほど、アウトソーシングサービスや次世代クラウドサービスのビジネス基盤の中核として、「館林システムセンター新棟」を新たに開設いたしました。

本センターでは、ITシステムの高信頼・高品質運用のため、建屋・動力・空調・セキュリティ・など、あらゆる最先端技術と、当社が長年蓄積してきた運用マネジメントノウハウを結集しています。また、当社のグリーンITプロジェクト「Green Policy Innovation」に基づき、最新の環境対策技術を適用しています。

これにより、お客様は、複雑化するITシステムのアウトソーシングサービスを安心して利用することができ、また、お客様の環境負荷低減に貢献します。

［関連リンク］「アウトソーシングサービス」紹介サイト

「クラウドコンピューティング」紹介サイト

近年、ITシステムは企業の経営インフラとしてますます重要性を増しており、ITの信頼性や品質の向上、年々増加するコストの抑制は、企業のお客様にとって経営課題の一つとなっています。

当社では、このようなニーズにお応えすべく、1995年に館林システムセンターを開設、アウトソーシングビジネスを展開してまいりました。以来、データセンターサービスはもちろん、SaaS/ASPサービス、各種業務を代行するBPOサービスなど、お客様の多様なニーズに対応するアウトソーシングサービスをご提供しています。その結果、IDC Japan株式会社（東京都千代田区、代表取締役：竹内正人）が8月に発表した調査レポート「2009年国内ITサービス市場ベンダー競合分析：2009年3月期」^(注1)においては、5年連続でアウトソーシング市場売上の第1位を維持しております。

当社では、アウトソーシングビジネスをさらに拡大するために、新たな拠点として「館林システムセンター新棟」を開設いたしました。本センターは、最先端の耐災害性、セキュリティ性、環境性を備えた国内最高水準のデータセンターであり、14年余にわたり無停止稼働を続けている「館林センター」の高信頼運用体制とともに、お客様のITシステムを強力に支えてまいります。

館林システムセンター新棟の特長

最新鋭の高集積・高セキュリティ設備群を実装
総面積126,000平方メートルの敷地内に、延床約23,000平方メートル / 地上5階地下1階 / 免震構造のデータセンターを設立。床荷重1.2t / 天井高3,000mm / 床下820mmのマシンルームでは、最大ラック電力供給量20kvaを実現しています。また、静脈認証とRFIDによる人位置管理やラック電気錠といった最新のフィジカルセキュリティ装置を実装するなど、お客様マシンエリアに到着するまでに最大7箇所のチェックポイントを設け、万全なセキュリティ対策を施しています。
電力使用量40％削減など、環境に優しい環境配慮型データセンター
太陽光発電と高効率設備群（UPS、冷凍機、変圧器）の装備、サーバ室内の熱流体シミュレーションにもとづく最適なレイアウト設計、富士電機システムズ株式会社（本社：東京都品川区代表取締役社長白倉三）と共同で開発したデータセンター省エネ運転マネジメントシステム（サーバラックごとの電力、温度、風量の見える化と最適な空調制御）や局所空調システム（特許出願済）を適用した環境配慮型データセンターです。これらのさまざまな取り組みにより、電源や空調などITファシリティにおける電力使用量を、既存センター比約40%削減いたしました。
経験に基づく独自の運用テクノロジーによる高品質なソリューションを提供
長年の運用実績をベースに、独自の運用自動化ツールやデリバリー標準手法を適用し、運用の核となるサービスマネージャーとオペレーターへの技術やモラル教育の定期的な実施を行うことで、お客様のITシステムを確実に運用します。また、センター内には、センター内稼動システムの98%（弊社機）の保守パーツを保管し、万が一の障害発生時の機動的な対応を可能としています。堅牢なファシリティ設備だけでなく、運用技術を加えたデータセンターサービスとして圧倒的な強みを発揮し、お客様の多様なニーズにお応えします。
高信頼なサービスを支える次世代データセンター
本センターは、効率的にITリソースをご利用いただくための次世代クラウドサービスの基盤センターとしての機能も有しており、第一弾として約1,000台のサーバで構成されるサーバファームを展開、順次拡張してまいります。新たな市場の創出に向けて、当社は、仮想・自律化、スケーラビリティ、ユーザビリティ（使い易さ）を実現する技術革新を進めることで「Trusted-Service Platform」をより進化させてまいります。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 調査レポート「2009年国内ITサービス市場ベンダー競合分析：2009年3月期」：: 出典：IDC Japan、2009年8月「2009年国内ITサービス市場ベンダー競合分析：2009年3月期実績に基づく」（J9300104）

本件に関するお問い合わせ

富士通株式会社
サービスビジネス本部アウトソーシングサービス推進部
電話： 03-6424-6246（直通）

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

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