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PRESS RELEASE

2009年10月5日
富士通株式会社
富士通フロンテック株式会社

世界初! 121℃のユニフォーム滅菌処理に耐えるUHF帯RFIDソフトリネンタグを提供

滅菌処理が必要な製造現場でのユニフォーム管理効率化を実現

富士通株式会社(以下、富士通)と、富士通フロンテック株式会社(以下、富士通フロンテック)は、121℃の高温によるユニフォーム滅菌(注1)処理を必要とする医療品や半導体などの製造現場向けに、高温滅菌処理に耐えるUHF帯RFIDソフトリネンタグを世界で初めて(注2)提供開始します。

本製品は、オートクレーブ滅菌(注3)という、最も効果的な滅菌処理方法の一つである高温高圧による滅菌処理の試験を繰り返し実施し、121℃と2気圧の環境下において、充分な耐久性を実証しました。

これにより、ユニフォームの滅菌処理が必須の医療品や半導体などの製造現場においても、ユニフォーム管理の大幅な効率化を実現します。


ソフトリネンタグ
拡大イメージ

医療品や半導体などの製造現場では、外部からのあらゆる微生物の混入を防ぐために、着用するユニフォームをあらかじめ滅菌します。通常の微生物は100℃の温度で短時間のうちに滅菌できますが、医療品や半導体などの製造現場で利用するユニフォームは、耐熱性の高い微生物も滅菌する必要があります。そのため、このような現場では、121℃と2気圧での滅菌を可能とするオートクレーブ滅菌が最も効果的な処理方法となります。

UHF帯RFIDソフトリネンタグは、ユニフォームを効率的に管理する目的で、各種製造現場などに広く採用されています。しかし、121℃の高温滅菌処理に耐えるUHF帯RFIDソフトリネンタグは提供されていないため、高温による滅菌を必要とする現場での管理業務は手作業で行っており、この効率化が共通の課題となっていました。

今回、富士通と富士通フロンテックは、UHF帯RFIDソフトリネンタグで121℃と2気圧の高温高圧によるオートクレーブ滅菌処理(15~20分間)の耐久試験(100回)を実施し、過酷な温度環境下で充分耐えることを確認しました。

そして、本製品をユニフォーム管理に利用することで、オートクレーブ滅菌処理後も、ユニフォーム100枚分ものID情報を一括で読み取りすることが可能となり、製造現場での貸出管理などの運用業務の大幅な効率化が実現できます。

なお、本製品は、オートクレーブ滅菌処理の耐久試験を実施するにあたり、クリーンルーム用のユニフォームを含む各種関連商品を製造販売している防塵衣専門メーカーの株式会社ガードナー(本社:埼玉県加須市、代表取締役社長:矢澤將之、以下、ガードナー)様にご協力をいただき、耐久性の検証ができました。

今後、富士通と富士通フロンテックは、ガードナー様とともに、滅菌処理を必要とするユニフォームの管理業務のさらなる効率化に貢献していきます。

本製品の主な仕様

適応規格  :  ISO/IEC18000-6 TypeC
寸法、および質量  :  幅55mm x 奥行き10mm x 高さ1.6mm、1グラム
通信距離  :  約1.5m(4W-EIRP円偏波アンテナ使用時)
耐環境性  :  耐熱、耐圧、耐薬品、耐水

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 滅菌:
増殖性を持つあらゆる微生物を完全に死滅又は除去する操作。
  注2 世界で初めて:
2009年10月5日現在。富士通、および富士通フロンテック調べ。
  注3 オートクレーブ滅菌:
通常、高温高圧の飽和水蒸気による滅菌処理、あるいはその装置。

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本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)

富士通フロンテック株式会社
販売推進部
電話: 042-377-0445(直通)
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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