富士通

 

  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. マルチベンダー、マルチプラットフォーム環境におけるサーバ管理ソフトウェアを強化
  • English

PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2009年10月27日
富士通株式会社

マルチベンダー、マルチプラットフォーム環境におけるサーバ管理ソフトウェアを強化

米国BMCソフトウェア社の製品と当社のサーバ管理ソフトウェアの組み合わせで、企業内クラウド運用を自動化

当社は、お客様先にある基幹システムなどを企業内クラウドとして運用するため、サーバ管理機能を強化したソフトウェアを、本日より提供します。

今回強化したソフトウェアは、マルチベンダー、マルチプラットフォーム環境において、サーバの構成や設定管理を自動化できるため、お客様は既存のITシステムを活かし、企業内クラウドに向けたサーバ運用を、スムーズに行うことができます。当社が提供しているサーバの仮想・物理環境を見える化する管理ソフトウェア「ServerView Resource Coordinator VE」に、サーバの運用自動化ソフトウェア「BMC BladeLogic Operations Manager」を組み合わせることで、OS・ミドルウェアの導入から各種接続機器の設定など、サーバ環境の構成や設定管理を自動化します。

なお、「BMC BladeLogic Operations Manager」は、当社が米国BMCソフトウェア社(本社:米国テキサス州、ヒューストン、社長兼CEO:ロバート E. ビーチャム、以下、BMC)との協業により、本日より販売開始するものです。

基幹システムを自ら運用するお客様は、サーバの集約、有効活用する手段として、仮想化、クラウド技術に注目しています。基幹システムを自ら運用するお客様には、サーバの台数や種類の増大によるサーバの管理や、管理対象ごとに異なる作業を手作業で行うための効率の悪さに加え、操作ミスによるシステムが止まるリスクが増えるなどの課題があります。

当社は今回、サーバ運用の自動化において世界で実績のある「BMC BladeLogic Operations Manager」と、「ServerView Resource Coordinator VE」を組み合わせることにより、サーバ管理ソフトウェアを強化しました。両製品のそれぞれの強みを活かすことで、マルチベンダー、マルチプラットフォーム環境においても、サーバの構成や設定管理を容易に行うことができるため、企業内クラウドに向けたサーバ統合、ITインフラ利用の効率化を加速します。

サーバ運用自動化ソフトウェア「BMC BladeLogic Operations Manager」の新規提供

BMCとの協業により、当社よりBMCのサーバ運用自動化ソフトウェア「BMC BladeLogic Operations Manager」の販売を開始します。

<主な特長>

  • OS、ミドルウェア、アプリケーションの設定などを、マルチベンダー、マルチプラットフォーム環境にわたり、自動化することが可能。

サーバの仮想・物理環境を見える化する管理ソフトウェア「ServerView Resource Coordinator VE」

仮想・物理環境、マルチプラットフォーム環境のサーバを見える化し、サーバの監視や操作性を統一します。

<主な特長>

  • 仮想、物理やプラットフォームの違いを意識せずに迅速かつ正確に状況を把握、サーバの起動、停止、リブートを統一した操作で実現。

「BMC BladeLogic Operations Manager」と「ServerView Resource Coordinator VE」との組み合わせにより、マルチベンダー、マルチプラットフォーム環境のサーバインフラ管理を自動化

<両製品の組み合わせによる特長>

  1. インフラ導入期間の短縮

    「BMC BladeLogic Operations Manager」はサーバのOS、ミドルウェア、アプリケーションのインストール自動化に加え、OSインストールの定義情報やミドルウェア・アプリケーションの設定情報をパッケージ化し、自動化します。「BMC BladeLogic Operations Manager」が作成したサーバの複製イメージを、「ServerView Resource Coordinator VE」を活用して各業務サーバに高速で配付することができます。これにより、ITインフラの要求から対応までのインフラ導入期間を大幅に短縮することができます。

  2. オペレーションコスト低減

    「BMC BladeLogic Operations Manager」は、サーバの構成情報を収集し修正プログラムの適用状況などを検出します。修正プログラムが適用されていないサーバに対して、適用ルールに従い自動的に修正プログラムを配付することもできるため、迅速かつ確実に適用することが可能になり、オペレーションコストを低減します。

  3. システムの安定性向上

    「BMC BladeLogic Operations Manager」で修正プログラムを配付した際にプログラムの修正に失敗した場合や、サーバが故障した場合には、「ServerView Resource Coordinator VE」により自動でサーバを復旧することができます。これにより、サーバ復旧作業にともなう業務停止時間を短縮することができます。

当社が長年培ってきた高度なノウハウに基づく運用管理製品「Systemwalker」と組み合わせることで、システム全体の統合運用管理を可能にします。ITIL®(注1)の適用も容易となり、クラウドコンピューティング時代に向けて、基幹システムのITサービス品質向上と、運用コスト最適化を実現します。

なお、BMCとの協業として「BMC BladeLogic Operations Manager」を販売するとともに、当社「クラウドインフラセンター」を利用した共同での動作検証、および共同での提案活動を行います。

当社は、BMCとの協業により、来たるべきクラウドコンピューティング時代に向けて、基幹システムの自動化を実現する最適なソリューションを今後も進化させ、お客様の基幹システムを支えてまいります。

米国BMCソフトウェア社 ワールドワイド エマージング市場 セールス&サービス担当 バイスプレジデント ラリー・ボーン氏のコメント

エンタープライズシステムにおける、プライベートクラウドの適用は、今後続いていく流れと考えています。この中でますます重要となるのは、データセンター全体において一貫したサービスマネジメントレイヤーを維持することです。自動化はクラウド環境における、特に重要なコンポーネントです。私たちは、富士通が「BMC BladeLogic Operations Manager」を提供することで、富士通のお客様にクラウドへの取り組みを可能にし、その運用を支援できることを非常に喜ばしく思っています。

販売価格、および提供時期

  製品名 販売価格(税別) 提供時期
1 ServerView Resource Coordinator VE 21万円より 提供済
2 BMC BladeLogic Operations Manager オープン価格 2009年10月27日

管理対象サーバの動作環境

製品 サポートOS
BMC BladeLogic Operations Manager Windows Server 2008/2003
Red Hat Enterprise Linux 5/4
SUSE Linux Enterprise Server 10
Solaris 10
VMware Infrastructure 3
HP-UX
AIX 他

商標について

記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 ITIL®
Information Technology Infrastructure Library. ITサービスマネジメントのグッドプラクティス(実践され良いと認められた手法)として、英国政府機関OGC(Office of Government Commerce:商務局)がとりまとめたもの。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。