PRESS RELEASE (環境)
2009年10月22日
富士通株式会社
自らの事業活動での実践と、ITを活用した生物多様性保全への貢献
当社は、「富士通グループ生物多様性行動指針」を策定し、生物多様性保全へのITの活用、生物多様性の社会への普及、これらのグローバル規模での展開を重点施策に掲げ、生物多様性への取り組みを推進します。自らの事業活動における生物多様性の保全と持続可能な利用を実践していくとともに、お客様や社会全体の生物多様性の保全と持続可能な利用に貢献していきます。
また、この行動指針に基づき「富士通グループ生物多様性ガイドライン」を作成しました。社員一人ひとりが自らの業務と生物多様性との関係を認識し、具体的な行動を実践できるよう取り組みの方向性を示しています。
当社は、今後、この行動指針とガイドラインに基づき活動を推進していきます。
近年、種の絶滅速度が加速し、1年間に4万種類以上の種が絶滅(注1)しているといわれています。当社は、生物多様性への取り組みは地球温暖化防止への取り組みとならび、企業をはじめあらゆる主体が取り組むべき重要な課題の一つと考え、2020年に向けた中期環境ビジョン「Green Policy 2020」の目標の一つに、生物多様性の保全を掲げています。
日本政府は、2010年10月に開催される生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に向け、生物多様性の状態の地球規模での把握と分析、生物多様性保全活動の拡大を国際目標として提案しています。当社は、このような国際的な目標の達成に民間セクターの一員としてより具体的に貢献していくために、行動指針とガイドラインを策定し、IT分野と生物多様性の関係の把握と分析、またIT企業としての貢献を推進していきます。
今後、この行動指針とガイドラインに基づき、事業活動全体の生物多様性への影響評価や、ITを活用した地域社会における生態系ネットワークの構築など、自らの事業活動における実践のみならず、お客様や社会全体の生物多様性の保全に貢献していきます。
富士通グループは、「事業活動が生物多様性からの恵みを受け、また影響を与えている」との認識のもと、持続可能で豊かな社会を目指し、グローバルIT企業としてその持てるテクノロジーと創造力を活かして、社会と連携をとりながら人と自然のあるべき姿を追求し行動します。
取り組みの考え方
事業活動のすべてのステージにおいて生物多様性へ与える影響を分析・評価し、製品・サービスのライフサイクル全体における生物多様性への影響を低減することにより、生物多様性の保全と持続可能な利用に努めます。
富士通グループのもつテクノロジー、自らの事業活動での実践による生物多様性への取り組みノウハウ、また社会貢献活動を通して、お客様や社会全体の生物多様性の保全と持続可能な利用に貢献します。
重点施策
リモートセンシング、データベース、分析・評価手法など、生物多様性の保全と持続可能な利用にITを活用していきます。
生物多様性の保全およびその持続可能な利用を社会に浸透させるためには、それらを実践する人づくりが大切であるとの認識のもと、社会における普及・啓発と、それを支える情報基盤の構築に貢献します。
富士通グループのグローバルに統合された環境マネジメントシステムを活用し、社員一人ひとりの生物多様性に対する意識向上に努め、グローバルに生物多様性へ取り組みます。
行動指針に基づき、社員一人ひとりが企業として取り組むべき生物多様性を理解し、自分自身の業務や社会の中で留意すべき点などを記述したガイドラインです。このガイドラインに基づき、生物多様性に配慮した業務および社会貢献活動に取り組んでいきます。また、生物多様性への配慮が必要とされる業務については、より一層の浸透を図るために、業務細則規定などへの生物多様性の観点の組み込みを推進していきます。
[記載項目]
目的/適用範囲・位置づけ/富士通グループの生物多様性への取り組み動向/事業活動における生物多様性指針/重点施策/影響分析・評価/運用
[ITの活用の分野]
[生物多様性の社会への普及の分野]
[グローバル規模での展開の分野]
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
環境本部
電話: 044-754-3413(直通)
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