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PRESS RELEASE (ネットワーク機器)

2009年9月18日
富士通株式会社

高速光波長多重伝送装置をマレーシア パケット・ワン・ネットワークス様に納入

当社は、このほど、マレーシアの広域光ネットワーク網を構築している通信事業者であるPacket One Networks様(本社:マレーシア クアラルンプール、CEO:Michael Lai、以下、P1)に、高速光波長多重伝送装置「FLASHWAVE 7500」を納入しました。

なお、同製品の納入はマレーシアにおいては初めてとなります。

P1様では、同製品を活用し、2009年8月にマレーシアの首都クアラルンプールとセランゴール州との間を結ぶ全長約100kmの光ネットワークの主幹線運用を開始しています。

P1様は、マレーシアの通信事業者で、2008年8月にはWiMAX商用サービスを開始するなど、マレーシアの高速ブロードバンド網を整備しています。マレーシアの首都クアラルンプールとその周辺の都市にサービスが提供され、現在は北マレーシアにまで拡大しています。P1様はマレーシアでは広範囲のWiMAXネットワークオペレーターです。

今回、「FLASHWAVE 7500」がP1様の無線ブロードバンド網を支えるインフラ装置としてマレーシアの首都クアラルンプールやセランゴール州で採用された背景は、同製品の「高効率な高速光通信を実現するROADM(注1)技術」「消費電力の軽減が図れる技術」が評価されたものです。加えて、マレーシア通信市場における光伝送装置などの当社機器の採用実績、富士通100%出資現地法人Fujitsu Telecommunications Asia Sdn Bhd(注2)のサポート力により、今回の納入が実現しました。

当社の高速光波長多重伝送装置「FLASHWAVE 7500」は、ブロードバンドが普及している北米や国内において、大手通信事業者やケーブルテレビ会社に、固定・無線通信回線の基幹ネットワークにおける中核装置として数多く採用されています。アジアにおいては、2008年8月のベトナムに続く採用であり、当社は、今後もAPAC、EMEA地域での次世代ネットワーク構築に向けて「FLASHWAVE 7500」を提供してまいります。

また、今後さらに、ブロードバンドやネットワークの普及にともなう次世代ネットワーク構築のニーズに対応し、当社はこれまでの実績やノウハウを活かし、各国や各地域に最適な次世代ネットワークの構築に貢献していきます。

「FLASHWAVE 7500」の特長

光信号を効率的に活用するWSS技術(注3)により、光信号の経路設定や変更が遠隔から操作できます。また、光信号のままでさまざまな経路に分岐する技術であるROADMを搭載したことにより、光信号から従来の電気信号への変換を行なう必要があった装置に比べ、消費電力などの運用費用を大幅に削減することができます。

また、本製品は、SONET/SDH(注4)系、イーサネット系、データ系と多様なインターフェースに対応しています。


【 高速光波長多重伝送装置「FLASHWAVE 7500」 】

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 ROADM(Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer):
信号の分岐などを行なうときに従来は光信号から電気信号への変換を行なっていたが、ROADMでは光信号のままで信号処理を行なうことにより高速な光伝送を実現する技術。
  注2 Fujitsu Telecommunication Asia SDN BHD:
富士通100%出資のマレーシア現地法人企業。主な事業内容は、光伝送機器の販売、エンジニアリングサービス。
  注3 WSS(Wavelength Selective Switch):
多重化された光信号を光波長毎に最大8方向に分配することが可能でき光信号を効率的に活用することができる技術。
  注4 SONET/SDH:
Bellcore社(現Telcordia Technologies社)によって提案され、国際電気通信連合・電気通信標準化セクタ(ITU-TS)で標準化された、光ファイバーを用いた高速デジタル通信方式の国際規格。SDHという名称は主にヨーロッパで用いられ、北アメリカではSONETの名称で知られるが、SONET/SDHと表記するのが一般的になっている。

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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