PRESS RELEASE
2009年9月15日
日建リース工業株式会社
富士通株式会社
富士通フロンテック株式会社
フォークリフト積載の状態で、一括読み取りによる入出荷検品の現場作業を効率化
富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野副州旦、以下、富士通)と富士通フロンテック株式会社(本社:東京都稲城市、代表取締役社長:海老原光博、以下、富士通フロンテック)は、物流機器総合レンタルを事業展開する日建リース工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:篠隆、以下、日建リース工業)の協力を受け、物流などで荷物の運搬を行うカゴ車向けにUHF帯RFIDタグを開発しました。
これにより、従来バーコードで、数量、種別などを1台ごとに管理していたカゴ車(注1)の入出荷検品を、カゴ車が重なっていてもタグによる一括読み取りで実現でき、管理作業の大幅な効率化が見込めます。
なお、日建リース工業では、本タグをレンタルカゴ車に採用し、カゴ車のレンタル先であるお客様に効率的な物流業務運用を提供します。
従来、物流業界をはじめ、レンタル業界の多くのお客様においては、カゴ車の紛失や盗難対策を目的として、入出荷、貸与の管理・運用が目視による台帳記入やバーコードによる読み取りなど、いずれも一台ごとに行う作業となっており、この効率化が共通の経営課題となっていました。
【カゴ車とタグイメージ】 |
そこで、富士通と富士通フロンテックは、金属パイプ構造のカゴ車専用にUHF帯RFIDタグを開発し、カゴ車の資産管理、入出荷管理、およびレンタル時における管理・運用作業を効率化するとともに、効果的な個品管理を可能としました。
本タグは、金属パイプ構造のカゴ車が大量に重なる中で、UHF帯RFIDタグ形状が最良となる設置位置にワンタッチで装着できるように開発しています。金属面からUHF帯RFIDカゴ車専用タグを20mm離して装着し、重なる金属パイプ構造の中で最良の設置スペースを確保することで、上下、左右の方向からも読み取りができ、回収時の折畳まれた状態で、一度に10台程度の一括読み取りを実現します。
カゴ車が重なっても一括読み取りを実現。10台をフォークリフトで搬送しながら、搬送路の左右に読み取り用アンテナを設置し、それを通過するだけで読み取れます。
UHF帯RFIDカゴ車専用タグをワンタッチでカゴ車に装着できます。また、野外放置、衝撃にも強い構造となっています。
従来、カゴ車バーコードにより1台ごとに読み取っていた場合、10台で約10秒を必要としていました。本タグによる一括読み取りでは、同じく10台を約3秒で完了します。
なお、本タグを9月16日から9月18日まで東京ビッグサイトで開催される「第11回自動認識総合展」の富士通ブースに出展します。
適応規格 | : | ISO/IEC18000-6 TypeC |
寸法、および質量 | : | 幅109ミリメートル(以下、mm)×奥行き55mm×高さ18mm、約25グラム |
通信距離 | : | 約2.5m(4W-EIRP円偏波アンテナ使用時) |
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
日建リース工業株式会社
物流機器事業本部
電話: 03-3292-8222
富士通コンタクトライン
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富士通フロンテック株式会社
RFID事業部
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