PRESS RELEASE
2009年9月10日
富士通株式会社
富士通フロンテック株式会社
重要書類管理作業を効率化する「書類管理用ラベルタグ」を販売開始
2mm幅で重ねた書類をハンディターミナルで一括読み取り
富士通株式会社（以下、富士通）と、富士通フロンテック株式会社（以下、富士通フロンテック）は、債権書類管理・各種契約書管理・メール便管理などの重要な書類管理業務を効率化するUHF帯RFIDタグ「書類管理用ラベルタグ」を、9月30日より販売開始いたします。
本製品は、従来のRFIDタグでは近距離に重ね合わせた状態で通信ができないという課題をクリアし、タグ間距離2mmで重ねた状態でも一括で読み取ることを可能にしています。
これにより、お客様は、タグを貼り付けた書類を「重ねたまま」「箱に入れたまま」でも、ハンディターミナル(注1)で効率的に読み取ることができます。また、従来、書類1枚に3秒かかっていた読み取りが、100枚で4秒の読み取りに短縮されるため、膨大な書類の管理を行う現場の作業負担を軽減することが可能です。
さらには、書類が棚やダンボールに保管されている状態で読み取りが可能なため、個人情報の漏えいなどを防ぎ、安全な書類運用を実現できます。
近年、長期間保管が必要な金融機関や公共機関のような書類管理の現場では、書類の管理が契約単位や、保管期間単位であるため管理基準がきめ細かく、また、書類の量は日々増加しています。このような書類の多くは、まとめて倉庫・金庫などで管理されることが多く、紛失・誤廃棄、さらには膨大な量の書類管理負担が大きな課題となっていました。
 書類管理用ラベルタグ |
今回、両社はこうした課題に対し、書類が重なった状態や棚やダンボールに保管されている状態のままでも管理作業が行える「書類管理用ラベルタグ」を提供します。
なお、本製品を9月16日から9月18日まで東京ビッグサイトで開催される「第11回自動認識総合展」の富士通ブースに出展します。
本製品の主な特長
- RFIDタグ間距離2mmの状態で重なっていても、100枚を約4秒で一括読み取り可能です。
- RFIDタグの読み取り機器は、従来、据置き型リーダライタ＋固定式アンテナ＋制御パソコンと、これらを収納するキャビンを特別に構成することが必要でしたが、本製品はハンディターミナル製品のみで一括読み取りが可能です。
- 書類管理用タグ単体で、約2.5mの読み取りエリアをカバーします。
- 書類をダンボールや搬送カバンに入れたまま、一括読み取りができ、メール便などにおいて、セキュリティを確保したまま運用することが可能です。
RFIDの新技術
今回の書類管理用タグは富士通研究所(注2)と連携し、重なりに強いアンテナパターン、ICチップの選定などを行ってきました（特許出願済）。その結果、RFIDタグ間距離が2mmの状態で100枚一括読み取りを実現しています。
書類管理用ラベルタグ利用シーン
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販売価格、および出荷時期
| 販売価格 | 出荷時期 |
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| 個別見積もり | 2009年9月30日 |
・書類管理用ラベルタグ導入におけるシステム構築などについては、別途費用が発生します。
販売目標
今後3年間で、500万枚の出荷を予定。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン
電話： 0120-933-200
受付時間： 9時～17時30分（土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く）
富士通フロンテック株式会社
販売推進部
電話： 042-377-0445（直通）
受付時間： 9時～17時30分（土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く）
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