PRESS RELEASE
2009年9月1日
大阪産業大学
富士通株式会社
大阪産業大学(本校:大阪府大東市、学長:籠谷 正則)は、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野副 州旦、以下、富士通)と共同で、2009年度推薦入学者を対象に、eラーニングによる入学前教育の個人成績票を、在学中の出席情報や成績・単位取得状況などの情報を一元管理している既存システム「学生プロファイル」と連携させ、教職員が学生一人ひとりの修学指導に有効活用できる環境を整備しました。
大阪産業大学は、学生の学士力を向上させるための対策として、入学初年度のケアが重要と考えています。本ソリューションにより、入学前の個人成績票を入学時から活用することができ、学生に対し状況に応じた具体的な個別指導が可能となります。
富士通は、大阪産業大学の優秀な学士輩出に向けて、今後もIT分野でサポートしていきます。
[関連リンク]富士通入学前教育紹介ページ
18歳人口の減少が続く中、近年の入試の多様化と大学進学率の上昇などにより、基礎学力不足の新入生が増加しており、学生個人の成長レベルを把握しながら、在学中のきめ細かな指導・支援が大学側に求められています。
大阪産業大学では、2004年度より入学後の対応として「学習支援センター」を開設、入学前の対応としては前後期推薦入試合格者とAO入試(注2)などによる早期合格確定者を対象に入学前教育を開始し、学生の基礎学力向上のための積極的な取り組みを行っています。
【「学生プロファイル」画面】 |
2007年度からは入学前教育を通信教育方式から富士通が提供しているeラーニングによる学習に切り替え、学生一人ひとりの学習状況をリアルタイムに把握し、入学前教育期間中の学習アドバイスやケアを行っています。また、途中経過を含めた学習履歴を収集・分析し、入学前教育終了時には、入学後の個別指導に役立てることを目的とした個人成績票の作成を行っています。
一方、2006年度からは、個々の学生に関する出席情報や成績、単位取得状況などの情報を一元管理し、学生の修学状況に応じた個別指導を行うための支援システムとして、学生カルテシステム「学生プロファイル」も導入し、活用しています。
大阪産業大学は、学生の学士力向上対策として特に入学初年度のケアが重要と考えています。今回、入学初年度ケアをさらに充実させるため、2009年6月にeラーニングを活用した入学前教育サービスと学生カルテシステム「学生プロファイル」とを連携させ、入学前教育の個人成績票を入学後の学生指導に有効活用する環境を整備しました。これにより、2009年7月から、教職員による学生の修学指導は、「学生プロファイル」を通じて各学生の入学前教育の成績や受講時間を学内のパソコンから手軽にWebで参照できるようになり、学生個々の学習タイプに応じた適切な指導が可能となります。
【入学前教育サービスシステム概要】 |
拡大イメージ |
eラーニングによる入学前教育サービスは、富士通がSaaS型で請け負っており、eラーニングアウトソーシングサービス「NavigStage(ナビステージ)(注3)」を利用し、24時間安心安全な学習環境を提供しています。本サービスは、一人ひとりの学習状況をリアルタイムに把握できるとともに、サービス終了時には科目ごとの学習日数、学習時間、進捗などが把握できます。また、期間中の学習データから学習タイプを判定し、個人成績票として富士通から大阪産業大学に提出しています。学習タイプは急激に変化するものではないため、入学後の個人指導や離学者対策に役立つと大阪産業大学から評価をうけています。
また、「学生プロファイル」は富士通の「Campusmate/StudentChart(注4)」をベースにシステム構築しており、今回のシステム連携も富士通が行っています。
大阪産業大学では、入学後の1年次の修学指導だけでなく、2年次以降もゼミ教員の修学指導やキャリアセンターの就職指導の参考資料としても活用できると考えています。後期から本格活用をすることで、優秀な学士輩出に向け努力をしていきます。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
大阪産業大学
教育支援センター
電話: 072-875-3001(代表)
富士通株式会社
文教ソリューション事業本部 文教支援統括部
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