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PRESS RELEASE

2009年8月5日
富士通株式会社
株式会社富士通ビジネスシステム

富士通とネットスイートが中堅中小企業向けSaaS型ERP分野で販売提携

富士通株式会社(以下、富士通)および株式会社富士通ビジネスシステム(以下、FJB)はこのほど、中堅中小企業向けSaaS(注1)型統合業務アプリケーションのリーディング企業であるネットスイート株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田村 元、以下、ネットスイート)と、同社のSaaS型のERP(注2)アプリケーション「NetSuite (ネットスイート)」およびCRM(注3)アプリケーション「NetSuite CRM+(ネットスイート シーアールエム プラス)」について販売契約を締結しました。

富士通とFJBは、本日より、SaaS型アプリケーション「NetSuite」と「NetSuite CRM+」、導入時のインテグレーション、コンサルティング、サポートサービスを中堅中小企業向けに提供します。

富士通、FJBおよびネットスイート(以下、3社)は、富士通グループのシステム開発・インテグレーション力と、3社が保有するSaaSおよびERPビジネスの実績やノウハウを結集し、見込み顧客の開拓から、顧客・商談管理、受発注、出荷・在庫管理、財務管理にいたるまで、企業活動全般にかかわる業務向けのサービスをワンストップで提供します。

また、3社は、本サービスの販売を行うパートナーの開拓、国内市場のマーケティング活動を共同で実施するとともに、変化し続ける国内企業のニーズにあわせてサービスの機能・性能の向上に取り組んでいきます。

現在の厳しい経営環境においては、企業の経営にとってコスト削減や経営のスピードアップへの対応は不可欠であり、中でもIT運用コストの削減は企業にとって急務となりつつあります。また中堅、中小規模の企業では、販売管理や在庫管理、財務会計などの業務においてそれぞれ異なるパッケージやITシステムを利用しており、業務システム間のデータのやり取りが複雑化しているケースが多く見られます。

これらの課題の解決策として、昨今、ハードウェアやソフトウェアなどの資産を保有せずに、アプリケーションをサービスとして利用することによって導入・運用のコストを抑え、かつ短期間で手軽に始められるSaaSに注目が集まっています。


富士通グループにおいては、FJBが2007年から「NetSuite」を、幅広い業種で販売しています。主なターゲット市場は年商100億円以下の中堅中小企業ですが、大手・準大手企業の事業部門においても、国内外の販売拠点や代理店の販売・出荷実績などをリアルタイムに把握したい、という強いニーズがあり、今回、富士通からの提供も可能にし、グループとしてラインナップを強化しました。富士通は、CRMやSFA(注4)、グループウェア、セキュリティなどの業種共通分野に加え、自治体や医療などの業種特化分野まで幅広い分野でSaaSを提供しています。今回の販売提携により、中堅中小の企業向けERPをラインナップに加えるとともに、FJBのSE部門と全国数百社のパートナーと連携して販売・導入・インテグレーション・サポート体制を整備し、SaaSビジネスをさらに強化していきます。

「NetSuite」について

「NetSuite」は、見込み顧客の開拓から、顧客・商談管理、受発注、出荷・在庫管理、財務会計まで、あらゆる機能を有するとともに、一つのデータベースでデータを一元的に管理するアプリケーション構造によって業務間のデータ連携がスムーズに行えるという強みをもち、企業のTCO削減、リアルタ イム経営をサポートする、SaaS型統合業務アプリケーションです。NetSuite社は、米国に おける約6,500社以上の導入実績をもとに、2008年12月に日本の会計基準、税制などに準拠す る「NetSuite-Release J(ネットスイート リリースジェイ)」の提供を開始しました。

3社は、「NetSuite」の特性を活かし、中堅中小企業のさまざまな業務要望にお応えすると ともに、国内におけるSaaS型ERP市場を共同で開拓していきます。

中堅中小企業向けERP分野のラインナップ拡充

すでに提供している中堅企業向け統合ERPパッケージソリューション「GLOVIA smart(グロービア スマート)」に加え、今回、新たにSaaS形態の「NetSuite」を提供することで、年商100億以下のお客様のニーズに対応します。

富士通とFJBが提供するサービス

富士通とFJBは、これまで培ってきたERP分野の業務知識や、パッケージビジネスで整備した業種ごとの各種テンプレート、ビジネスノウハウを活用して、以下のサービスを提供します。また、両社は、「NetSuite」の開発フレームワーク上で設定・開発したプログラムをテンプレート化できる機能「SuiteBundler(スイート バンドラー)」を活用した、IT業界向けテンプレートなどの各業種向けテンプレートを約10種整備し、短期間かつ効果的なサービス導入を実現します。

  • ERP SaaSアプリケーション「NetSuite」、CRM SaaSアプリケーション「NetSuite CRM+」の提供
  • 導入時の設定やデータの取り込み・保存などのインテグレーションサービス
  • 導入時のコンサルティングサービス
  • 追加機能の開発サービス
  • 導入後のサポートサービス

また、FJBが2007年より展開している、米国ネットスイート社のノウハウを活用した「Web」と 「コールセンターシステム」を組み合わせた「ハイブリッド営業モデル」をいっそう強化し、今後3社で お客様に最適なサービスを提供していきます。

「マーケティング・開発ラウンドテーブル」の共同開催

3社は、「マーケティングラウンドテーブル」を定期的に開催し、ターゲット市場の検討や提案テンプレートの作成、プロモーションなど、国内市場向けのマーケティング活動を共同で実施します。また、国内市場特有のニーズを集約して、米ネットスイートのサービス開発部門とともに、「開発ラウンドテーブル」を開催し、日本向けサービスの機能およびサービスレベルの向上に取り組んでいきます。また、3社は、パートナーの開拓に向けた「販売パートナー説明会(8月20日)」や、「お客様向けセミナー(9月16日)」を共同で開催するなど、プロモーション活動においても協調して取り組んでいきます。

販売目標

今後3年で500社の販売

NetSuite Inc. からのエンドースメント

私どもNetSuiteは、富士通様ならびに、富士通ビジネスシステム様が、弊社パートナーとして 「NetSuite」を提供することを喜ばしく、また誇りに思います。富士通様並びにFJB様の豊富な経験と 高い評価は、日本国内におけるSaaS市場の成長の大きな牽引力となるでしょう。そして、システム インテグレーションにおいて豊富な経験を持つ富士通様並びにFJB様が、NetSuiteの安定した 拡張性のあるプラットフォームを使って、お客様に対して新たな先進的ソリューションを提供していく ことを確信しております。

NetSuite Inc. CEO ザック・ネルソン

ネットスイート株式会社について

ネットスイート株式会社は、米国NetSuite, Inc.の日本法人として2006年4月に設立され、ERP、CRMなどを含むSaaS型統合業務アプリケーションのリーディングプロバイダーとして、テンプル大学、モレスキン、コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社、センシリオン株式会社、株式会社新総企などのお客様に財務・会計ERP、CRM、Eコマース機能にいたるまで、さまざまなソフトウェアサービスを提供しています。

ネットスイート セミナー概要

IT業界向けB2Bマーケティングセミナー 「リード獲得からリード育成の実践ノウハウ」

主催  :  株式会社ネクスウェイ (共催 富士通ビジネスシステム)
日時  :  9月16日(水曜日) 15時~17時
場所  :  東京国際フォーラム
参加申込  :  セミナーお申込み

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 SaaS:
Software-as-a-Serviceの略。
  注2 ERP:
Enterprise Resource Planningの略。
  注3 CRM:
Customer Relationship Managementの略。
  注4 SFA:
Sales Force Automationの略。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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