PRESS RELEASE
2009年7月13日
インテル株式会社
富士通株式会社
「インテル® vPro™ テクノロジー」と「HOPE/瞬快」で
PC1,000台の効率的な運用管理を実現
信州大学医学部附属病院様の業務端末の運用管理業務を軽減、病院内の医療ITサービスを向上
インテル株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：吉田 和正、以下、インテル）と富士通株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：野副 州旦、以下、富士通）は、信州大学医学部附属病院様（所在地：長野県松本市、病院長：小池 健一）の1,000台を越える病院内の業務端末に、国内で初めて(注1)、「インテル® vPro™ テクノロジー」を搭載したシステムと富士通のパソコン運用支援パッケージ「HOPE/瞬快」を導入し、インテルと富士通の先進技術を活用した、病院情報端末の総合運用管理を実現しました。この技術により情報システム担当者は、遠隔地から電源が入っていない業務端末の起動やソフトウェアのアップデートをネットワーク経由で一括して行えるため、運用管理にかかる業務を軽減し、その時間を短縮することができます。信州大学医学部附属病院様は今回のシステム導入により、運用管理にかかる大幅なコスト削減を見込んでいます。
また、信州大学医学部附属病院様は、富士通の電子カルテソリューション・パッケージ「HOPE/EGMAIN-GX」を導入し、本格稼働させています。電子カルテを利用する端末である、デスクトップPC「FMV ESPRIMO」840台とノートブックPC「FMV LIFEBOOK」220台全てに、「インテル® vPro™テクノロジー」が搭載され、上記システムにより一元管理されています。
今後、インテルと富士通は医療情報システム担当者のさらなる作業軽減を目指し、他の医療機関向けに拡販を行なっていきます。
近年病院において、電子カルテをはじめとした各部門のシステムが個別に運用され、いろいろなシステムが病院内に混在しており、業務端末の運用保守を担う情報システム担当者への作業負担が増大しています。そのため、情報システム担当者の業務端末の管理にかかる工数を軽減し、病院利用者により質の高い病院内のITサービス提供へ、業務をシフトすることが求められています。
信州大学医学部附属病院様は、病院内に設置された業務端末にインストールされているクライアント・ソフトのアップデートなどを診療時間外などに行なうため、電源が入っていない業務端末は現場に出向き端末の起動・動作確認を行うなど、管理作業が非常に煩雑になっていました。また、日々の病院のヘルプデスクへの電話の問い合わせでは、業務端末の状況が把握できないことも多く、システム担当者が現場にわざわざ出向いて対応するなど、サポートに時間がかかるという課題もありました。
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このような課題を解決するため、今回、「vPro™テクノロジー インテル® Core™2プロセッサー」搭載のデスクトップPC「FMV ESPRIMO」を840台、「vPro™ テクノロジー インテル® Centrino® 2」搭載のノートブックPC「FMV LIFEBOOK」を220台、およびパソコン運用支援パッケージ「HOPE/瞬快」を組み合わせた、運用管理作業の負荷を軽減できるシステムを導入しました。これにより、電源OFFの状態でも遠隔操作で業務端末を起動し、ソフトウェアのアップデートやパッチの適用、および障害発生時の遠隔環境による迅速対応などが可能となり、業務端末運用の効率化による大幅なコスト削減が見込まれています。また、システム障害からの復旧短縮が期待でき、その結果、医療サービスの戦略立案や診療データの分析や評価など、より質の高い医療ITサービスの提供に集中することができます。
信州大学医学部附属病院 医療情報部副部長の坂田 信裕 氏は、「全面的な電子カルテ化により台数が増えることが想定され、1,000台以上にもなる業務端末の運用管理負担軽減を図ることは導入前から大きな目的でした。管理負担の軽減により、質の高い医療ITサービス提供を積極的に進めるため、今回導入された「インテル® vPro™ テクノロジー」搭載システムとパソコン運用支援パッケージ「HOPE/瞬快」を組み合わせたソリューションには期待しています。新たな運用管理方法を見いだすことにより、業務端末運用管理の効率化を図れるものと考えています」と述べています。
今回、信州大学医学部附属病院様に導入された「インテル® vPro™ テクノロジー」とパソコン運用支援パッケージ「HOPE/瞬快」の組み合わせは、システム全体を最適化し、医療ITサービスの向上を支える新たなソリューションです。インテルと富士通は今後も信州大学医学部附属病院様のいっそうの医療ITサービ向けて貢献していきます。また、病院内のシステム運用管理者の負担をさらに軽減することを目指し、医療機関向けにこれらのソリューションの拡販を行なっていきます。
富士通は、7月15日から東京ビッグサイトで開催される国際モダンホスピタルショウ2009に、本ソリューションを始めとする医療向けソリューションを出展（小間番号F-102）します。
第5期病院システムの概要
- 「インテル® vPro™ テクノロジー」の概要
「インテル® vPro™ テクノロジー」は、クライアントPCに高い性能と優れた消費電力、より強化された管理機能とセキュリティ機能を提供するインテル先進のハードウェア技術です。デスクトップPC版の「vPro™ テクノロジー インテル® Core™2 プロセッサー」とノートブックPC版の「vPro™ テクノロジー インテル® Centrino® 2」の2種類が用意されています。
- 「HOPE/瞬快」の概要
「HOPE/瞬快」は、パソコンを維持・管理していく上で発生するさまざまな作業を効率化できるパソコン運用支援ソフトです。
- PCサーバ「PRIMERGY(プライマジー) BX620」×1台、「PRIMERGY RX100」×10台
- ストレージ「ETERNUS(エターナス)4000」×1台
- HOPE/EGMAIN-GXの概要
HOPE/EGMAIN-GXは、医療現場の声を反映し、進化し続ける電子カルテシステムソリューションです。「入力・参照するだけの電子カルテから、もっと医療に役立つ電子カルテへ」をコンセプトに、「安心・安全」な医療を強力にサポートします。
商標について
Intel、インテル、Centrino、Intel Core、Intel vPro は、米国およびその他の国におけるIntel Corporation の商標です。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
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