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PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2009年5月8日
富士通株式会社

パソコンの環境負荷を低減する
「Systemwalker Desktopシリーズ V14g」の2製品を新発売

~ 環境意識を高めるとともに、電源設定の一元管理によりパソコンの消費電力量を約40%削減 ~

当社は、パソコンの資産管理・情報漏えい対策ソフトウェア「Systemwalker Desktopシリーズ」に、環境負荷低減を支援する機能を追加した新商品「Systemwalker Desktop Patrol V14g」、「Systemwalker Desktop Keeper V14g」(注1)を本日より販売開始します。

「Systemwalker Desktop Patrol V14g」は、使用中のパソコンの「消費電力量・電気代・CO2排出量・電源オプションの設定状況」を画面に表示することで、利用者の環境意識を高めます。さらに、管理者がパソコンの電源オプション(注2)を一括設定することができるため、電源が入ったまま使われていないパソコンを、消費電力の少ない「スタンバイ」や「休止」状態へ自動的に切替わるよう設定が可能です。この機能により、電力の浪費を防止し、パソコンの消費電力量を約40%削減(注3)します。

また、「Systemwalker Desktop Keeper V14g」では、管理者が各パソコンの「印刷ページ数・印刷用紙代・CO2排出量」を把握できます。印刷量の多いパソコンに対し「警告」または「印刷制限」を行うことで無駄な印刷を抑止し、印刷コストを低減します。

当社は、「Systemwalker Desktopシリーズ V14g」でオフィスの環境負荷低減に貢献してまいります。



Systemwalker Desktopシリーズの変遷
拡大イメージ

近年、IT機器の消費電力量は増加を続けており、中でもパソコンが占める電力量は、2009年にはIT機器の総電力量の30%(注4)を上回ると予測されています。

このような中、パソコンの消費電力量を低減することは企業にとって、地球温暖化対策とコスト削減の両面から非常に重要な課題となっています。

当社はこうした現状を踏まえ、「資産管理」や「情報漏えい対策」といったオフィスのパソコンを取り巻くさまざま課題を解決するソフトウェアとして提供している「Systemwalker Desktopシリーズ」に、「オフィスパソコンの省電力化」や「印刷用紙の削減」を支援する新機能を追加し、「Systemwalker Desktopシリーズ V14g」を開発しました。


2007年12月より、当社はグリーンITによりお客様の環境負荷の低減を支援するプロジェクト「Green Policy Innovation」に取り組んでおり、今回の「Systemwalker Desktopシリーズ V14g」により、お客様のオフィス環境における「IT機器の環境負荷低減」を強力に推進してまいります。

なお、「Systemwalker Desktopシリーズ V14g」は、5月14日(木曜日)、15日(金曜日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「富士通フォーラム2009」でご覧いただけます。

新製品の特長

  1. 「Systemwalker Desktop Patrol V14g」の新機能

    利用者への警告画面例
    拡大イメージ
    1. 電力・電源設定の見える化による環境意識の向上

      パソコン利用者は使用中のパソコンの「消費電力量・電気代・CO2排出量・電源オプションの設定状況」を画面で確認することができます。

      また、電源設定が決められたポリシーに違反している場合、警告画面が表示され、ワンクリックで管理者の定めた設定に戻すことができます。

      これにより、利用者の環境意識向上を促すとともに、電源設定の安易な変更を防止し、省電力ポリシーにもとづいた電源設定を徹底することができます。

    2. 電源設定の一括管理による省電力状態への移行

      管理者がパソコンの「電源オプション」を一括管理し、全社または部門単位の利用形態に合わせて「スタンバイ」、「休止」状態への移行や、「モニタ電源」、「ハードディスク電源」の切断時間を設定できます。

      また、指定時間にメッセージを表示させ、それに反応の無いパソコンを自動的に「スタンバイ」または、「休止」状態へ移行させることができます。

      これらにより、パソコンの電力の浪費を防止し、消費電力削減に貢献します。

    3. セキュリティと省電力の両立

      ウイルススキャンの実行時間になると、「スタンバイ」や「休止」状態であっても、状態を解除してウイルススキャンを実行できます。これにより、ウイルス感染のリスクを低減しながら、パソコンの省電力運用が可能です。

    4. 管理者による電力の見える化

      管理者向けレポートにより、全社または部門単位で消費電力量削減による「電気代とCO2排出量の削減効果」を把握できます。


  2. 「Systemwalker Desktop Keeper V14g」の新機能
    1. 印刷の制限・警告

      パソコンごとに印刷ページ数の上限値を設定し、上限値を超えたパソコンに対し「警告の表示」や、「印刷を禁止」することができます。これにより、印刷量の多い利用者に対し印刷用紙の削減を徹底させます。

    2. 印刷コストの見える化

      管理者向けレポートにより、全社または部門単位で印刷ページ数削減による「印刷用紙代とCO2排出量の削減効果」を把握できます。

販売価格、および出荷時期

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
Systemwalker Desktop Patrol V14g
(システムウォーカー デスクトップ パトロール)
サーバライセンス:25万円より
クライアントライセンス:9,300円より
2009年8月末より
Systemwalker Desktop Keeper V14g
(システムウォーカー デスクトップ キーパー)
サーバライセンス:48万8,000円より
クライアントライセンス:1万3,300円より

動作環境

  1. Systemwalker Desktop Patrol V14g
      動作保証OS
    サーバ Windows Server 2008, Windows Server 2003, Windows 2000 Server
    クライアント Windows Vista, Windows XP, Windows 2000 Professional, Windows Server 2008, Windows Server 2003, Windows 2000 Server
  2. Systemwalker Desktop Keeper V14g
      動作保証OS
    サーバ Windows Server 2008, Windows Server 2003, Windows 2000 Server
    クライアント Windows Vista, Windows XP, Windows 2000 Professional, Windows Server 2008, Windows Server 2003, Windows 2000 Server

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 「Systemwalker Desktop Patrol V14g」、「Systemwalker Desktop Keeper V14g」:
「g」はグリーンITの「green」、ならびに内部統制を意味する「governance」を表現しています。
  注2 電源オプション:
コンピュータの電源設定を管理するWindows OSの機能。「システムスタンバイ」、「システム休止状態」、「モニタの電源を切る」、「ハードディスクの電源を切る」の4種類の電源設定が可能。
  注3 約40%削減:
一日の平均勤務時間9時間の間、パソコンは常に電源on状態とし、このうち昼食、会議、休憩などで離席している時間が約3.4時間存在するケースでポリシー設定により、離席時(一定時間以上パソコンを使用しない)にパソコンをスタンバイ状態に移行させた場合の試算。
  注4 IT機器の総電力量の30%:
出典:Gartner Inc. "IT Hardware Energy Consumption, Worldwide, 2005-2012" By Jim Tully, Peter Middleton and Stan Bruederle(2008年12月17日)

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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