PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)
2009年4月24日
富士通株式会社
当社は、企業のさまざまな現場で扱う情報(データ)を統合して収集・蓄積するためのソフトウェア「Interstage Information Integrator」と「Interstage Information Storage」を新たに販売開始します。
「Interstage Information Integrator」は、各種の業務システムからデータを収集し、活用に適した形に変換、配付するためのデータ収集・統合ソフトウェアです。「Interstage Information Storage」は、リレーショナルデータベース(RDB)(注1)のような綿密な設計を必要とせず、さまざまな形式の大量データをストレージに柔軟に高圧縮で蓄積するためのソフトウェアです。
これらのソフトウェアにより、情報活用の目的に合わせて事前に詳細設計が必要であった従来のシステムとは異なり、「まず集める、まずためる、使う時に自在に統合して活用する」を特長とする情報統合のシステムを低コストで構築・運用することができるようになります。また、データの高圧縮技術により、従来に比べ大幅に少ないディスク容量でデータの蓄積ができることで、ディスク容量や消費電力の削減を実現し、お客様システムにおける環境負荷を低減します。
さらに、この情報統合プラットフォームをベースに各社が提供する情報活用ソリューションを通じて、戦略的ビジネスの創出やコンプライアンス、情報セキュリティへの対応を支援してまいります。
昨今の経営環境変化に対応するため、企業では、販売管理システム、生産管理システムといったさまざまな業務システムの情報(データ)を、より広く、横断的に活用することが不可欠になっています。しかし、これらのデータは大量でそれぞれ形式が異なっているため、これまでデータ活用の実現には非常に複雑なシステム構築が必要となっていました。
情報統合プラットフォームと情報活用ソリューション |
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このような中、当社は、独自の最新データ処理技術と数多くのプロジェクトで培ったシステム構築ノウハウをもとに開発したソフトウェア「Interstage Information Integrator」、「Interstage Information Storage」を新たに販売いたします。
これらのソフトウェアを中核として、高度なデータ変換処理や多種・大量なデータの長期保存が低コストで実現できる、最適な情報統合プラットフォームを提供し、情報活用ソリューション(コンプライアンス、情報セキュリティ、マネジメント、ビジネスインテリジェンス)の基盤としてお客様のビジネスを支援します。
各種のデータソースと連携するためのアダプターやプロトコルを豊富に装備するとともに、多様なデータの文字コードやデータ形式の差異を吸収し、複数のデータを組み合わせて、必要な時に必要な形で情報を提供するデータ統合を低コストで実現します。
[特長]
システムの設計時に作る仕様書(デザインシート)をインポートすることで、データの所在、形式や変換ルールなどの定義が自動生成され、テストや運用にそのまま利用できます。これにより、仕様書作成と定義作業の重複を省くとともに不整合を防止し、システムの設計から運用・保守までの工数を大幅に削減できます。(従来比約70%削減(注2))
受け渡しの単位、時間帯、方法(プッシュ・プル)といったシステム間の運用ルールの違いを吸収する機構を備えており、それぞれの業務の事情に合わせた柔軟なデータ収集、配付を実現します。
情報統合プラットフォームを構成する新商品 |
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文字コード変換やデータ形式変換を含む多彩なクレンジング(注3)機能を備え、かつ、オートマトン技術(注4)の応用による高速データ変換(特許登録済)により、鮮度、精度の高いデータを配付できます。
事前の細かな設計を必要とせずに、多種・大量のデータを蓄積することができます。また、多重度に強い抽出機能を備えており、必要時に必要なデータを柔軟かつ高速に取り出せます。
[特長]
従来の基幹系業務データだけではなく、マーケティングデータやWebアクセスログといった多種・大量なデータをファイルの形のまま格納するため、綿密なインデックスの設計を必要とせず、簡単に蓄積できます。さらに、データの圧縮転送技術(ストリーミング圧縮解凍技術・I/O帯域有効活用技術)により少ないディスク容量で大量データを蓄積できるので、長期間データを保管できます。(RDBに対し5分の1のストレージコスト)
複数の抽出要求を一括して実行するハイトラフィック技術(注5)により、複数のアクセス要求が競合した場合でも安定したレスポンスを維持できます。また、データの特性(発生時刻や発生源など)を管理するカテゴリパーティショニング技術により、抽出条件に該当するファイルのみに絞り込んでアクセスすることで、大量データであっても高い抽出性能を発揮できます。
オープンなハードウェアを組み合わせ、機種やモデルに依存せずにサーバとストレージを独立して増設できるため、必要なとき、必要なだけハードウェアのリソースを追加できます。これにより、スモールスタートから始められる柔軟なスケールアウトを実現します。
なお、これらの新商品は、5月14日(木曜日)、15日(金曜日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「富士通フォーラム2009」でご覧いただけます。
商品名 | 販売価格(税別) | 課金体系 | 出荷時期 | |
---|---|---|---|---|
1 | Interstage Information Integrator V10 (インターステージ インフォメーション インテグレーター) |
150万円より | プロセッサ | 2009年7月末から |
2 | Interstage Information Storage V10 (インターステージ インフォメーション ストレージ) |
450万円より | プロセッサ データ容量 |
2009年7月末から |
・ サーバ | : | Windows Server 2008、Windows Server 2003 Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) |
・ クライアント | : | Windows Vista、Windows XP |
・ アプリケーションサーバ製品
Interstage Application Server V9
Oracle WebLogic Server 10
WebSphere Application Server V7
Microsoft Internet Information Services 6.0
・ サーバ | : | Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) |
・ クライアント | : | Windows Vista、Windows XP |
・ アプリケーションサーバ製品
Interstage Application Server V9
Oracle WebLogic Server 10
WebSphere Application Server V7
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
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