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PRESS RELEASE

2009年2月17日
富士通株式会社

光モジュール事業分割による再編について

富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野副 州旦、以下、富士通)と富士通オプティカルコンポーネンツプロダクト株式会社(本社:栃木県小山市、代表取締役社長:山田 常實、以下、富士通オプティカルコンポーネンツプロダクト)は、2009年4月1日を効力発生日として、富士通の光モジュール事業を簡易吸収分割により富士通オプティカルコンポーネンツプロダクトに承継する契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

これにより、富士通グループの光モジュールにおける営業、開発から製造までの事業体制を新会社として集約・統合し、一元化を図ることで、これまで以上にスピーディーかつ柔軟な事業展開を推進してまいります。

会社分割の目的

富士通は、光信号と電気信号を相互に変換する光モジュール事業のいっそうの開発スピード向上、生産革新、高品質、事業効率性追求のために経営資源の最適配置を検討してまいりました。今回の会社分割はその一環として実施するものです。

富士通の光モジュール事業については、昨今の世界的な需要の急激な減少や市場価格の下落、投資マインドの冷え込みなど、事業を取り巻く環境は大きく変化し、ますます厳しさを増しています。

これまで、富士通グループでは、富士通が光モジュールの営業、開発、および10G MSA(注1)やLN変調器(注2)などの高機能モジュールの製造、富士通オプティカルコンポーネンツプロダクトがROSA(BIDIなど)(注3)などの低速モジュール用デバイスのローコスト製造を行い、事業展開してまいりました。このたび、急激な事業環境変化への対応力強化、および、よりいっそうの事業効率化を図るため、富士通の光モジュール事業を簡易吸収分割により、富士通オプティカルコンポーネンツプロダクトと統合し、新会社として富士通グループにおける光モジュール事業のさらなる強化を図ることといたしました。

今後のサーバなどのIT機器や光通信装置向けモジュールなどデータコミュニケーション分野における光モジュール製品の需要拡大に備え、これまで以上にスピーディーかつ高品質な製品開発、製造を行い、お客様のニーズに対応した製品を提供してまいります。

商標について

記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

添付資料

PDF 東京証券取引所ファイリング資料 (221KB)

以上

注釈

  注1 MSA:
Multi Source Agreementの略。電気インターフェース、信号処理手順などの仕様を定義し、複数の企業が標準化された製品を製造することを可能とするもの。
  注2 LN変調器:
ニオブ酸リチウム(LiNbO3)の略。誘電体結晶を用いた光変調器。
  注3 ROSA(BIDI等):
ROSA: Receiver Optical Sub-Assemblyの略。受信用の小型光デバイス。
BIDI: Bi Directional Device の略。アクセス用途などに適用される双方向デバイス。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

広報IR室
電話: 03-6252-2174(直通)


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