ハードディスクの記憶媒体事業の譲渡・譲受に関する基本合意について

昭和電工株式会社（以下、「昭和電工」という。）と、富士通株式会社（以下、「富士通」という。）は、2009年第2四半期中（2009年4月1日～6月30日）の実施を目処に、富士通の子会社である株式会社山形富士通（以下、「山形富士通」という。）が営むハードディスク記憶媒体（以下、「メディア」という。）事業を昭和電工に譲渡することで基本合意いたしました。

富士通は新会社を設立し、山形富士通が営むメディア事業を新会社に承継させた上で、富士通の保有する新会社の全株式を昭和電工に譲渡いたします。今後、昭和電工と富士通は本年3月末までの最終契約の合意、第2四半期中（2009年6月30日まで）の譲渡完了を目処に、詳細条件に関する協議を続けてまいります。

山形富士通は、サーバ用ハードディスクドライブ向けのアルミメディア製造、ならびにモバイルパソコン、車載用ハードディスクドライブ向けのガラスメディアの開発・生産を行っており、その生産全量を親会社である富士通に販売しています。

昭和電工は山形富士通のメディア事業を承継することで、サーバ用メディア事業を強化し、安定的取引先を確保いたします。また昭和電工は山形富士通および富士通が保有するメディアに関わる研究開発、製造ノウハウ、知的財産など技術的蓄積を取得し、昭和電工の独自技術との融合により技術力をさらに強化してまいります。

ハードディスク市場は、ノートパソコンおよびデジタル家電向けを中心に今後も高い成長が見込まれております。またハードディスクの記憶容量は今後も急速な増加が見込まれ、ハードディスク大容量化のための次世代磁気記録技術の研究開発と、お客様であるドライブメーカー各社への迅速なサポートが不可欠となっております。

今後、昭和電工は山形富士通の保有する技術の融合により開発力と事業競争力を強化し、世界最大のメディア外販メーカーとして供給、開発力の両面でお客様のご要望にお応えしてまいります。

新会社概要

設立予定日	：	2009年第2四半期（2009年4月1日～6月30日）を予定
出資比率	：	昭和電工 100％
事業内容	：	ハードディスクメディア開発・製造・販売
従業員数	：	約360人
売上規模	：	未定

その他の詳細につきましては、決定次第お知らせする予定です。

日程

2009年3月末

最終契約締結（予定）

2009年6月末まで

新会社設立、譲渡完了（予定）

両社の概要

＜昭和電工＞
(1)商号	昭和電工株式会社
(2)本店所在地	東京都港区芝大門一丁目13番9号
(3)代表者	高橋恭平
(4)設立年月	昭和14年6月
(5)資本金	121,904百万円（平成20年12月末現在）
(6)決算期	12月
(7)従業員数	11,756名（連結）（平成20年12月末現在）
(8)主な事業内容	オレフィン、有機化学品、炭素・金属、ガス・化成品、アルミニウム、ファインセラミックス、エレクトロニクス等各種製品の製造及び販売
(9)売上高	1,003,876百万円（連結）（平成20年12月期）
(10)富士通との関係	重要な資本関係および人的関係等はありません

＜富士通＞
(1)商号	富士通株式会社
(2)本店所在地	神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号
(3)代表者	野副州旦
(4)設立年月	昭和10年6月
(5)資本金	324,625百万円（平成20年12月末現在）
(6)決算期	3月
(7)従業員数	173,733名（連結）（平成20年12月末現在））
(8)主な事業内容	ソフトウェア・サービス、情報処理および通信分野の製品の開発、製造、販売およびサービスの提供
(9)売上高	5,330,865百万円（連結）（平成20年3月期）
(10)昭和電工との関係	重要な資本関係および人的関係等はありません

本件に関するお問い合わせ

昭和電工株式会社
IR・広報室
電話：03-5470-3235

富士通株式会社
広報IR室
電話：03-6252-2174(直通)

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2009年3月末		最終契約締結（予定）
2009年6月末まで		新会社設立、譲渡完了（予定）