PRESS RELEASE (サービス)
2009年1月13日
富士通株式会社
~グリーンITに対応したデータセンターサービスを提供~
当社グループの富士通アジア(本社:シンガポール、社長:梶山 正樹)はこのたび、シンガポール東部チャンギに、シンガポール地区において3拠点目となるデータセンターを開設し、本日よりサービスを開始します。
新設されたデータセンターは、エネルギー効率に優れたセンターとなっており、効率的な動力設備、温度監視装置、および照明制御システムを導入することで、お客様のCO2排出量を10%から30%削減(従来比)することが可能になります。また、24時間の有人監視に加え、当社の手のひら静脈認証装置「PalmSecure(パームセキュア)」や非接触式カードを利用した入退室管理をおこなうなど万全のセキュリティ対策も実施しています。
当社グループは、国内53拠点、海外15カ国32拠点に展開するデータセンターをベースに、高品質なサービスを提供し、お客様の事業の発展・競争力向上に貢献していきます。
[関連リンク]グローバル・インフラストラクチャー・サービス
シンガポールは、その周辺地域への至便性から、多くの日系企業が地域統括機能を置く、アジアにおける中核拠点となっており、産業インフラや法制度など、成熟・安定したビジネス環境があることから、今後も重要な役割を担うと考えられます。また、近年、高度化・多様化するIT基盤への迅速な対応やお客様のTCO削減などの要求を背景としたアウトソーシングへのニーズは、世界各国において拡大しつつあります。
【写真】データセンター外観 |
こうした背景を受け、このたび、当社グループの富士通アジアは、シンガポール東部チャンギに、同社にとってシンガポールで3拠点目となるデータセンターを開設しました。本データセンターは、TIA(注1)およびTUI(注2)の定めるTier基準をベースに、独自の観点で電源設備の冗長性やセキュリティ機能などについて拡充した、80項目を超える当社グループ独自の基準においてTier3(注3)に位置づけられ、床荷重2トン、大容量の電源供給など、ブレードサーバなどを用いた高集積システムに対応したファシリティを有しています。また、効率的な動力設備、温度監視装置、および照明制御システムの導入により、お客様のCO2排出量を10%から30%削減(従来比)することが可能になります。セキュリティにおいても、当社の手のひら静脈認証装置「PalmSecure」や非接触式カードを利用した入退室管理や24時間365日対応の有人監視など万全対策を実施しています。
これにより、富士通アジアのシンガポールにおけるデータセンターの延べ床面積は従来の約2倍となり、同社はテクノロジーソリューションにおいてデータセンターサービスの売上比率を、2011年度末までに現在の40%から60%まで引き上げ、2億シンガポールドルの売上高を目指しています。
立地仕様 |
: | シンガポール東部チャンギ |
延べ床面積 |
: | 7,400 スクエアフィート(18,000スクエアフィートに拡張可能) |
建屋仕様 |
: | 空調設備、UPS、自家発電、床荷重2トン |
セキュリティ仕様 |
: | 手のひら静脈認証装置「PalmSecure」と非接触式カードを利用した入退室管理、監視カメラ、サークルロック(注4) |
本センターではオペレーターが24時間常駐し、ITIL(注5)をベースとしたプロセスやフローに基づいた「グローバル・インフラストラクチャー・サービス」(注6)のサービスメニューのうち、高い運用品質を確保した「データセンターサービス」をASEAN全域に提供します。これにより、日系企業のお客様は海外拠点においても安定した高品質なITサービスの利用が可能となります。
当社グループは、運用サービスを中心に、お客様のシステムの企画・設計・構築を実施するライフサイクル提案を推進しています。データセンターサービスをその契機となる基幹事業と位置づけ、今後もグローバルにお客様における事業の発展、競争力向上に貢献していきます。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
サービスビジネス本部 グローバルサービスビジネス推進室
電話: 03-6424-6336 (直通)
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