富士通

 

  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. 富士通の映像配信サービスを「TSUTAYA TV」が採用

PRESS RELEASE (サービス)

2008-0228
2008年11月12日
富士通株式会社

富士通の映像配信サービスを「TSUTAYA TV」が採用

~国内初の「アクトビラ ビデオ/ダウンロードサービス」対応端末向けハイデフ映像配信サービスに~

株式会社ツタヤオンライン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山地浩、以下、ツタヤオンライン)様は、同社の運営するデジタルテレビ向け映像配信サービス「TSUTAYA TV」が実施予定の、「アクトビラ ビデオ/ダウンロードサービス」対応端末(注1)向けハイディフィニション映像(注2)(以下、ハイデフ映像)配信サービス(以下、「TSUTAYA TV ダウンロードサービス」)に、当社の「FENICS IPビデオ配信サービス」を採用しました。

「FENICS IPビデオ配信サービス」は、動画圧縮規格H.264形式およびデジタル著作権保護規格Marlin IPTV-ES(注3)に準拠したネットTV向け映像配信プラットフォームをSaaS(注4)として提供するもので、今回ダウンロード型配信に必要なインフラサービスの提供を開始します。

本サービスの採用により、「TSUTAYA TV」では、現在提供中のストリーミング型映像配信(注5)サービスに加え、コンテンツのより安定した視聴や視聴期限無しの保有を実現するダウンロード型映像配信(注6)「TSUTAYA TV ダウンロードサービス」を、2008年12月より開始する予定です。

「TSUTAYA TV ダウンロードサービス」について

ツタヤオンライン様では、デジタルテレビ向けのネット・サービス「アクトビラ」上でのハイデフ映像配信サービス「TSUTAYA TV」を提供しています。

2008年12月からは、ハードディスクを搭載したデジタルテレビやブルーレイディスクレコーダなどの対応デジタル家電に対し、インターネット経由で映像作品をダウンロードして視聴できる「TSUTAYA TV ダウンロードサービス」を国内で初めて開始する予定です。

現在提供中の視聴期限付きストリーミング型映像配信に加え、今回新たに開始されるダウンロード型映像配信では、利用者はより高画質な映像作品をダウンロードしてゆっくり楽むことができると同時に、購入した作品を視聴期限無しで保存することも可能となる予定です。

ツタヤオンライン様では、この「TSUTAYA TV ダウンロードサービス」の開始にあたり、ハイデフ映像配信およびデジタル著作権保護のためのプラットフォームとして以下の点を評価され、当社の「FENICS IPビデオ配信サービス」を採用することとなりました。

「FENICS IPビデオ配信サービス」の評価ポイント

  • デジタル家電向けダウンロード型映像配信の標準仕様にいち早く対応(国内初)
  • 必要なリソースをオンデマンドで短期に無駄なく従量料金制で導入可能なSaaS型サービス
  • 高画質映像コンテンツの大規模配信を実現する、「FENICSⅡ」(注7)の大容量バックボーン

「FENICS IPビデオ配信サービス」について

「FENICS IPビデオ配信サービス」は、PCおよびデジタル家電向けの高画質映像配信に必要なインフラ環境を富士通データセンターからSaaS型で提供するサービスです。

「アクトビラ ビデオ」に採用された、当社のデジタル著作権保護システム「Inspirium(インスピリアム) DRMサーバ for Marlin」や、リファレンス(端末検証用)配信ソフトウェア「MillionStream(ミリオンストリーム)」などの製品・技術をベースに、お客様の映像コンテンツをMarlin IPTV-ESとH.264の規格に準拠し、ネットTV向けにインターネット経由でストリーミング配信するサービスとして、2008年6月より、主にコンテンツプロバイダー様向けに販売しています。

今回、当社はこの「FENICS IPビデオ配信サービス」に「ダウンロード配信サービス」を新たに追加し、ツタヤオンライン様への提供を行います。本サービスは、デジタルテレビ情報化研究会(注8)が策定するダウンロード仕様、およびMDC(注3と同様)が策定する「Marlin IPTV-ESダウンロード仕様」に準拠した、「アクトビラ ビデオ/ダウンロードサービス」対応端末などへの高画質映像のダウンロード配信を実現する国内初のサービスとなります。

本サービスの利用によりコンテンツプロバイダー様は、ダウンロードしたコンテンツに視聴期限が設定される“レンタル型”だけでなく、コンテンツを視聴期限無しで所有できる“売り切り型”での販売や、ブルーレイディスクなどへの外部ディスクへのコンテンツ保存といったさまざまな視聴スタイルを利用者に提供することが可能となります。

「FENICS IPビデオ配信サービス」イメージ

当社は今後も、「FENICS IPビデオ配信サービス」をはじめとする製品・サービスにより、お客様の映像コンテンツ配信ビジネスを支援するソリューションを提供してまいります。

商標について

  • 「アクトビラ」「acTVila」「アクトビラ ビデオ」は、株式会社アクトビラの商標または登録商標です。
  • 「TSUTAYA TV」は、株式会社ツタヤオンラインの商標または登録商標です。
  • 記載されている製品・サービス名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 「アクトビラ ビデオ/ダウンロードサービス」対応端末:
株式会社アクトビラ(本社:東京都港区、代表取締役社長:澤根浩一)がアクトビラ上で展開する、デジタルテレビ向けの映像配信サービス「アクトビラ ビデオ/ダウンロードサービス」に対応した、テレビ、セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなどの機器。
  注2 ハイディフィニション(High Definition)映像:
日本国内では一般にハイビジョン映像とも呼ばれ、垂直720ライン以上の解像度を保持しアスペクト比率が16:9である映像。
  注3 Marlin IPTV-ES:
Marlinの技術仕様を策定・管理する団体であるMarlin Developer Community(MDC)が、デジタル家電など向けに策定した、オープンなデジタルデータ著作権保護(DRM:Digital Rights Management)規格。Marlin IPTV-ESは、テレビ・ビデオなどのコンシューマーエレクトロニクス機器やマルチメディアサービスのためのコンテンツ管理方式。
  注4 SaaS(Software as a Service:サース):
ネットワークを利用してアプリケーション機能をサービスとして提供するサービス形態。
  注5 ストリーミング型映像配信:
映像データをネットワークからの受信と同時に再生し、視聴機器にコンテンツデータを保存しない配信形式。高画質な映像を視聴するには高速で安定したインターネット回線が必要。
  注6 ダウンロード型映像配信:
映像データをあらかじめ全てダウンロードしてから再生する配信形式。ダウンロード時間は回線速度に依存するが、再生時にはネットワーク状況に依存しない安定した視聴が可能。
  注7 「FENICSⅡ」:
1985年からサービス開始し、主要通信事業者の回線をお客様にワンストップ提供するマルチキャリアネットワークサービス「FENICS」をユビキタス時代に合わせて大幅に機能強化させた企業向けネットワークサービス。
  注8 デジタルテレビ情報化研究会:
デジタルテレビの通信サービスの充実と普及のための標準仕様などを策定する団体。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

サービスビジネス本部 映像ビジネス推進部
電話 : 03-6424-6583 (直通)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。