PRESS RELEASE (サービス)
2008-0208
2008年10月30日
富士通株式会社
新たに外国特許や学術文献に対応
~技術用語と課題のキーワードを英文から自動抽出可能~
当社は、外国特許や学術文献の分析に対応した特許分析サービス「ATMS/Analyzer(アトムス/アナライザー)」の提供を、11月4日より開始します。
事業戦略や特許戦略の立案のためには、外国特許や学術文献の分析も不可欠であるというお客様のニーズにお応えするために、従来からの国内特許の分析サービスに加え、新たに外国特許や学術文献などの分析サービスを提供いたします。
これにより、国内外の情報を用いた多面的な情報分析作業が可能となり、お客様の事業のグローバル展開をサポートします。
[関連リンク]「ATMS/Analyzer」ご紹介サイト
近年、企業においては、自社の強みの技術を軸に海外へ展開するなど事業活動のグローバル化が進んでいます。世界で通用する技術を開発するには、国内の競合企業だけでなく、海外企業の動向や、最新技術を分析する必要があります。
しかしながら、分析の目的に応じて、各国の特許情報や学術文献など多種多様な情報を扱う必要があり、分析作業が複雑になっていました。また、国内外の膨大な特許情報や学術文献などを人手で分析するには、多大な時間と労力がかかるという課題がありました。
【ATMS/Analyzerサービス利用イメージ図】 |
拡大イメージ |
本サービスは、従来の国内特許データを当社データセンターにて変換する「DB作成利用サービス」に加え、新たに、外国特許や学術文献データ(注1)を調査テーマで整理された分析データベースに変換してユーザーに提供する「代行検索調査サービス」(注2)で構成されています。また、お客様が利用するクライアントソフトウェアとして、上記で作成された分析データベースを利用して特許取得状況の関連をマップとして表示する「ATMS/AnalyzerV1.1」を提供します。
分析データベースの作成において、株式会社富士通研究所(注3)が開発した、英文対応のテキストマイニング技術(注4)を適用することにより、分析対象が3,000万件を超える外国特許(米国特許、欧州特許、国際出願特許)および数千万件の学術文献まで広がりました。
これにより、お客様は国内外の特許や学術文献の特許分析を簡単に且つ短時間で実施でき、事業・研究開発・知財などの戦略立案に活用することができます。また、分析結果であるグラフや図は、海外の技術傾向を把握することを可能とし、海外進出における特許侵害リスクの評価、海外技術提携企業の選定などに役立てることができます。
本サービスは、11月5日(水曜日)から11月7日(金曜日)に開催される「特許・情報フェア&カンファレンス2008」〔場所:科学技術館(東京・北の丸)〕に出展します。
新規に開発した英文対応のテキストマイニング技術を適用することにより、英語の技術情報から、技術用語(技術の発展にともなって次々と生み出される専門用語)や課題キーワード(技術課題を表す重要キーワード)を自動抽出することができます。これにより、国内特許に加えて外国特許や学術文献を対象とした高度な分析が可能となります。
特許や学術文献から抽出された企業名、技術分類、技術用語、課題キーワードなどの関連性をネットワーク図として可視化することができます。これにより、大量情報の全体俯瞰、トレンド分析、企業比較を効率的に行うことが可能となります。
分析対象 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
---|---|---|
国内特許 (ATMS/Analyzer V1.1+DB作成利用サービス) |
1テーマ 19万8,000円から |
11月4日 |
外国特許、学術文献 (ATMS/Analyzer V1.1+代行検索調査サービス+Dialog〔データ料〕) |
1テーマ 55万円から |
11月4日 |
2011年度末までに売上5億円(当社の決算期は3月末日です。)
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
富士通コンタクトライン
電話 : 0120-933-200
受付時間 : 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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