PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)
2008-0204
2008年10月20日
富士通株式会社
~メインフレームのアプリケーションをオープン環境からWeb業務として活用可能~
当社は、SOA(注1)に対応したメインフレーム連携ソフトウェア「Interstage Host Access Service(インターステージ ホスト アクセス サービス)」を本日より販売開始します。
「Interstage Host Access Service」は、メインフレームのアプリケーションをオープン環境から利用するためのアダプティング機能を提供するソフトウェアです。メインフレーム(当社GSシリーズ・PRIMEFORCEシリーズ)とオープンクライアントの間のサーバに導入することで、メインフレームのアプリケーションには手を加えることなく、オープン環境からWeb業務として活用できるようになります。また、本商品は、エンタープライズ・サービスバス(ESB)(注2)と連携することもでき、メインフレームの業務をWebサービス化し、SOAに基づくシステムへと発展させることが可能です。
当社は、本商品の提供により、メインフレームも含めたSOA基盤の整備を推進し、お客様の資産を守りつつ、フィールド・イノベーションを支援してまいります。
近年、ITシステムのオープン化が進む中で、オープン環境の高い操作性や見やすい画面、オープンシステムとの連携をメインフレームに求めるお客様が増えています。
Interstage Host Access Serviceの利用イメージ図 |
拡大イメージ |
当社は、これまでもオープン環境からメインフレームのアプリケーションを活用するソリューションを提供してまいりましたが、従来の方法では、メインフレームのアプリケーションにも修正が必要であったため、メインフレームの技術者が次第に減少していく今日においては、お客様にとって大きな負担となっていました。
そこで、当社はこのほど、メインフレームのアプリケーションに手を加えることなく、Web画面から業務実行を可能にする「Interstage Host Access Service」を開発しました。
当社は、本ソフトウェアによりメインフレーム活用の課題を解決します。
「Interstage Host Access Service」は、Javaアプリケーションからメインフレームにアクセスするためのアプリケーションインターフェース(API)を提供します。このAPIを利用することで、従来のエミュレータ画面とは異なる自由な画面設計が可能になります。さらに、柔軟なフロント業務システムの構築を支援するミドルウェア「Interstage Interaction Manager」のAjax(注3)フレームワークと連携することで業務画面のリッチクライアント化も実現できます。
本商品を利用することで、SOAの考え方に基づき、メインフレームのアプリケーションをオープン環境からWebサービスとして活用することができます。その上、エンタープライズ・サービスバス「Interstage Service Integrator」と連携することで、他のサービスと組み合わせた新たな業務を短期間に構築することも可能です。
従来のメインフレームの業務においてエミュレータから実施していた一連の画面操作をあらかじめ「シナリオ」として記録することで、画面の操作を意識することなく、メインフレームの業務を利用することが可能になります。シナリオは、シナリオエディタ機能により、エミュレータ画面を直接操作することで簡単に作成・編集することができます。また、単純な画面遷移だけでなく、結果表示が複数画面に渡る場合など、複雑な画面遷移を記録することや、画面操作に対する入出力パラメーターを定義することも可能です。これらの機能により、メインフレームの専門知識を必要とせず、Javaなどの標準技術によりメインフレームのアプリケーションを活用することができます。
製品名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
---|---|---|
Interstage Host Access Service V10 (プロセッサライセンス) |
1,300万円より | 2008年10月20日 |
アプリケーションサーバ
エンタープライズ・サービスバス
Webフロント構築
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以上
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