PRESS RELEASE
2008年10月13日
富士通株式会社
米国サン・マイクロシステムズ社
~ 「UltraSPARC T2 Plus」を搭載し、優れた省電力性能を実現 ~
富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:野副 州旦、以下、富士通)と米国サン・マイクロシステムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO:ジョナサン・シュワルツ、以下、サン)は、本日より、「UltraSPARC T2 Plus」プロセッサを搭載し、高性能・低消費電力を実現した「SPARC Enterprise T5440」を販売開始します。
「SPARC Enterprise T5440」は、低消費電力で高い処理性能を持つ「UltraSPARC T2 Plus」とSolaris 10により、複数の業務アプリケーションを1台のサーバで運用する仮想化機能などを快適に利用することができるサーバです。さらに、4U(ユニット)のコンパクトサイズで省スペースを実現し、ハードウェアのリソースを十分に活用でき、システムの運用コスト削減に貢献します。
SPARC Enterprise T5440 |
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「SPARC Enterprise T5440」は、「UltraSPARC T2 Plus」プロセッサを最大4基搭載し、32コア・256スレッドのマルチスレッド環境と最大512ギガバイトの大容量メモリにより、これまでにない高いスループット性能を実現します。
「UltraSPARC T2 Plus」プロセッサの持つ電力管理機能を最大限に活用することで、優れた省電力性能を実現します。また、温度変化に応じて回転ファンの速度を調整するインテリジェント・ファン・コントロール(IFC)機能により、消費電力を削減するとともに騒音の低減が可能です。さらには、サーバ筐体内を複数の冷却ゾーンに分割し、IFC機能により最適な温度管理を効率の良い消費電力で実現します。
「SPARC Enterprise T5440」は、Solaris 10が提供する、柔軟な仮想化環境構築に適したSolarisコンテナと信頼性の高い仮想化環境を実現するLDomsにより、企業の複数業務を1台のサーバに集約できる理想的なサーバです。Solaris 8やSolaris 9の既存環境をSolaris 10の仮想化環境に移行することで、1つのプロセッサで複数のソフトウェアスレッドを同時に処理するチップマルチスレッディング機能を十分に活用することができます。
「SPARC Enterprise T5440」は、SAP 2階層SDベンチマーク、Siebel PSPPベンチマーク、SPECjAppServer2004ベンチマークで世界記録を樹立しました。
「SPARC Enterprise T5440」は、わずか4Uのサーバ筐体で最大256スレッドの大規模なスケーラビリティを提供します。このラインナップの追加により、富士通は、お客様のデータセンターにおける省電力性能の向上やサーバ統合・仮想化を推進し、お客様のビジネスに貢献していきます。
サンはお客様のIT投資効率を劇的に高め、ミッドレンジサーバ市場にこれまでにない大きな価値を提供しようとしています。「SPARC Enterprise T5440」は、省スペース設計ながら驚くべき高性能を発揮する画期的な製品です。その特長は、高性能、省スペース、高い環境性能、高品質に集約されます。
製品名 | プロセッサ | 販売価格(税別) |
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SPARC Enterprise T5440 | UltraSPARC T2 Plus 1.2GHz 2CPU | 621万円より |
以上
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