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PRESS RELEASE (サービス)

2008-0188
2008年10月1日
富士通株式会社

経営の見える化ソリューション「GLOVIA/MI」を新発売

全社の取引明細データをベースに、企業活動全体を見える化

当社は、統合業務ソリューション「GLOVIA(グロービア)」の新製品として、企業内に散在している商談・受注明細や見積・発注明細などの取引明細情報を統合管理し、経営の見える化を実現する「GLOVIA/MI(グロービア・エムアイ)(注1)」を開発し、本日より販売開始いたします。

お客様は、「GLOVIA/MI」により、企業活動の最小記録単位である取引明細情報を全社の業務プロセスと関連付けて蓄積し、企業活動の実態を正確に把握することが可能です。また、企業活動の実態をもとに、根拠のある売上見込や損益見込などの予測ができ、過去の予測との違いについて原因究明が行えるなど、取引明細情報をお客様の経営視点で活用し、迅速な意思決定につなげることができます。

企業は、変化が激しい経営環境で明確な舵取りをしていくために、経営状況の迅速な把握と課題への適切な対応が求められる一方、経営に必要な情報は企業内の複数の業務システムに散在しており、期中に損益見込を把握できないなど、経営やマネジメントに十分に活用されていないといった課題がありました。

当社は、経営情報の高度活用を実現するために、経営の見える化ソリューション「GLOVIA/MI」を開発し、お客様の企業経営における効果的な情報活用と迅速な意思決定を支える基盤づくりに貢献します。

「GLOVIA/MI」は、形式を揃えずに多種多様なデータを格納できる柔軟な構造を採用したことで、企業活動におけるあらゆる取引明細情報を集約または項目を欠落させることなく全て蓄積し、全社の業務プロセスと関連付けたデータ統合管理を可能にしました。また、オンメモリデータベースの採用によりデータをメモリ上に展開することで、大量データの高速集計を可能にしています。これにより、企業活動の事実を表す取引明細情報を元に、企業実態を正確に把握することができ、実態に基づく将来予測や現場業務の変化、問題の早期発見が可能になります。さらに、企業活動の最小記録単位である取引明細情報にまで遡って、問題の原因究明を行うことにより、早期解決につなげることもできます。


【「GLOVIA/MI」による企業活動の見える化と活用のイメージ】
拡大イメージ

本製品の特長

  1. 全社データ統合による将来の見える化

    企業内に散在しているさまざまな種類の取引明細データを統合し、ビジネスフローとして定義した業務プロセスと関連付けて蓄積することにより、予測情報を生成できます。たとえば、商談・受注明細などのデータを積み上げて見ることで、実際の業務データに基づいた根拠ある売上見込を予測することができます。これにより、現場業務の変化をいち早く察知でき、経営のスピードアップに貢献します。

  2. 取引明細の高度活用による企業実態の見える化

    本製品は、データ形式を揃える必要のない柔軟な構造を採用したことで、企業活動におけるあらゆる取引明細情報を集約または項目を欠落させることなく、明細のまま蓄積できます。また、オンメモリデータベースの採用により、データをメモリ上に展開し高速集計を可能にしました。これにより、経営者から現場担当者までが取引明細情報を共有し、企業活動の実態を正確に把握できます。さらに日々変化する企業活動情報と目標との差異がどのような事象で発生したのか、根拠となる取引明細情報までトレースして詳細に確認できるため、たとえば、過去の予測との違いについて取引単位で原因究明が行えるなど、真の原因を捉えた施策の立案につながり、効果的な業務改善を支援できます。

  3. ビジネス変化に追随できるフレキシブルなシステム構築

    データベース環境を構築することなく、データ統合から蓄積、集計、表示まで実現できるため、構築費用を削減できるとともに、短期間で導入することができます。また、明細にない項目を分析キーとして追加することが可能なため、多様な視点で分析できます。さらに、分析・集計における定義もプログラムの知識が不要なため、企業環境・事業運営の変化に伴う分析要件の変更にも柔軟に対応し、TCO(導入・維持管理費用)を削減できます。

なお、「GLOVIA/MI」は、会計統合ソリューション「GLOVIA/SUMMIT」などで実績をもつ当社の会計データウェアハウスFDWH(注2)のノウハウをベースに、取引明細情報のさらなる活用による経営管理の高度化を実現したもので、当社の経理部門における大規模データでの検証を踏まえて提供するものです。


販売価格、および出荷時期

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
GLOVIA/MI 505万円より 10月下旬

販売目標

今後3年間で120社


商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 MI:
Management Data Intelligenceの略。
  注2 FDWH(ファイナンシャルデータウェアハウス):
Financial Data WareHouseの略。データウェアハウスは、意思決定のために、目的別に編成され、統合化された時系列データの集まりのこと。ファイナンシャルデータウェアハウスは、販売管理・生産管理・給与計算など、基幹システムの”カネ”情報を、明細のまま集約することなく蓄積する、高速・大容量の会計専用データウェアハウス。

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本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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