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PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2008-0166
2008年9月9日
富士通株式会社

ヤマトグループ様が災害対策システムを再構築

~宅配便業界初!遠隔地のデータセンター間でWeb業務システムのリアルタイムバックアップを実現~

ヤマトグループ様は、このたび、2ヵ所の遠隔地のデータセンター間でWeb業務システムのリアルタイムバックアップをおこなう災害対策システムを構築しました。

この災害対策システムは、ヤマトグループ様の物流システムの設計・開発・運用を担うヤマトシステム開発株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:皆木 健司、以下、ヤマトシステム開発)様と当社が共同で構築したもので、ヤマト運輸様の宅急便事業を支える基幹業務システムです。

本システムは、当社の基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト) 580」およびストレージシステム「ETERNUS(エターナス)8000」を中心に構成され、データベースソフトウェアには当社の高信頼性データベース「Symfoware Server(シンフォウェア サーバ)」および災害対策実現データベースソフトウェア「Symfoware Active DB Guard(シンフォウェア アクティブ ディービー ガード)」が採用されました。

当社は、ヤマトシステム開発様とともに、高信頼なシステムの構築を実現し、ヤマトグループ様のビジネス継続を支援してまいります。

災害対策システムの特長

このほど、ヤマトシステム開発様と当社は、「Web業務システム」としては宅配便業界として初となる、2ヶ所の遠隔地のデータセンター間でのリアルタイムバックアップをおこなう災害対策システムを構築しました。

ヤマトシステム開発様はすでに80年代半ばから運用をしている運送に関わる重要なデータのバックアップシステムに加え、最近のインターネットを利用したサービスの増加にともないそのデータに関する災害対策の必要性が高まり、今回、メインデータセンターにあるWeb業務システムをサブセンターにバックアップする仕組みを構築しました。この災害対策システムは、ヤマトシステム開発様が、東京・大阪の2ヵ所のデータセンター間で運用され、従来にはない先進的なバックアップの機能を実現します。

  1. 業務の重要度に応じた細やかなデータバックアップ

    複数の業務が稼働する本システムでは、業務単位のデータベース(以下、ロググループ)を構成しており、このロググループ単位で、業務の重要度に応じて、バックアップ先やバックアップのタイミングを設定することが可能です。これにより、業務の運用に合わせた柔軟なバックアップを実現します。

  2. 業務単位でのセンター切り替えで効率的に業務継続

    ロググループ単位でのデータベース管理が可能なため、一部業務だけをサブデータセンターに切り替えることができ、業務システムのトラブル発生時などに当該業務だけをサブデータセンターで稼働させることができます。

  3. 必要最小限のデータ転送によるセンター間連携

    「ETERNUS8000」と「Symfoware Active DB Guard」により、データベース更新時に生成される更新差分のログファイルのみをリアルタイムに転送し、必要最小限のデータ転送量による両センター間の連携を実現しました。

  4. 迅速なセンター切り替えによる保守作業の効率化

    災害発生時などの不測の事態だけでなく、法定設備点検や定期保守、ソフトウェアの更新作業時などのシステム停止の際も、センター間で迅速にシステムを切り替え、24時間365日ヤマトグループ様のビジネス継続を実現します。

<災害対策システムのイメージ図>

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以上

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電話 : 0120-933-200
受付時間 : 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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