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PRESS RELEASE (サービス)

2008-0163
2008年8月4日
富士通株式会社

高度道路交通システムの実証実験を開始

~自動車へさまざまな道路情報を伝達し、安全運転を支援~

当社は、総務省がユビキタスネットワーク技術などを活用した新たなサービスの開発、実証実験をおこなうために整備したユビキタス特区において、高度道路交通システム(以下、ITS)の実験に必要な無線実験局免許を、本日、関東総合通信局より取得しました。

これにより、2007年6月に総務省からITS用途として割り当て方針が示された720メガヘルツ(以下、MHz)帯周波数の電波を利用した実験が可能となります。当社は、交通事故の低減を目指すインフラ協調安全運転支援システムの実証実験を開始し、2012年の実用化を目指します。

なお、今回の免許は、関東地域内のユビキタス特区において、当社が初めての取得となります。

当社は、道路状況を画像として捉えるインフラセンサーや、その画像データを送信する無線システムなどを組み合わせ、自動車のドライバーには直接見えない交差点の状況や自動車の周辺環境を、無線システムを通じてドライバーへ知らせるインフラ協調安全運転支援システムの研究開発を、関係省庁や自動車メーカーと共に実施しています。

今回の免許取得により、電波のレベル低下や建物などへの回り込みの状況を測定する伝搬特性試験や、無線を通じて情報が確実に送られているかを測定する伝送品質特性試験を、当社独自におこなうことが可能になり、インフラ協調安全運転支援システムにおいて720MHz帯周波数の電波の実用性を検証します。

今後、当社では、インフラ協調安全運転支援システムの調査研究、実証実験を重ね、安全な社会に貢献していきます。

インフラ協調安全運転支援システム実験イメージ

実験局免許概要について

中心周波数  :  722MHz
周波数帯域幅  :  10MHz
変調方式  :  OFDM
送信電力  :  100mW(+20dBm)、1W(+30dBm)

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

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本件に関するお問い合わせ

次世代IT・ITSプロジェクト室 インフラ協調プロジェクト部
電話 : 044-754-3792(直通)


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