富士通

 

  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. ベトナムテレコムが富士通の高速光波長多重装置を採用
  • English

PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2008-0170
2008年8月20日
富士通株式会社

ベトナムテレコムが富士通の高速光波長多重装置を採用

~北米や国内で採用実績のある「FLASHWAVEシリーズ」をグローバルに展開~

北米や国内で採用実績のある、高効率な高速光ネットワークを実現するROADM(注1)を搭載した当社の高速光波長多重装置「FLASHWAVE 7500」が、このほどVietnam Telecom National(本社:ベトナム ハノイ市、社長:Duong Van Trieu、以下、VTN)に採用され、アジアで初めての受注となりました。

当社は、北米や国内をはじめ、今後はAPAC、EMEA地域での次世代ネットワーク構築に向けてグローバルに光波長多重装置を提供してまいります。

[FLASHWAVE 7500]
拡大イメージ

ベトナムでは携帯電話加入者の急増を背景にネットワークの需要が拡大しており、これらの需要に応えるため、より大容量の基幹回線が必要になっています。

こうした中、Vietnam Posts and Telecommunications Group(ベトナム通信郵政グループ、以下、VNPT)は次世代ネットワークの構築を推進しており、ベトナム南部の基幹光ネットワーク構築において、VNPT傘下のVTNが、当社の高速光波長多重装置「FLASHWAVE 7500」を採用しました。

この基幹光ネットワークは、ベトナム南部の21省都間を結ぶ全長3,000kmにおよぶ重要幹線であり、2009年初めの完成を予定しています。

今回、「FLASHWAVE 7500」の先進性やベトナム通信市場における当社機器の採用実績、また、VNPTと富士通の合弁会社であるVNPT-FUJITSU Telecommunication System Limited(本社:ベトナム ハノイ市)(注2)の技術サポート力が高く評価され、採用が決定しました。

当社の光伝送システムは、ブロードバンドが普及している北米や国内において、大手通信事業者やケーブルテレビ会社に数多く採用されています。

今後、APACやEMEA地域でのブロードバンドやモバイルシステムの普及にともなう次世代ネットワーク構築のニーズに対応し、当社はこれまでの実績やノウハウを活かし、各国や各地域に最適な次世代ネットワークの構築に貢献していきます。


「FLASHWAVE 7500」の特長

光信号を効率的に活用するWSS技術(注3)により、光信号の経路設定や変更が遠隔から操作できます。また、光信号のままでさまざまな経路に分岐するクロスコネクトが可能になったROADMを搭載したことにより、電気信号への変換を行なう必要があった従来の装置に比べ、消費電力など運用費用を大幅に削減することができます。

また、本装置は、SONET/SDH(注4)系、イーサネット系、データ系と多様なインターフェースに対応しています。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 ROADM(Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer):
光信号のままで信号処理を行なうことにより高速な光伝送を実現する技術。
  注2 VNPT-FUJITSU Telecommunication System Limited:
VNPTと富士通とのジョイントベンチャー。主な事業内容は、光伝送機器の製造、販売、工事、保守。
  注3 WSS(Wavelength Selective Switch):
多重化された光信号を光波長ごとに最大8方向に分配することで、光信号を効率的に活用する技術。
  注4 SONET/SDH:
Bellcore社(現Telcordia Technologies社)によって提案され、国際電気通信連合・電気通信標準化セクタ(ITU-TS)で標準化された、光ファイバーを用いた高速デジタル通信方式の国際規格。SDHという名称は主にヨーロッパで用いられ、北アメリカではSONETの名称で知られるが、SONET/SDHと表記するのが一般的になっている。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 : 0120-933-200
受付時間 : 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。