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PRESS RELEASE (サービス)

2008-0144
2008年7月7日
富士通株式会社

大・中規模病院向け成長型次世代電子カルテソリューション
「HOPE/EGMAIN-GX」新発売

~定期的なレベルアップサービスで常に最新機能を提供~

当社は、電子カルテソリューション「HOPE/EGMAIN-GX(ホープ イージーメイン ジーエックス、以下 GX)」を本日より販売開始します。本製品は、電子カルテソリューション導入数で国内シェアNo.1(注1)の当社が提供してきた大規模病院向け「HOPE/EGMAIN-EX(同 イーエックス、以下 EX)」と中・大規模病院向け「HOPE/EGMAIN-FX(同 エフエックス、以下 FX)」の機能や特長を融合したもので、直感的な操作を可能にする画面デザインやカルテの表現力の向上、クリティカルパス(注2)機能の拡張を実現したほか、保守契約サービスの範囲で定期的な機能レベルアップサービスを提供します。これにより、お客様はより現場ニーズに合致した電子カルテソリューションを従来よりも安価かつスピーディーに導入することができ、診療の効率化に役立てることが可能になります。

診療記録の電子保存が認可されてから約10年が経過し、従来のペーパーレスや情報の共有といったレベルを超え、診療を効率化して医療の質の向上につながる次世代電子カルテソリューションへの期待が高まっています。

このたび当社は、主に大規模病院・大学病院に提供してきた個別カスタマイズ型電子カルテソリューションのEXと、主に大・中規模病院において150システム以上の実績を有し、ノンカスタマイズ型で定期的な機能レベルアップサービスを提供してきたFXの機能や特長を融合し、GXの販売を開始します。本製品は、「入力して参照する電子カルテから、もっと診療に役立つ電子カルテへ」をキーワードに、お客様の幅広い現場ニーズに応える標準機能の充実を図った成長型電子カルテソリューションです。


≪電子カルテソリューション「HOPE/EGMAIN-GX」の対象市場≫

具体的には、現場で利用する医師・看護師を中心とした医療スタッフが直感的に操作できることを目指して画面デザインを一新し、電子カルテの持つ表現力を大幅に向上させたほか、プロセスパス機能(注3)を始めとした、現場で要求されるきめ細かい機能の充実を図りました。また、FXと同様に、成長型電子カルテソリューションとして、お客様で構成するユーザーフォーラム「利用の達人」(注4)において検討された新機能をレベルアップサービスとして定期的に提供していきます。

当社は、本製品を、当社が提供する電子カルテソリューションの中核と位置付け、お客様の医療の質のさらなる向上を支援してまいります。また、GXに加え、従来より提供している中・小規模病院向けの「HOPE/EGMAIN-NX(同 エヌエックス)」、診療所向けの「HOPE/EGMAIN-CX(同 シーエックス)」により、当社は引き続き全ての規模の医療施設に対して電子カルテソリューションを提供していきます。

本製品の特長

  1. シェアNo.1の実績で培われたノウハウを結集し、医療現場における使いやすさを追求

    電子カルテソリューションで導入数国内シェアNo.1の実績を生かし、診療現場の声を集約しながら、利用する医師・看護師を中心とした医療スタッフが直感的に操作できることを目指して画面デザインを一新しました。患者の状態を把握しやすくする患者基本情報の常時表示やHTML化によるカルテの表現力向上、必要な情報へ素早くアクセスするためのナビゲーターからの情報検索、付箋機能、利用者単位のお気に入りボタン、最近使ったツールの登録機能など、ユーザーインターフェースを向上し、医療現場における使いやすさを追求しています。また、インフォームドコンセントを受ける患者にとっても見やすく、分かりやすいカルテになっています。

  2. 業務の効率化を支援するきめ細かい機能の提供

    外来患者用診療カレンダーや看護のポータルとなる経過表機能の拡充などにより、診療情報の俯瞰性の向上、また、医療スタッフのワークフローに沿った画面の展開により、業務の効率化を実現しました。その他、診療プロセスに応じたクリティカルパスの変更や地域連携パスへの拡張を視野に入れたプロセスパス機能などを追加し、医療の標準化や、より質の高い医療の提供を支援します。

  3. 現場の声を反映して成長する電子カルテソリューション

    当社の電子カルテソリューションのお客様で構成されるユーザーフォーラム「利用の達人」において検討された機能追加や機能改善を、定期的なレベルアップサービスとして提供します。これにより、お客様は、実際の診療現場から集約された電子カルテソリューションの利活用に関する課題に対応した最新機能を、保守契約のサービス範囲内で利用いただくことが可能です。


    ≪電子カルテソリューション「HOPE/EGMAIN-GX」のカルテ基本画面≫

さらに、入力された情報を自動的に学習してオーダー発行の効率化を支援する機能など、診療に役立つ数々の先進機能の搭載も今後計画しており、電子カルテの次世代を切り拓くソリューションとしての機能強化を図っていきます。

また、本製品はマルチベンダーシステムや異なる施設間における安全かつ円滑な情報交換の実現に向け、医療情報交換のための標準規格を積極的に採用しています。当社は今後も、医療情報基盤の標準化に貢献していきます。

販売価格、および出荷時期

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
HOPE/EGMAIN-GX 2,000万円から 本日より

販売価格は最小構成におけるパッケージ標準価格となっています。


販売目標

2009年度末までに150システム

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 シェアNo.1:
「電子カルテ&PACS白書2007~2008」(月刊新医療編集部 著)出典。当社の電子カルテソリューションの国内導入シェアは33%。
  注2 クリティカルパス:
疾患ごとに入院から退院までの予定をスケジュール表のようにまとめた診療のガイドライン。
  注3 プロセスパス機能:
診療のプロセス毎に治療方針を決定できるように、現在のプロセスにおける目標の達成度を評価した上で次のプロセスを決定し、パスを展開出来る機能。クリティカルパスは入院から退院までの計画を立てたものであるが、患者の容体などによって当初の計画通りに進まないケースが多い。本機能により、そのような変更にも柔軟に対応したパスの展開が可能となる。
  注4 電子カルテユーザーフォーラム「利用の達人」:
2003年に設立され、「HOPE/EGMAIN-FX」を導入いただいているお客様を会員とする。会員専用ホームページやイベント活動などを通じて、ユーザー同士が電子カルテシステムの利活用方法などについて情報交換するとともに、ユーザーニーズを集約して、当社が電子カルテソリューションの機能を定期的にアップグレードしてシステムの品質を高める。08年6月現在の会員数は105。

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本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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