[ご参考]
2008-0160
2008年7月24日
富士通株式会社
(本資料は、米国Fujitsu Computer Products of Americaが発行したプレスリリースの抄訳です)
~試験サービスにおいて受験者の本人認証に活用~
[米国カリフォルニア州サニーベール発7月23日]- Fujitsu Computer Products of America(富士通コンピュータ・プロダクツ・オブ・アメリカ)はこのたび、教育関連書籍の出版などをおこなう米国Pearson(ピアソン)グループの試験サービス部門であるPearson VUE社様のテスト実施基盤Security Testing Framework™に手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を採用いただきました。Pearson VUE社様の主要なお客様である米Graduate Management Admission Council(GMAC)社様が開発・運営するGraduate Management Admission Test(GMAT(注1))などの試験受験者の本人認証に同装置を採用いただくことで、替え玉受験など不正行為を防止し、試験結果の信頼性の向上に貢献します。
Pearson VUE社様のRobert Whelan社長は、以下のように述べています。「数多くの先端企業に、知的財産を含めた包括的な試験プログラムのセキュリティ強化をおこなうSecurity Testing Framework™を評価いただき、我々の提供するソリューションを採用いただいています。本業界では、試験における許されざる不正行為である替え玉受験を防止するために常に最先端技術を用いて受験者の本人認証をおこなう必要があります。今回、システム導入しやすい上に費用対効果が高いこと、また、受験者に負荷をかけず実施できることなどを評価し、高精度な富士通の手のひら静脈認証装置『PalmSecure』を採用しました。」
Security Testing Framework™の主要システムとして、「PalmSecure」は、まず、インドと韓国における16ヵ所の試験センターでGMAT受験者の本人認証に採用されます。最終的には、Pearson VUE社様が提供する全ての試験を対象に、107ヵ国における400以上の試験センターにおいて数百万人以上の受験者が「PalmSecure」によって本人認証される予定です。
GMACのDavid A. Wilson社長兼CEOは次のように述べています。「何十年もの間、世界の主要なビジネススクールがGMATの結果を受験者の学力の可能性を図るものさしとして採用してきました。我々には、ビジネススクールや学生に対して、GMATとその実施における信用性を保ち、最高水準のセキュリティを確保する倫理的責任があります。そういった意味で、セキュリティとお客様に対する責任を重要視するPearson VUE社は最適なパートナーと考えています。『PalmSecure』の採用により、正確かつ効率的に、また受験者に極力負担をかけずに本人認証をおこない、替え玉受験を防止することで、グローバル市場への展開も容易になるでしょう。」
手のひら静脈認証装置「PalmSecure」は、手のひらに近赤外線を照射して静脈パターンを読み取り、登録済みの静脈パターンと照合して高精度(注2)な本人確認をおこなうものです。Pearson VUE社様は、技術的に中立的な第三者機関の協力のもと次世代認証に最適な技術の選定作業をおこない、他の生体認証と比較し、高精度であること、認証スピード、使いやすさ、個人情報の管理のしやすさなどを評価して富士通の「PalmSecure」を採用しました。
富士通コンピュータ・プロダクツ・オブ・アメリカのマーケティングおよび事業開発担当のVice President、Joel Hagbergは次のように述べています。「ヘルスケア産業、政府関連組織、金融機関や他の多くのグローバル企業で『PalmSecure』の精度の高さや高い費用対効果が評価されています。他の生体認証と比較し、富士通の手のひら静脈認証技術はユーザーに負荷をかけない高精度な個人認証システムを実現しており、最先端の個人認証システムを求めていたPearson VUE社様に最適です。我々はPearson VUE社様の不正行為防止の取り組みを支援し、お客様に可能な限り高品質なサービスを提供してまいります。」
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
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