PRESS RELEASE (サービス)
2008-0156
2008年7月22日
富士通株式会社
~金融機関とお客様の接点となる営業店端末やATMなどのチャネルを統合~
近年、金融業界では、激化するリテール市場におけるお客様の獲得競争において、「自分のことをよくわかってくれる金融機関と付き合いたい」「お店では待ちたくないし、面倒な手続きはできるだけ簡単に済ませたい」など、お客様のニーズにきめ細やかに応えることが重要な課題となっております。
当社では、金融機関のお客様個々人を意識した質の高いサービスによる「感動」、煩雑な窓口手続きを簡易にする「快適」、犯罪や不正の防止による「安心」の3つのコンセプトでお客様向けのサービス提供が実現できるように、本ソリューションを開発しました。
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本ソリューションにより、金融機関は、従来個別に運用していた金融サービスごとのチャネルを一元的に管理できるため、営業店やATM、インターネットなどのさまざまなチャネルにおいて、高品質な金融サービスを提供することが可能です。
また、金融機関のお客様には、世代に応じた最適な操作が可能となります。たとえば、インターネットなどにおいても、従来使い慣れたATMと同じ操作で金融サービスの利用が可能となります。今回は、5つのサービスを提供し、順次拡張していく予定です。
営業店の窓口オペレーターの端末などにて、窓口オペレーターの端末にお客様の受付から取引完了までの一連の手続きや業務処理の操作手順表示をナビゲートします。また、事務手続きと連動した事務規定コンテンツのリンク表示や画面間のデータ引継ぎも可能です。これにより、営業店ではオペレーターに依存しない窓口サービスの均一化が図れ、さらにはオペレーター教育の軽減、内部統制にも効果を発揮します。また、来店されたお客様は、たとえば、相続などの複雑な事務手続きをスピーディーかつ確実に進められることで快適なサービスを受けることが可能となります。
全てのチャネルの取引情報を取引履歴管理データベースに格納し分析します。従来、件数ベースでしか把握できなかった事務量を処理時間も併せて把握することで、より正確で具体的な事務作業の改善対策を立案することが可能となります。また、その効果も分析機能によって測定することが可能です。このような各種事務作業の効率化により、お客様にとって窓口での待ち時間短縮につながります。
不正取引の未然防止や事務作業の健全性をチェックします。取引データを「不正取引監視条件」と比較し、不正をリアルタイムで支店長、役席に通知するアラート機能や、「不正取引発生割合」「不正発生パターン」などを店舗統計情報管理データとして保有することで、事務の健全性を全店ベースで比較、検証、分析が可能となるモニタリング分析機能を提供します。これによりお客様の取引の安全性の確保も可能となります。
現在、当社営業店システム「Financial Business Components」(以下:FBC)を導入のお客様にはFBC連携サービスを採用いただくことで、アプリケーション、画面などのFBC資産を継続利用、機能拡張することができます。
SOA(注3)をベースとしてAjax(注4)などWeb2.0技術を活用することでさまざまなチャネルを統合します。これにより、金融機関では、異なったシステムに属する取引業務やお客様情報などの複数画面を一つのウィンドウ内に配置でき、画面間でのデータ連携も可能となるため、より高品質な金融サービスをワンストップで提供できます。
一方、お客様は、インターネットなどのチャネルでも使い慣れたATMと同じ操作性で取引でき、また、世代に合わせた文字サイズによる画面表示など従来にないチャネル活用が可能です。
サービス名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 | |
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基本 | チャネルフレームワークサービス | 年額500万円 | 2009年1月 |
オプション | 事務ナビゲーションサービス | 年額300万円 | 2009年1月 |
事務量可視化サービス | 年額200万円 | 2009年10月 | |
取引監視セキュリティサービス | 年額100万円 | 2009年10月 | |
FBC連携サービス | 年額100万円 | 2009年1月 |
5年間で売上150億円
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
金融ソリューション開発本部 金融ソリューション企画部
電話 : 03-6252-2432(直通)
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