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2008-0151
2008年7月10日
富士通株式会社

(本資料は、南京けい天科技有限公司、富士通(中国)有限公司、富士通先端科技(上海)有限公司が発行したプレスリリースの抄訳です)

中国南京けい天科技有限公司が手のひら静脈認証装置を
採用したソリューションを提供開始

~情報システムセキュリティ管理強化のため、手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を採用~

[中国南京市発7月10日]このほど、当社の提供する手のひら静脈認証装置「PalmSecure(パームセキュア)」が、中国江蘇省のSI企業である南京けい天科技有限公司(所在地:江蘇省南京市、以下 けい天公司)の提供するソリューションに採用されました。


中国江蘇省のSI企業であるけい天公司は、一般の業務システムのほか、電子政府システムなど、さまざまなソリューションを民間企業および政府に対して幅広く提供しています。これらのITシステムには通常、それぞれのユーザーがIDとパスワードを入力してアクセスしていますが、パスワードの忘却や複数のシステムで異なるパスワードを用いることによる混乱などの問題が指摘されていました。また、重要なシステムへのアクセスにおいて、パスワードの漏洩による、なりすましの危険性も懸念されており、より高度なセキュリティの確保が求められていました。


けい天公司は、当社の手のひら静脈認証技術の高い認証精度、なりすまし防止効果、非接触性などの特長を高く評価し、手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を同社のソリューションに採用しました。けい天公司の提供するソリューションの一部として、すでに南京市建設委員会様、南京市雨花台区政府様、中国東方航空様の江蘇支社などで導入され、業務アプリケーションへのアクセスなどに活用が始まっています。


<<手のひら静脈認証PCログインキット(マウスタイプ)>>

南京市建設委員会様ではけい天公司が提供する行政事務、政府イントラネットなど複数の電子政府システムに対して、手のひら静脈認証装置の採用により、一度の個人認証で一括してアクセスし関連事務を処理することが可能になりました。また、これにより、パスワードの忘却や混乱、なりすましによる不正アクセスの問題が解消されました。南京市雨花台区政府様でも職員による業務システムのログインに使用されています。

これらの政府機関のほか、民間企業でも、中国東方航空様の江蘇支社で、手のひら静脈認証装置が従業員の使う業務システム、チケット予約システムなどのログイン管理に採用されています。


けい天公司と富士通グループは、今後もさまざまなソリューションにおいて手のひら静脈認証技術を活用し、お客様のセキュリティ強化の取り組みを支援します。

南京擎天科技有限公司について

名称
 : 
南京けい天科技有限公司(ナンキンケイテンカギユウゲンコウシ)
所在地
 : 
江蘇省南京市
事業内容
 : 
ソフトウェアの研究開発、ITコンサルティングおよびアウトソーシング
資本金
 : 
3,000万人民元
従業員数
 : 
450名

手のひら静脈認証装置の特長

  1. 体内情報であるため偽造が困難

    手のひら静脈は体内情報であり、偽造が困難です。また指や手の甲に比べ、複雑かつ安定しており、本人拒否率0.01%、他人受入率0.00008%以下(注1)という高い認証精度と合わせて、高信頼のセキュリティを実現しています。

  2. 適用率が高く、登録不可能な人がほとんどいない

    指紋では表面の磨耗や乾燥などにより、登録・照合ができないことがありますが、手のひら静脈認証装置では、体表の影響はほとんど受けません。また、指先などと比べ、外気温の影響を受けにくいことが検証されています。当社では、全世界で7万5千人、15万手での静脈データサンプルを収集し、認証精度と適用率の確認をおこないました。これらのサンプルで適用できなかったケースはなく、適用率の高さが実証されています。

  3. 非接触型であるため、利用者の抵抗感が少ない

    衛生的であるとともに、手のひらを開いたまま装置にかざすという自然な操作性を実現しています。利用者が同じ装置に触れることがないため、心理的な抵抗感が少ないものとなっています。

なお、本製品の開発・製造は、富士通フロンテック株式会社がおこなっています。富士通先端科技(上海)有限公司は、富士通フロンテック株式会社の100%子会社です。


商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 本人拒否率0.01%、他人受入率0.00008%以下:
本人拒否率は本人を本人として正しく認識しない割合で、他人受入率は他人を本人と誤って認識する割合のこと。99.99%の確率で本人を正しく認証する時、誤って他人を本人として認証する確率は125万分の1以下。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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