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PRESS RELEASE (サービス)

2008-0114
2008年5月30日
富士通株式会社

三次元CAD「ICAD/SX」に対応したPDMソフトウェア「PLEMIA/EDM SX」を提供

~設計情報の効率的な管理で、産業機械メーカーの開発設計プロセスの改革と競争力ある装置づくりを支援~

当社はこのほど、製品開発の情報を管理するPDM(注1)ソフトウェア「PLEMIA(プレミア)」において、当社独自開発のデータ構造により、大規模データの取り扱いと高速レスポンスを両立させた三次元CADソフトウェア「ICAD/SX Mechanical PRO(アイキャド エスエックス メカニカル プロ)」(以下、ICAD/SX)の設計資産を、ICAD/SXの超高速レスポンスを損なわずに、安全かつ効率的に一元管理することができる「PLEMIA/EDM SX(プレミア イーディーエム エスエックス)」を開発し、産業機械や製造装置産業のお客様向けに本日より販売を開始します。

「PLEMIA/EDM SX」により、お客様は、個別受注生産による多種多様な製品製造に対応した産業機械や製造装置を柔軟、効率的、かつスピーディーに開発設計することが可能になります。当社は新商品により、産業機械や製造装置産業のお客様における設計製造プロセスの改革や競争力ある製品づくりを支援いたします。

近年、製造業では、製品ライフサイクルの短期化、企業間競争の激化などが進む中、見込み生産による大量生産ではなく、個々の注文に対応する個別受注生産にいかに効率よく対応していくかが企業にとっての大きな課題になっています。この背景を受けて、産業機械や製造装置産業のお客様においても、個別受注生産による多種多様な製品製造に対応した産業機械や製造装置をスピーディーに開発することが求められています。

「PLEMIA/EDM SX」の操作画面イメージ

当社は、お客様のニーズに対応するため、「ICAD/SX」データの管理を行うことができるPDMソフトウェア「PLEMIA/EDM SX」を開発しました。これにより、大規模な設計データからなる産業機械や製造装置において、製造品目の変更が発生した場合にも、構成変更に伴う影響を容易に把握することができるようになります。また、既存の設計資産を流用しての設計が容易になるなど、「PLEMIA/EDM SX」の利用により、産業機械や製造装置の設計業務のスピードアップ、品質向上を実現できます。

当社はこれまで「PLEMIA」において、三次元CADとの連携を強力に推進しており、当社の三次元CADソフトウェア「SolidMX(ソリッドエムエックス)」や主要な三次元CADソフトウェア(「SolidWorks(ソリッドワークス)」(注2)、「SolidEdge(ソリッドエッジ)」(注3)、「Inventor」(注4)など)のデータ管理を行うことができる製品を提供してきました。今回の「ICAD/SX」への対応により、総合設計情報管理ツールとして、より幅広い設計環境を提供いたします。

新製品は、6月25日(水曜日)から6月27日(金曜日)まで、東京ビッグサイトで開催される「第19回設計・製造ソリューション展」に出展いたします。当社は、製品の企画設計・開発、ものづくり現場、販売、サポートまでを総合的にサポートする「PLMソリューション」のラインナップに新製品を加え、次世代の開発設計環境を強力に支援していきます。


販売価格、および出荷時期

製品名 販売価格(税別) 出荷時期
PLEMIA/EDM SX 430万円(10ネットワークライセンス)より 6月中旬より

(注)価格にはハードウェアやデータベースなどの関連ソフトウェアなどは含んでおりません。

販売目標

「PLEMIA」全体で、今後3年間で1万クライアント

本製品の特長

  1. 安全かつ簡単に設計データを活用、設計ノウハウの再利用を促進

    ユーザ権限に基づくアクセスコントロール機能や承認ワークフロー機能、排他制御機能などにより、安全にデータを活用しながら設計を行うことができます。また、二次元・三次元CADデータ、設計に関わる多様な形式のエンジニアリングデータを一元管理し、CADプロパティ(管理ファイルの属性)の連携、設計変更の影響範囲の検索、一括流用、検索結果のサムネイル表示、二次元図面の表題欄情報の取り込み機能など、設計ノウハウの再利用を促進し、設計、開発力強化に貢献する機能を搭載しています。

  2. お客様の多様な設計スタイルに対応した高信頼で効率的な管理体系を構築

    日本の製造業における設計スタイルは、ひとりの設計者が企画から詳細設計、量産設計まで手がけるケースや複数の製品設計を担当するケース、また機能ごとに設計を分担して行うケースなど多種多様です。「PLEMIA」では、三次元データの管理体系として一般的なオブジェクト管理(製品単位でのデータ管理)体系に加え、設計者単位や機能単位など、お客様の設計スタイルに応じた管理体系を、エクスプローラライクな使いやすい操作で自由に構築することができます。また、柔軟な管理体系を実現しながら、オブジェクト管理上のリンク関係を保持し、高信頼な設計データ管理環境を提供します。

  3. 高速レスポンスの「ICAD/SX」のメリットを損なわないデータ連携を実現

    「ICAD/SX」は、当社独自開発の三次元CADソフトウェアです。大規模データへの対応、超高速レスポンス、直感的操作、三次元・二次元両用設計など、他の商品の追随を許さない多くの特長を有し産業機械や製造装置産業のお客様約6400社に導入されています。「PLEMIA」では、このような「ICAD/SX」の特長を損なわず、「ICAD/SX」の設計資産を安全かつ簡単に一元管理することができます。

動作環境

[サーバ]   OS  :  Microsoft® Windows® Server 2003
DB  :  Oracle® 10g
CPU  :  Intel® Pentium4® 3.0GHz以上
メモリ  :  2ギガバイト以上(推奨)
 
[クライアント]   OS  :  Microsoft® Windows® 2000 Professional、Microsoft® Windows® XP Professional
DB  :  Oracle® 10g
CPU  :  Intel® Pentium4® 3.2GHz以上
メモリ  :  2ギガバイト以上(推奨)

(注)クライアントはICAD/SXの推奨スペックに順ずる

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 PDM(Product Data Management):
製品情報管理。製品の開発時に必要となる情報を一元管理して、開発期間の短縮を図る管理手法。
  注2 SolidWorks:
SolidWorks社(米国)が開発、販売する三次元CADソフトウェア。
  注3 SolidEdge:
Siemens Product Lifecycle Management Software Inc.が開発、販売する三次元CADソフトウェア。
  注4 Inventor:
Autodesk社(米国)が開発、販売する三次元CADソフトウェア。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 : 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)

E-mail : plm-info@cad.ssg.fujitsu.com


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