PRESS RELEASE (サービス)
2008-0100
2008年5月13日
富士通株式会社
~徹底した見える化と利便性向上への取り組みによりお客様の企業価値向上を支援~
<新ブランドロゴマーク> |
当社は、2006年4月より提供している安心安全ソリューション「SafetyRing(セーフティリング)」のソリューション体系を再構築して強化・拡充し、新たに「SafetyValue(セーフティバリュー)」として本日より提供します。今回の刷新により、安心安全ソリューション「SafetyValue」は、お客様の資産を大切に守るだけでなく、「徹底した見える化」と「先進IT環境への対応、利便性向上により情報資産を積極的かつ安心安全に活用できる環境の実現」という攻めの要素を加え、企業価値向上に向けたお客様の取り組みをさらに強力に支援していきます。
具体的には、新たに、セキュリティ対策状況などを可視化して経営者の適正な現状把握を支援する「セキュリティ可視化コンサルティング」、事業継続性向上のための「サプライチェーン継続性評価サービス」、「BS25999(注1)認証取得支援コンサルティング」、マルチプラットフォームに対するデータバックアップサービスをおこなう「リモートデータバックアップサービスⅡ」の4商品の提供を開始します。
<新ブランド体系> |
昨今、リスクマネジメント分野では、従来の災害やセキュリティインシデントなどへの個別対策から、コンプライアンス強化、内部統制対応などの企業価値向上のためのガバナンスを求める機運が高まっています。一方、費用対効果が見えない、コストがかかりすぎるなど、お客様が対策を進める上での問題意識は変わっておらず、また、対策を進めると利便性が損なわれ業務効率が低下するという問題も指摘されています。
今回、上記の背景をふまえ、お客様自身が現状を把握し、継続的な改善と適正な投資判断をおこなうために必要となる「徹底した見える化」と、「先進IT環境への対応と利便性向上により情報資産を積極的かつ安心安全に活用できる環境」を実現するために、ソリューション体系をお客様の利用環境の視点から再構築しました。さらに安心安全への取り組みが新たな価値を創造し、企業価値を高めるという意味を込め、安心安全ソリューションのブランド名を「SafetyRing」から「SafetyValue」へ刷新し提供開始します。
新しい安心安全ソリューション「SafetyValue」は、「安心安全マネジメント」、「情報セキュリティ」、「事業継続」、「フィジカルセキュリティ」の4分野で構成され、今回、商品4種を新たに追加し提供します。高度化するネットワークなど先進ITに対応した高いセキュリティと利便性を兼ね備えた環境を実現し、お客様の情報資産の最大限の活用と企業価値向上に向けた取り組みを強力に支援してまいります。
これまで「セキュリティソリューション」、「事業継続ソリューション」として、機能別にソリューションを提供してまいりましたが、「SafetyValue」では、利用いただくお客様の役割に合わせ、「経営層(CIOなど)」、「情報システム部門」、「人事・総務部門」の対象別にソリューション体系を組み直しました。これにより、お客様が持つ課題に直結した解決策をスピーディーに提案することが可能になります。
セキュリティ対策、事業継続性向上への取り組みを企業価値向上へつなげるため、「徹底した見える化」を推進し、経営者に求められるリスクへの適切な対応と高水準のマネジメント維持、改善に向けた適切な投資判断を支援します。
ネットワークの高速化やモバイル環境の充実などIT環境の進化をお客様のビジネスに活用いただくために、セキュアなネットワークアクセスを提供するマルチキャリア対応の企業向けネットワークサービス「FENICSⅡネットワークサービス」やプラットフォーム製品、ミドルウェアなどを活用し、安心安全な環境の実現および情報資産の積極的な活用を支援します。
経営の視点でセキュリティ対策や事業継続に取り組むための方針策定と、改善に向けた適切な現状把握を支援します。
本コンサルティングでは、企業のセキュリティ対策状況、マネジメント状況を可視化するための評価指標を策定し、経営者の現状把握を支援します。また、策定した評価指標を用いて、リアルタイムにセキュリティ状況の一覧表示をおこなうダッシュボードの構築も可能です。
本サービスでは、当社自身による実践をリファレンスとし、サプライチェーン構造と脆弱性の見える化、取引先個別の評価、改善に向けた最適化を支援します。これにより自社だけでなく、取引先も含めたサプライチェーン全体の事業継続マネジメント強化が可能となり、商品・サービスの供給安定性向上に貢献します。
事業継続マネジメントへの取り組みが、企業の健全性を示す指標となりつつある中で、当社では、株式会社富士通総研(以下、富士通総研)の支援のもと、お客様の情報インフラに対する保守サービス事業において、事業継続マネジメントシステム(BCMS: Business Continuity Management System)の実質的な国際規格であるBS25999の認証を2008年4月8日に国内で初めて取得しました。この実績をふまえ、富士通総研はお客様のBS25999認証取得を総合的に支援するコンサルティングサービスを提供します。
情報資産をさまざまな脅威から守り、業務の信頼性確保に貢献するソリューションを提供します。
ワークライフバランスの重要性が注目されている昨今、自宅やモバイル環境においてもオフィス同様に業務ができる利便性と、セキュアな環境を、「FENICSⅡネットワークサービス」とIPテレフォニーシステム、シンクライアント環境を組み合わせて提供します。これにより時間や場所にとらわれない多様な働き方を可能とするビジネス環境を実現します。
永続的な暗号化、強力なアクセス制御により、ユーザーにあらかじめ与えられた権限の範囲内で情報資産を安全に活用することが可能になります。またアクセス権限はライセンス配信サーバで一元的に管理されるため、万が一、情報漏洩が起こった場合にも、権限を持たないユーザーによる不正な利用を防止できます。
事業継続性を高めるための対策と、その継続的な改善活動を支援するソリューションを提供します。
従来、「リモートデータバックアップサービス」として、データセンターを利用してお客様の業務データのバックアップを簡単に、かつ低コストで実現してきました。今回の機能強化では、対応サーバのマルチプラットフォーム化を進め、新たにLinuxとメインフレーム(GSシリーズ)に対応します。これによりメインフレームが混在した環境においては、バックアップサイトにメインフレームのリモートバックアップ環境を準備する場合に比べ、95%以上のコスト削減も可能です。また、バックアップ方式としてミラーリング(注2)への対応もおこない、より高信頼性を求められるデータの保全、迅速な復旧環境を実現します。
昨今の情報漏洩事件の増加、内部統制強化への要請により、建屋、オフィスのセキュリティ対策の重要性が高まり、人事・総務部門のお客様にとって新たな課題となっています。
フィジカルセキュリティでは、当社の手のひら静脈認証技術や映像圧縮技術などの先進技術を活用したサービスや製品によりお客様のセキュリティ対策における課題の解決を支援します。
本ソリューションは、5月15日(木曜日)、16日(金曜日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「富士通フォーラム2008」に出展します。
商品名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
---|---|---|
セキュリティ可視化コンサルティング | 3,000万円より | 即日 |
サプライチェーン継続性評価サービス | 500万円より | 即日 |
BS25999認証取得支援コンサルティング | 500万円より | 即日 |
リモートデータバックアップサービスⅡ | 初期100万円より 月額10万円より |
即日 |
テレワークソリューション | 在宅ワーカー20名の場合 1,150万円より |
提供済み |
Systemwalker Desktop Rights Master | サーバライセンス 20万円より クライアントライセンス 1.1万円より |
提供済み |
安心安全ソリューション「SafetyValue」全体で、
2008年度から2010年度までの3年間で売上4,200億円(当社の決算期は3月末日です。)
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
サービスビジネス本部 安心安全ビジネス推進室
電話: 03-6424-6204(直通)
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