富士通とサンが新プロセッサ「UltraSPARC T2 Plus」で
UNIXサーバ「SPARC Enterprise」のラインナップを拡充

～大幅な性能向上と省スペース設計・省エネルギー性を実現～

富士通株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：黒川博昭、以下、富士通）と米国サン・マイクロシステムズ社（本社：米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEO：ジョナサン・シュワルツ、以下、サン）は、本日、新プロセッサ「UltraSPARC T2 Plus」を搭載した新サーバ2機種を販売開始し、UNIXサーバ「SPARC Enterprise」のラインナップを拡充しました。

新サーバである「SPARC Enterprise T5140」および「SPARC Enterprise T5240」は、優れた処理性能と高い拡張性により、お客様のデータセンター環境における省スペース化と省エネルギー化に貢献し、最適なSolarisシステムの構築を実現します。

本製品の特長

「SPARC Enterprise T5240」

「SPARC Enterprise T5140」と「SPARC Enterprise T5240」は、新プロセッサ「UltraSPARC T2 Plus」を搭載した2CPU型サーバです。T5140は1ユニット（以下、U）、T5240は2Uのコンパクトなサーバ筐体に、最大128スレッドのマルチスレッド環境を実現し、お客様のデータセンター環境における省スペース化に寄与するとともに、処理性能向上と省エネルギー性を両立しています。

また、「SPARC Enterprise T5140」と「SPARC Enterprise T5240」は、「Solaris 10」の仮想化機能である「Solaris Containers」や「Logical Domains（LDoms）」により、柔軟性の高い仮想化ソリューションを提供し、優れたサーバ仮想化ならびにサーバ統合を実現します。これにより、お客様は、Webフロントや業務アプリケーション環境において、優れた仮想化インフラを安心して活用することができるようになります。さらに、最適なシステム構築のため、最適化コンパイラを含むソフトウェア「Sun Studio 12」などをご利用いただくことができます。

富士通、サンの両社は、それぞれのブランドの「SPARC Enterprise T5140」と「SPARC Enterprise T5240」を、全世界で販売します。両ブランドの機能は同一です。また、富士通とサンは、「SPARC Enterprise T5140」、「SPARC Enterprise T5240」で大幅に強化されたマルチスレッド環境を最大限に活かす各種サービスを提供してまいります。

富士通株式会社経営執行役常務富田達夫のコメント

本日発表した「SPARC Enterprise」の新機種は、インフラ環境を仮想化し、Webフロントや業務アプリケーションにおける高い拡張性と効率性を備えた堅牢なシステムの構築を実現します。

「SPARC Enterprise」と「Solaris」は、富士通のミッションクリティカルシステムのビジネスにおいて、優れた処理性能と省エネルギー性により、運用コストの大幅削減を可能にし、お客様の収益向上に貢献します。また、「SPARC Enterprise」T5140とT5240の省エネルギー性は、環境負荷の低減も実現します。

米国サン・マイクロシステムズ社エグゼクティブバイスプレジデントジョン・ファウラーのコメント

「UltraSPARC T2 Plus」と「Solaris」による新たなマルチプロセッサ・システムの性能と拡張性は非常に優れています。サーバの大きさや消費電力量を増大させることなく、わずか2年半でCMT^(注1)の性能を5倍以上向上させました。これによりお客様は、Web2.0サービスの開発から、これまでのCRMやERPシステムの構築などあらゆる場合において、低コストで大規模な拡張ができるようになります。

販売価格

製品名	販売価格（税別）
SPARC Enterprise T5140	207万円より
SPARC Enterprise T5240	248万4,000円より

商標について

Sun、Sun Microsystems、サンのロゴマーク、Solaris、は、米国Sun Microsystems, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
すべてのSPARC商標は、米国SPARC International, Inc.のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。SPARC商標が付いた製品は米国Sun Microsystems, Inc.が開発したアーキテクチャに基づくものです。
その他の記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。