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PRESS RELEASE(システムプラットフォーム)

2008-0083
2008年4月17日
富士通株式会社

基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」にエントリーモデルを追加し、ラインナップ一新

~SAP®標準ベンチマークテストで世界最高記録達成~

当社は、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST(プライムクエスト)」において、CPUに最新の「デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100番台」を搭載した新シリーズ「PRIMEQUEST 500Aシリーズ」を開発し、本日より販売開始します。

「PRIMEQUEST 500Aシリーズ」では、従来モデルを性能強化するとともに、最大4CPU搭載可能なエントリーモデル「PRIMEQUEST 510A」を新たにラインナップに加え、これまで「PRIMEQUEST」が対象としていた企業の基幹系システムなどの大規模システムだけでなく、中・小規模システムにも最適なサーバプラットフォームを提供します。

また、このたび、最上位モデルとなる「PRIMEQUEST 580A」がSAP® 2階層SD(注1)標準ベンチマークテストにおいて、Windows Server®搭載サーバとして世界最高記録(注2)を達成し、2006年8月に達成したLinux搭載サーバとしての世界最高記録(注3)と合わせて、「PRIMEQUEST」がLinux、Windows Server®の両オペレーティングシステムで世界最高性能のサーバであることを実証しました。

基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」の概要

「PRIMEQUEST 510A」

「PRIMEQUEST」は、Itanium® プロセッサー、Linux、Windows Server®といった標準のオープン・アーキテクチャーと、当社がメインフレームで培った高信頼ハードウェアテクノロジーを融合させたオープン・ミッションクリティカルサーバです。オープン環境で高い信頼性と拡張性が求められるデータベースや、ERPソリューション、基幹システム再構築、科学技術計算などの分野で最適なサーバプラットフォームとして採用されています。


新製品の機能と特長

  1. 新製品ラインナップ
    1. 「PRIMEQUEST 510A」

      これまでお客様から要望の多かった中・小規模のデータベースシステムなどに最適なエントリーモデルとして、最新の「デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100番台」を最大4CPU搭載可能な「PRIMEQUEST 510A」を新たに提供します。

      ミッドレンジモデル、ハイエンドモデルと共通の当社自社開発チップセットを採用し、高信頼なサーバでありながら、5ユニットサイズのコンパクト設計のラックマウントタイプで、AC100ボルト電源にも対応しています。

    2. 「PRIMEQUEST 520A」、「PRIMEQUEST 540A」、「PRIMEQUEST 580A」

      2006年7月より販売しているミッドレンジモデル「PRIMEQUEST 520」ならびにハイエンドモデル「PRIMEQUEST 540」、「PRIMEQUEST 580」を一新し、最新の「デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9100番台」を最大8CPU搭載可能な「PRIMEQUEST 520A」、最大16CPU搭載可能な「PRIMEQUEST 540A」、最大32CPU搭載可能な「PRIMEQUEST 580A」を提供します。特にハイエンドモデルの「PRIMEQUEST 540A」および「PRIMEQUEST 580A」では、フロントサイドバスの動作周波数を従来モデルの533MHzから667MHzに高速化し、処理性能を約10%向上させました。

  2. 今回提供する新機能

    「PRIMEQUEST 540A」および「PRIMEQUEST 580A」では、最新OSと連携し、パーティションに対応したハードウェアの構成を動的に変更する「ダイナミックパーティション機能」を新たに提供します。

    「Red Hat® Enterprise Linux 5.1」または「Microsoft® Windows Server® 2008」との連携では、CPUおよびメモリを搭載したシステムボードの動的追加機能を実現します。これにより、データ量や利用者数が増大しCPUやメモリリソースの不足が発生した場合などに、システムを停止せずに予備のシステムボードを組み込み、処理能力を増強することができます。

    さらに、「Windows Server® 2008」のシステムでは、システムボードの動的交替機能も提供し、運用中のシステムボードで障害予兆が検知された際、システムを止めずに予備のシステムボードへ切り替えることもでき、お客様のビジネス機会損失を極小化します。

  3. SAP® 2階層SD標準ベンチマークテストで世界最高性能を実証

    「PRIMEQUEST」は、従来の最上位モデル「PRIMEQUEST 580」で、2006年8月よりLinux搭載サーバとして世界最高記録を保持しています。今回、新しい最上位モデル「PRIMEQUEST 580A」で、Windows Server®搭載サーバとしても世界最高記録となる「10,400ユーザー」を達成しました。専用プログラムによるベンチマークテストとは異なり、企業ユーザー向けの実アプリケーション(SAP® ERP)を用いたベンチマークテストで世界最高記録を達成したことで、「PRIMEQUEST」がSAP® ERPのみならずビジネス用途全般で、世界最高レベルの性能を発揮できるオープンサーバであることを証明したものです。

「PRIMEQUEST 500Aシリーズ」の販売価格、および出荷予定時期

製品名 販売価格(税別) サポートOS(Itanium®対応OS) 出荷予定時期
PRIMEQUEST 510A
(最大4CPU搭載)
300万円より Red Hat® Enterprise Linux 5
Red Hat® Enterprise Linux AS v.4
SUSE® Linux Enterprise Server 10
SUSE® Linux Enterprise Server 9
Microsoft® Windows Server® 2008
Microsoft® Windows Server® 2003,
Datacenter Edition
Microsoft® Windows Server® 2003,
Enterprise Edition
2008年5月30日より
順次
PRIMEQUEST 520A
(最大8CPU搭載)
520万円より
PRIMEQUEST 540A
(最大16CPU搭載)
2,180万円より
PRIMEQUEST 580A
(最大32CPU搭載)
4,180万円より

販売価格は、最小構成時のハードウェア標準価格です。

SUSE® Linux Enterprise Serverは、主として海外市場向けにサポートします。

販売目標

PRIMEQUEST全体で、2009年度末までに全世界で2,000台

商標について

記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

添付資料

PDF PRIMEQUEST 500Aシリーズの仕様 (45.6KB)

以上

注釈

  注1 SD(Sales and Distribution):
SAP®社のERP(統合業務)ソフトウェア「SAP® ERP」に含まれるオンライン・トランザクション系の販売管理アプリケーション。同アプリケーションによるベンチマーク結果が、SAP® ソリューション向けサーバの最も認知度の高い性能指標となっている。測定方法は、平均2秒以内のレスポンスが維持、継続される「同時アクセスユーザー数」をカウントする。なお、「2階層」とは、1台のセントラルサーバ(データベースサーバ兼アプリケーションサーバ)とクライアントによるシステム構成のことを指す。
  注2 Windows Server®搭載サーバとして世界最高記録:
【測定結果】
同時アクセスユーザー数:10,400ユーザー、平均レスポンス時間:1.93秒、スループット(SAPS値):52,320、セントラルサーバCPU使用率:96%、認定日:2008年4月15日、認定ナンバー:2008023
【測定システム】
セントラルサーバ:Fujitsu PRIMEQUEST 580A / デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9150M(1.66GHz / 24MB L3キャッシュ) 32CPU(64コア) / 主記憶512GB、OS:Windows Server® 2003 Datacenter Edition、データベース:SQL Server™ 2005、SAP® ECC:6.0(SAP® ERP2005)
  注3 Linux搭載サーバとして世界最高記録:
【測定結果】
同時アクセスユーザー数:12,500ユーザー、平均レスポンス時間:1.83秒、スループット(SAPS値):63,400、セントラルサーバCPU使用率:85%、認定日:2006年8月31日、認定ナンバー:2006071
【測定システム】
セントラルサーバ:Fujitsu PRIMEQUEST 580 / デュアルコア インテル® Itanium® プロセッサー 9050(1.60GHz / 24MB L3キャッシュ) 32CPU(64コア) / 主記憶512GB、OS:SUSE® Linux Enterprise Server 9、データベース:Oracle® Database 10g、SAP® ECC:5.0(mySAP™ ERP2004)

これらの記録は、SAP® Standard Application Benchmark Councilの規定に準拠しており、SAP®社による監査・認定を受けたものです。

関連リンク

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本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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