PRESS RELEASE (サービス)
2008-0052
2008年3月7日
富士通株式会社
~情報漏洩対策にマウス型の手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を活用~
当社はこのほど、愛知県信用保証協会(本店:愛知県名古屋市、理事長:長谷川 信義)様に当社の手のひら静脈認証装置「PalmSecure(パームセキュア)」を採用いただきました。愛知県信用保証協会様は、マウス型の手のひら静脈認証装置を職員が使用するパソコン端末へのログインに使用するほか、サーバ室への入退室管理システムに手のひら静脈認証装置を採用します。これにより、事前に認証サーバに登録された人物またはシステム運用担当者のみが、各パソコン端末および社内システムの業務端末へアクセスすることが可能となり、情報セキュリティ管理の大幅な強化を実現します。
近年、企業において個人情報保護法や内部統制への対応の一環として、なりすましなどによる社内システムへの不正アクセス防止などが重要課題となっています。その対策として、PCログインや業務アプリケーションへのアクセス管理をはじめ、職員の打刻管理や入退室の制限などに、生体認証を活用した本人認証システムの導入が進んでいます。
愛知県信用保証協会様は、中小企業が金融機関から融資を受ける際、保証人となって経営支援をおこなう公的機関です。お客様の大切な個人情報を扱うため、職員のパソコン端末およびシステム運用担当者の業務端末へのログインに際してID・パスワードによる管理だけではなく、より高度なセキュリティ対策が求められていました。
<愛知県信用保証協会様で手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を使ったPCログインの様子> |
このたび、愛知県信用保証協会様では、当社の手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を内蔵したマウスを職員の使用する全パソコン端末を対象に356台導入いただくとともに、認証サーバに職員の手のひら静脈パターン登録を実施し、2月より全店での運用を開始しました。愛知県信用保証協会様では、事前に登録された人物だけが端末にログインできる高いセキュリティ性のほか、高度な認証精度、現在使用しているマウスと交換してそのまま利用することができ、利便性や省スペース化に役立つ点などを評価いただき、今回採用いただきました。
また、同時に、手のひら静脈認証装置を利用した入退室管理システムを導入いただき、事前に登録された運用担当者のみサーバ室への入退室が可能となります。これにより、サーバ室内にある業務端末の利用者を制限し、情報セキュリティ管理の大幅な強化を実現しました。
手のひら静脈は体内情報であり、偽造が困難です。また指や手の甲に比べ、複雑かつ安定しており、本人拒否率0.01%、他人受入率0.00008%以下(注1)という高い認証精度と合わせて、高信頼のセキュリティを実現しています。
指紋では表面の磨耗や乾燥などにより、登録・照合ができないことがありますが、手のひら静脈認証装置では、体表の影響はほとんど受けません。また、指先などと比べ、外気温の影響を受けにくいことが検証されています。当社では、全世界で7万5千人、15万手での静脈データサンプルを収集し、認証精度と適用率の確認を行いました。これらのサンプルで適用できなかったケースはなく、適用率の高さが実証されています。
衛生的であるとともに、手のひらを開いたまま装置にかざすという自然な操作性を実現しています。利用者が同じ装置に触れることがないため、心理的な抵抗感が少ないものとなっています。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
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