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2008年2月18日
富士通株式会社
(本資料は、英国Fujitsu Servicesが発行したプレスリリースの抄訳です)
~現場に向けたITサービスの向上およびコスト削減と警察業務の効率化を実現~
[英国ロンドン発2月6日]-Fujitsu Services(富士通サービス)は、北アイルランド警察庁(Police Service of Northern Ireland、以下PSNI)様とICTマネージドサービス契約を締結しました。初期契約の金額は3,400万ポンド(約72億円)で、契約期間は8年間、契約総額は最大で1億ポンド(約210億円)にのぼります。これまでPSNI様が発注していた複数のITサービス契約を富士通サービスが一括して請け負うことにより、ITサービスの質の向上と、警察業務の効率化を実現します。
ICTサービスの具体的な内容としては、PSNI様の警察官と事務スタッフに提供する24時間体制のサポートデスクサービスにより、ITに関する問い合わせなど効率的な対応を実現します。また、PSNIの日常業務において不可欠である約1万台のデスクトップおよびノートパソコンのメンテナンスと点検を実施します。
これまで、PSNI様では5社以上のITサービスプロバイダーと契約を結んでITシステムを管理してきましたが、富士通サービスと契約を結んだことにより、同システムは、富士通サービスの1チーム、最大でも約100人によって運用・管理されることになります。本契約を通じて、富士通サービスがマネージドサービスを総合的に提供することにより、警察業務の質の向上とコスト削減を実現します。
富士通サービスはサポートデスクサービスの提供のほか、固定電話網、WANとLANなどデータ網の構築と管理、デスクトップとノートパソコンに関連するサービス、アプリケーション・ホスティングサービス、車両の自動ナンバー・プレート認識(ANPR)システムのサポートと管理を実施します。
PSNI様の情報通信サービス(information and communication services, ICS)部門の責任者であるJohn Tully氏は次のように述べています。「現代の警察業務はICTに大きく依存しています。そのため、PSNIに対するサービスには非常に高い信頼性と有効性が求められます。また、警察は状況に応じて柔軟な応対が必須であるため、我々の利用するICTサービスは緊急事態に迅速に対応するという組織の特色に合致したものである必要があります。PSNIのICTシステムとそのサービスは北アイルランドの警察業務にとって極めて重要であり、富士通サービスとの契約が、現場で活動する警察官へ確実な利益をもたらすことを期待しています。富士通サービスとの契約により、従来ICTシステムに携わっていたPSNIのスタッフは、より戦略的なプロジェクトに取り組むことができます。ITサービスプロバイダー1社が一括してICTシステムを管理することにより、我々のスタッフのサービス管理業務を簡易化でき、今後は、ICTシステムに関する管理および報告がはるかに簡単になるでしょう。」
富士通サービスの政府ビジネス担当本部長のEithne Wallis CBは次のように述べています。「富士通サービスは商談選考過程では4つのITサービスプロバイダー候補の内の1社でした。我々は、PSNI様とパートナーシップを組んで業務を遂行する能力、コスト削減の実現性、契約管理能力と高いサービスレベルの達成能力が評価され、選ばれました。また、これまで複数のITプロバイダーが実施していたITマネージドサービスを我々が一括受注している豊富な成功実績があったことも重要な選定要因の一つでした。富士通サービスはすでに、北アイルランドの市民サービスに関するプロジェクトのほか、警察庁・検察庁・裁判所など6つの政府組織が共同運営し、各省庁間の情報共有の効率改善、行政プロセスの強化を目的とするCauseway Programme(北アイルランド内務省刑事局と契約)のプロジェクトで実績があります。今回の契約は、北アイルランドにおけるトップのITサービスプロバイダーとして富士通サービスの地位を確固たるものにするでしょう。」
以上
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