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PRESS RELEASE

2008年1月7日
鈴与株式会社
富士通株式会社

鈴与が在庫管理システムと連携した「CO2排出量算定シミュレーションシステム」を導入

鈴与株式会社(本社:静岡市、代表取締役社長:鈴木与平、以下、鈴与)は、全国の79ヶ所の倉庫拠点に導入している「鈴与在庫管理システム」と連携した、輸送モードに応じてCO2排出量を算定できる「CO2排出量算定シミュレーションシステム」を導入しました。

本システムは、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 黒川博昭、以下、富士通)が開発した「LOMOS/EC(ロモス イーシー)」を活用しています。

本システムの導入により鈴与は、CO2排出量算定はもとより、お客様のCO2排出量削減要望に応えたサービスおよび環境に配慮したサービス提案が可能になります。

本年は改正省エネ法の施行に伴い、特定荷主(注1)様・特定運送事業者(注2)様は2006年度のCO2排出量実績報告と翌年度のCO2排出量削減目標値を提出する必要があり、また、翌年以降毎年エネルギー消費原単位(注3)の1%以上を削減目標値として設定し続ける必要があり、今後ますますCO2排出量削減のための取り組みが重要になります。

鈴与は、保有しているさまざまなデータを用い精緻なCO2排出量算定シミュレーションを行うことで、お客様のCO2排出量削減目標達成に貢献していきます。また、「モーダルシフト(トラック以外の船舶・鉄道・航空機の利用)によるCO2排出量削減」をキーワードに、現在輸送の多くをトラック輸送のみに頼っているお客様や、鈴与が基盤を置く静岡県内のお客様などに対しては、清水港を利用するメリットを最大限に活かした物流改善提案を積極的かつ継続的に行い、今後も高品質なサービスのご提供に努めていきます。

今回導入の「CO2排出量算定シミュレーションシステム」に採用した富士通のパッケージソフトウェア「LOMOS/EC」には、以下の特長があります。

  1. 鈴与の物流事業で利用している「鈴与在庫管理システム」との情報連携ができる
  2. 改正省エネ法に基づいたCO2排出量算定が容易にできる
  3. モーダルシフト効果のシミュレーションが容易にできる

「LOMOS」シリーズについて

富士通の「LOMOS」シリーズは、お客様の環境負荷を低減するプロジェクト「Green Policy Innovation(グリーン・ポリシー・イノベーション)」の一環として提供する、物流センターシステムや輸配送システムなど、トータルな品揃えを持つロジスティクスパッケージであり、「LOMOS/EC」は、配送計画や運行実績などの情報から輸送により排出されるCO2量を算出し、経済産業省、国土交通省、荷主様などへの定期報告書を自動作成するシステムです。

今回、新たにモーダルシフトに対応したシミュレーション機能(分析オプション)を追加したことにより、CO2排出量のさらなる削減計画の作成を強力に支援できます。

以上

注釈

  注1 特定荷主:
経済産業大臣が指定する、自らの事業活動に伴って貨物輸送を委託している量(自ら輸送している量も含む)が3000万トンキロ以上の者。
  注2 特定運送事業者:
国土交通大臣が指定する、貨物を輸送している者及び旅客を輸送している者のうち、輸送区分ごとに保有する輸送能力が一定基準以上である者。
  注3 エネルギー消費原単位:
1単位当たりの生産に必要なエネルギー消費量。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

お客様お問い合わせ先
鈴与株式会社 国際営業推進室
電話:054-354-3143(直通)
富士通株式会社 東海営業本部 静岡支社 第三営業部
電話:054-203-0005(直通)

「LOMOS/EC」について
富士通株式会社 流通ビジネス本部 ロジスティクス推進部
電話:03-6252-2394(直通)
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