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PRESS RELEASE

2007年12月21日
株式会社デンソー
富士通株式会社
富士通テン株式会社
松下電器産業株式会社

デンソー、富士通、富士通テン、松下電器が「タクシープローブ実用化研究会」を設立

株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:深谷紘一、以下デンソー)、富士通株式会社(本社:東京都港区、社長:黒川博昭、以下富士通)、富士通テン株式会社(本社:兵庫県神戸市、社長:勝丸桂二郎、以下富士通テン)と、松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社(本社:神奈川県横浜市、代表者:遠山敬史、以下松下電器)は、「タクシープローブ実用化研究会」(仮称)を12月27日に設立します。

研究会では、タクシー位置データ(プローブ情報(注1))の収集から加工・配信までの実用化に向け、共同で研究・開発を行い、これにより、自動車交通の円滑化につながる高品質なリアルタイム交通情報の提供を目指します。

4社(注2)は、プローブ情報システムに関する技術・ノウハウを持ち寄り、2008年度には、日本の主要都市ごとに数千台のタクシープローブ情報を使った交通情報の試験配信などを実施する予定です。

また、今回、プローブ情報の提供者となるタクシー事業者や、交通情報サービスの提供者となる自動車メーカやその利用者であるドライバーのニーズを調査し、これを反映した持続可能なビジネスモデルを創造します。

このような活動を通して、2009年度からタクシープローブ情報の収集・加工・配信を実用化する予定で、日本の主要都市において、交通情報を提供する体制を構築し、交通・環境課題の克服に貢献していきます。

ITS(高度交通情報システム)分野では、個々の走行車両から車両位置や時刻などのプローブ情報を集め、より精度の高い交通情報など付加価値の高い情報を生成する技術の開発が進んでいます。その情報源として、1日の平均走行距離が200km以上と長く、既存の専用無線を利用した車両情報のリアルタイム収集が可能なタクシーに注目が集まっています。

研究会の概要

1.名称
  
タクシープローブ実用化研究会(仮称)
2.所在地
  
事務局:株式会社デンソー内(愛知県刈谷市昭和町1-1)
3.設立
  
2007年12月27日(予定)
4.構成員
  
デンソー、富士通、富士通テン、松下電器
5.アドバイザ
  
社団法人全国自動車無線連合会
(設立後、適宜アドバイザは追加予定)
6.目的
  
タクシープローブ収集・活用のビジネスモデル検証
タクシー事業者や自動車メーカのニーズ調査
プローブ情報の新たな用途開発
実用化のためのシステム開発 など

【タクシープローブ情報を使った交通情報の試験配信の概要】

以上

注釈

  注1 プローブ情報:
自動車を触覚、探針(Probe)とみなし、自動車がセンシングするデータを収集し、入力データとして活用する各種情報。本研究会では、各タクシー車両のID番号、位置(緯度、経度)、情報の発信時刻、空車状態などの情報を利用する。
  注2 4社の基本的な役割について:
デンソー
 : 
車載IT機器への利活用の検討
富士通
 : 
システム開発、評価、検証を実施
富士通テン
 : 
本研究会に必要なタクシープローブ情報の収集
松下電器
 : 
システム開発、評価、検証および本研究に必要なタクシープローブ情報の収集

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

デンソー 広報部
電話: 0566-25-5593、5588(直通)

富士通 広報IR室
電話: 03-6252-2175(直通)

富士通テン
コーポレートコミュニケーション部 広報チーム
電話: 078-682-2170(直通)

松下電器産業
パナソニック システムソリューションズ社
ITS事業推進センター
電話: 045-939-6578(直通)


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