Fujitsu The Possibilities are Infinite

 

  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. 「Symfoware Server Mirroring Controller V9」販売開始

PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2007-0224
2007年11月1日
富士通株式会社

高信頼データベース「Symfoware」のラインナップ強化

「Symfoware Server Mirroring Controller V9」販売開始

~ ミラーサーバを情報系データベースとして活用可能な二重化システムを実現 ~

当社は、高信頼データベース「Symfoware(シンフォウェア)」のラインナップ強化として、ミラーサーバを情報系データベースとして活用可能な二重化システムを実現する「Symfoware Server Mirroring Controller(シンフォウェア サーバ ミラーリング コントローラ) V9」を本日より販売開始します。

「Symfoware Server Mirroring Controller V9」では、当社が独自に開発したデータミラーリング技術により、2台のサーバを物理的に独立させながらも、データベースの完全同期を実現します。これにより、常に最新かつ同一のデータベースを保持する2台のサーバを構築できることで、1台目のサーバをオンライン業務で使用しながら、2台目のサーバ(ミラーサーバ)を最新のデータベースを持つ情報系データベースサーバとして活用することが可能になります。また、万一の異常発生時には、ミラーサーバが従来の待機サーバと同じようにオンライン業務を引き継ぎ、最新のデータベースによる確実な業務の継続を実現します。

当社は本商品により、従来、業務システムとは別に必要であった情報系データベースサーバを不要にすることでお客様のシステム投資の効率化を支援するとともに、お客様の業務を確実に継続させる高信頼なデータベースシステムの構築を実現します。


【Symfoware Server Mirroring Controller】 のイメージ図

近年、業務システムにおける不具合が経営上の損失や社会的信用の失墜につながる中で、システムの冗長化は最早、必須要件となりつつあります。しかし、冗長化したシステムの待機サーバは通常時は使用されないもので、その有効活用についてはこれまであまり検討されていませんでした。

また一方では、オンライン業務で蓄積された情報を活用するための情報系データベースサーバを業務システムとは別に構築しており、システム資産の有効活用は企業にとって大きな経営課題となっています。

当社はこの課題に対し、情報系データベースサーバと業務の待機サーバを兼ねたミラーサーバによりシステムを二重化する「Symfoware Server Mirroring Controller V9」を提供します。


「Symfoware Server Mirroring Controller V9」の主な特長

  1. 当社独自のミラーリング技術によるデータベースの完全同期

    2組のサーバ、ストレージ、DBMS(注1)で、物理的に独立した2つのデータベースシステムを構築し、当社が独自に開発したストレージシステム「ETERNUS」のコピー機能により、サーバに大きな負荷をかけることなくデータベースの完全同期を実現します(特許出願済み)。

    従来、データベースの完全同期はサーバにかかる負荷が大きく、安定した性能が要求されるオンライン業務システムでは実現が困難でしたが、本商品により、ストレージ間でのデータコピーを実現することで、サーバのCPU負荷を従来の約20%から6%へ軽減し(当社調べ)、オンライン業務システムへの適用も可能にしました。

  2. ミラーサーバを情報系データベースとして活用可能

    常に最新かつ同一のデータベースを保持する2台のサーバを構築することで、1台目のサーバでオンライン業務を実行しながら、2台目のミラーサーバを最新のデータベースを持つ情報系データベースサーバとして活用することが可能になります。これにより、従来はレスポンス悪化の懸念からオンライン業務との同時実行が難しく、別システムを構築して行っていたオンラインデータ参照業務や帳票出力、データウェアハウス作成などのバッチ業務をミラーサーバで実行することが可能になります。

  3. 異常発生時にも、最新のデータベースによる確実な業務継続

    サーバに異常が検知された場合、異常が発生したサーバをシステムから切り離し、瞬時に2台目のミラーサーバに業務を引き継ぎます。この時、ミラーサーバは常に最新のデータベースを保持しているため、確実な業務継続が可能になります。また、一度切り離されたサーバは、復旧後再度システムに組み込むことで、データベースの完全同期を再開し、自動的にデータベースの復旧を行います(特許出願済み)。

当社は、「Interstage」「Systemwalker」「Symfoware」を中心としたミドルウェアにより、変化し続けるビジネス環境においてもお客様の継続的成長を支えてまいります。

販売価格 および出荷時期

製品名 販売価格(税別) 動作OS 出荷時期
Symfoware Server
Mirroring Controller V9
(1プロセッサライセンス)
300万円 UNIXサーバ 「SPARC Enterprise」 Solaris 10 2007年11月12日
UNIXサーバ 「PRIMEPOWER」 Solaris 10
Solaris 9
2007年11月12日
UNIXサーバ 「S series」 Solaris 10
Solaris 9
2007年11月12日
基幹IAサーバ 「PRIMEQUEST」 RHEL 5
RHEL AS V4
2008年2月予定

(必須ハードウェア)

  • REC(Remote Equivalent Copy)機能をサポートした「ETERNUS4000」または「ETERNUS8000」

(必須ソフトウェア)

  • 「Symfoware Server Enterprise Edition V9.1」または「Symfoware Server Enterprise Extended Edition V9.1」
  • 「Symfoware Server Connection Manager V9.1」
  • 「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 13.0」以降

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 DBMS:
Database Management Systemの略。データベースを構築するために必要な運用、管理のためのソフトウェア。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 午前9時~午後5時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。