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PRESS RELEASE

2007年10月1日
医療法人恵佑会札幌病院
富士通株式会社

国内初! 手のひら静脈認証装置による患者認証システムを構築

~手のひら静脈認証装置「PalmSecure」と電子カルテシステムとの連携により医療事故防止に貢献~

医療法人恵佑会札幌病院(理事長・院長:細川 正夫、所在地:北海道札幌市白石区、以下恵佑会札幌病院)はこのほど、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒川博昭、以下、富士通)の手のひら静脈認証装置「PalmSecure(パームセキュア)」の認証技術を電子カルテシステムに活用した患者認証システムを導入し、入院患者の手術実施時の認証を本日より開始します。

国内の医療機関にて手のひら静脈認証技術を患者認証に採用したのは今回が初めてです。これにより、患者の取り違え、投薬ミスなどの医療事故の未然防止を図り、より安全な医療環境の実現に貢献いたします。

恵佑会札幌病院では、2004年より富士通の電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-EX(ホープ イージーメイン イーエックス).」が稼動しており、患者の診療記録や投薬、検査、手術などの指示を電子化し、医療・経営の効率化、インフォームドコンセントの充実へと活用を進めています。

このたび、電子カルテシステムと、非接触で衛生的かつ認証精度や認証スピードに優れる手のひら静脈認証装置「PalmSecure」とが連携した患者認証システムを構築しました。手のひら静脈認証は手の表面のコンディションに影響されにくく、非接触で衛生的なため、医療分野での使用に適しています。


恵佑会札幌病院での手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を使った患者認証の様子

患者認証システムにより、医師が電子カルテシステムに入力した患者に関する手術指示のオーダーと、実際に手術を受ける患者本人との適合を、手のひら静脈認証装置「PalmSecure」を用いて照合することが可能になります。

同システムは、手術予定のある患者の手のひら静脈の情報をあらかじめ電子カルテシステム内に登録し、手術当日、手術室に入室する患者の手のひら静脈の情報と登録されている静脈情報を照合するものです。本人であることが確認されてはじめて手術を実施することにより、同姓同名をはじめとした患者の取り違えを防止するなど、医療事故の防止に貢献します。

恵佑会札幌病院では、認証の対象を今回の手術患者から、放射線、内視鏡、生理機能等の各検査や、輸血、注射投与など患者リスクの高い医療行為を受ける患者への拡大を計画しております。


商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

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本件に関するお問い合わせ

富士通株式会社
北海道営業本部 医療文教営業部
電話: 011-210-5181(直通)


医療法人 恵佑会札幌病院
システム課
電話: 011-863-2101(代表)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。