PRESS RELEASE
2007年9月13日
TIS株式会社
富士通株式会社
~TISが富士通のIT基盤「TRIOLE」を採用~
TIS株式会社(代表取締役社長:岡本 晋、本社:東京都港区、以下、TIS)と富士通株式会社(代表取締役社長:黒川 博昭、本社:東京都港区、以下、富士通)は、このほど、ソリューションの提供とシステム構築における協業を行うことに合意しました。
今回の合意により、富士通はTISにIT基盤「TRIOLE(トリオーレ)」を支えるサーバ、ストレージ、ネットワーク、ミドルウェアの供給に加え、「TRIOLEテンプレート(注1)」を提供します。TISは富士通の提供する「TRIOLEテンプレート」をシステム構築の品質確保のためのライブラリ集の1つとして採用し、富士通のプロダクトと組み合わせたビジネスソリューションの提供を2007年9月より本格的に展開します。
これによりTISと富士通は、高品質なシステム基盤を短期間で構築するとともに、保守サポート面でも協力し、お客様に最適なソリューションを提供します。
TISは、基幹系統合事務システム、金融カードシステム、Web系システム、EC関連システムなどのソフトウェア開発や、金融向け、産業向けのさまざまなソリューションをお客様に提供しています。急速に変化するお客様のビジネスに合わせ、ITシステムはより高度化、複雑化する一方、短期間での構築が求められています。そのため、基盤構築分野においても、「品質の確保」と「短納期化の実現」という2つの課題を同時に解決していかなければなりません。
TISは、お客様に最適なソリューションを提供するため、システム基盤の選定から構築および保守までのシステムライフサイクルにおけるナレッジの蓄積やツール化に取り組んできました。今回、富士通のIT基盤「TRIOLE」の採用を決定したのは、「TRIOLE」の豊富なノウハウを実践的なテンプレートに集約し、基盤構築の工業化を適用可能な部分から、実践的な形で進めていく、という思想に共感し、昨年度より技術員の交流などを通じて評価検証した結果、「TRIOLE」の採用により、お客様に「高い品質」と「短納期」を実現した最適なシステムを提供できると判断したためです。TISでは、「TRIOLEテンプレート」の活用と合わせて、お客様システムの検証・評価作業に富士通の「Platform Solution Center」(東京都港区)を活用し、お客様のビジネスに役立つ最適なITインフラを迅速に提供していきます。
富士通は、これまでメインフレームで培ってきた技術とノウハウや多くの企業システム構築経験を結集したIT基盤「TRIOLE」を2003年より提唱し、サーバ、ストレージ、ネットワーク、ミドルウェアなどの各種プロダクトの開発で先進のテクノロジーを盛り込むとともに、オープン環境におけるお客様のシステム構築のスピードアップ、徹底したシステムの信頼性向上、既存システムとの柔軟な統合などのニーズにお応えしてきました。この「TRIOLE」への取り組みの一環として、システムの整合性と信頼性の確保および短期間でのシステム構築を追求した「TRIOLEテンプレート」を開発し、オープン環境におけるお客様システムの課題解決を支援しており、これまでに約4,500件のシステム構築プロジェクトで活用いただいています。
今後、TISと富士通は高品質なIT基盤をもとに、ソリューションビジネスの展開を加速させ、今後3年間で関連ソフトウェア開発、運用含め10億円の売上を目標とします。
以上
TIS株式会社
事業統括本部 産業第3事業部 基盤ソリューション部
電話: 03-5444-1006
富士通株式会社
プロダクトマーケティング本部 プロダクトマーケティング統括部 エンタープライズサーバ部
電話: 03-6252-2654(直通)
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