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PRESS RELEASE (サービス)

2007-0133
2007年6月7日
富士通株式会社

FENICSⅡサービスの第一弾

「FENICS グローバルVPNサービス」の提供開始

~海外拠点とのVPN接続をセキュアに提供するワンストップソリューションを実現~

当社は、国内外の通信事業者との連携により、167の国や地域とネットワーク接続ができる「FENICS グローバルVPNサービス」を本日より提供開始します。

本サービスは、これまで国内約5万社の「FENICS(注1)」を利用するお客様への導入実績をもとに、かねてより要望の多い海外拠点との接続サービスを、国際ネットワーク事業者であるBT(ブリティシュ・テレコミュニケーションズ)(注2)、べライゾン ビジネス(注3)、Virtela Communications, Inc. (注4)、および国内通信事業者のエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 (注5)、KDDI株式会社(注6)、ソフトバンクテレコム株式会社(注7)と連携して実現するものです。

本サービスにより、国内外の通信事業者との契約、機器準備など、これまでお客様自身が行っていた煩わしい対応を、当社が一括してお引き受けします。さらに、高速DSL回線(注8)およびインターネットを活用し、ネットワーク構築の費用負担を大幅に削減したインターネットVPN接続(注9)と、IPネットワークを活用してプライベートネットワークを構築する信頼性の高いIP-VPN接続(注10)を提供します。

本年5月に発表した「FENICSⅡ」は、ネットワークを中心としたIT活用を進めることでお客様のビジネスの現場を革新する考え方「Network as a Service」の中核となるネットワークサービスで、ITインフラからネットワークサービス、そしてネットワークを中心としたIT活用まで全てをワンストップで提供できます。「FENICS グローバルVPNサービス」は、「FENICSⅡ」の強みを最大限に活かして提供する第一弾のサービスで、お客様は、このサービスを利用することによって海外拠点とのVPN(注11)接続を容易に実現でき、ビジネスの拡大を図ることができます。


近年、製造業を始め、流通、外食チェーンなど、さまざまな企業が海外に進出しており、ビジネスのスピードアップと情報の共有を実現するために、日本と海外拠点をネットワークで結び、グローバルに業務を行うことが避けられなくなってきています。

当社は、多くの業種、業態のお客様にネットワークを中心としたITシステムを導入していただいた実績をもとに、海外拠点とのVPN構築を一括して提供するサービスを開始し、お客様のグローバル業務をサポートします。


「FENICS グローバルVPNサービス」で、お客様がインターネットVPN接続を選択した場合は、海外のインターネットサービスプロバイダーとの契約、ルータなどの機器の準備などを、一括したサービスとして受けることができ、導入、運用時の負担を軽減、ネットワーク利用コストを大幅に削減するとともに、容易かつ安心な海外拠点とのVPN接続が可能となります。また、IP-VPN接続は、プライベートネットワークを構築する信頼性の高いサービスをグローバルに提供します。


さらに、本サービスは、出張先やホテルから電話回線などでVPNに接続できるサービスや、海外事業所とWeb会議が可能なシステムなどを提供し、お客様の利用形態に応じたサービスも実現します。

これらのサービスは、これまで日本国内で行っている当社のネットワークサービスと相互接続することができます。


BTからのコメント

富士通とBTは長期にわたり強いビジネスの関係を築いてきました。BTは次世代ネットワークである“21世紀ネットワーク”を構築中ですが、主要パートナーとして富士通に貢献していただいています。今回、富士通の世界市場に向けた“FENICS グローバルVPNサービス”をサポートする1社に選ばれたことをBTは非常に名誉に考えています。

BTジャパン株式会社 代表取締役社長 イアン・プルフォード様


べライゾン ビジネスからのコメント

このたび、富士通の新しいVPNサービスを支援させていただくことを大変嬉しく思っております。弊社のグローバルネットワークが富士通のお客様に貢献できることを願っております。富士通とさらに関係を深め、両社のお客様のビジネスニーズをサポートすべく協業していくことを楽しみにしております。

べライゾン ビジネス 社長 ジョン キリアン様


Virtela Communications, Inc.からのコメント

「FENICS グローバルVPNサービス」におけるパートナー企業の1社として、富士通に選ばれたことを非常に光栄に思っています。富士通は、価格競争力が高く、エンド・トゥ・エンドで管理されたネットワークサービスを、20年間もの長期にわたって日本で提供してきた実績があります。この信頼の高いネットワークソリューションを世界規模で提供するために、当社が協力できることを楽しみにしています。

Co-President & Vice President, Global Channels John Powell様


エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社からのコメント

日本を代表するシステムインテグレーターである富士通様とともに、NTTコミュニケーションズは、海外に進出するお客様のICTニーズをきめ細やかにサポートし、お客様のグローバルビジネスを強力にバックアップいたします。

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
常務取締役 グローバル事業本部長 井上 修様


KDDI株式会社からのコメント

KDDIは、富士通様との強固な連携のもとお客様のグローバル化に対する多様なニーズにお応えできる高機能かつ信頼性の高い国際ネットワークを提供して参ります。

KDDI株式会社 執行役員 ソリューション事業統轄本部長 田中 孝司様


ソフトバンクテレコム株式会社からのコメント

ソフトバンクテレコムは、FENICS グローバルVPNサービスにおけるネットワークパートナーとして、富士通様とのコラボレーションを今後も深め、グローバルにビジネス展開するお客様に最適なICTソリューションを提供してまいります。

ソフトバンクテレコム株式会社 国際事業本部長 今沢 正樹様


本サービスの特長

  1. 国内外の通信事業者と連携し167の国や地域と接続を実現(別紙1を参照願います。)

    国際ネットワーク事業者であるBT、べライゾン ビジネス、Virtela Communications, Inc.および国内通信事業者のエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、KDDI株式会社、ソフトバンクテレコム株式会社と連携し、グローバルなマルチキャリア体制により167の国や地域とのVPN環境を提供します。

  2. ワンストップサービスによりお客様の導入負担を軽減

    従来、グローバルなインターネットVPNでは提供が困難であった海外拠点のISPやアクセス回線(専用線、DSL回線)の接続およびルータ装置までを一括で提供します。

    また、ルータの設定などの作業を当社が実施するため、グローバルネットワーク構築時におけるお客様の負担を軽減します。

  3. お客様のニーズにあわせ、インターネットVPNとIP-VPNサービスの選択が可能

    お客様は、状況に合わせて、低コストで導入可能なインターネットVPN接続と安定したサービスが提供できるIP-VPN接続の2つのサービスから選択できます。また、両サービスを組み合わせる接続形態も可能です。

  4. リモートアクセス、Webビデオ会議システムを提供

    ネットワークを中心としたIT活用として、海外駐在者や海外出張者が、オフィスや自宅からVPNに接続できる「リモートアクセスサービス」や、海外事業所とWeb会議が可能なシステム「JoinMeeting(ジョインミーティング)」などを提供し、お客様の利用形態に応じたきめの細かいサービスを実現します。

  5. 日本語、英語の2ヶ国語による24時間365日対応のサポートデスク

    日本語、英語の2ヶ国語で、24時間365日、電話でのカスタマーサポートを実施しますので、グローバルでのVPN運用におけるお客様のネットワーク運用を常時サポートします。

サービス体系

FENICS グローバルVPNサービス
インターネットVPN接続専用線接続専用回線によるインターネットVPN接続
DSL VPN接続 DSL回線によるインターネットVPN接続
IP-VPN接続 専用線接続 専用回線によるIP-VPN網への接続
リモートアクセス ダイヤルアップ PCから電話回線によるダイヤルアップ接続
クライアントVPN PCからインターネットVPN接続
Webビデオ会議システム「JoinMeeting」(ASP提供) PCとインターネットを利用し、多地点での映像・音声・資料を共有するWeb会議サービス

販売価格、および出荷時期

出荷時期はすべて即日

FENICS グローバルVPNサービス
インターネットVPN接続専用線接続個別見積
例:1Mbps接続 中国の場合 月額費用71万円から
DSL VPN接続 個別見積
例:1Mbps接続 中国の場合 月額費用22万円から
IP-VPN接続 専用線接続 個別見積
例:1Mbps接続 中国の場合 月額費用80万円から
リモートアクセス ダイヤルアップ 初期費用 1ID 1,000円
月額費用 1ID 月あたり1,000円から
(通話料金含まず)
クライアントVPN 初期費用 10万3,000円から
月額費用 ゲートウェイ基本料金 5万円 1ID 2,000円
Webビデオ会議システム「JoinMeeting」(ASP提供) 初期費用 20万円
月額費用 5万円(同時5人利用の場合)から

販売目標

今後3年間で累計売上40億円。


商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。


添付資料

PDF <別紙1>本サービスの主な提供国・地域 (85.5KB)


以上

注釈

  注1 FENICS:
当社ネットワークサービスの商標名。1985年にVAN(Value Added Network)事業者としてサービス開始以来、累計5万社以上のお客様にご利用いただいているサービス。複数の通信事業者様の回線サービスをインテグレーションし、エンド・トゥ・エンドで、ヘルプデスクを含めて、お客様にワンストップで提供することにより、直近のお客様満足度調査でもネットワークサービス部門No.1の評価をいただいている。(日経コンピュータ2006年8月7日号「第11回顧客満足度調査」)。
  注2 BT:
本社 英国 ロンドン、BTグループ 最高経営責任者 ベン・ヴァヴァイエン
  注3 ベライゾン ビジネス:
本社 米国 ニュージャージー州、社長 ジョン・キリアン
  注4 Virtela Communications,Inc.:
本社 米国 コロラド州、
Co-President & Vice President, Sales and Marketing: Bill Dodds
Co-President & Vice President, Global Channels: John Powell
Co-President & Vice President, Engineering and Operations: Ted Studwell
  注5 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社:
本社 東京都千代田区、代表取締役社長 和才博美
  注6 KDDI株式会社:
本社 東京都千代田区、代表取締役社長兼会長 小野寺正
  注7 ソフトバンクテレコム株式会社:
本社 東京都港区、代表取締役社長CEO 孫正義
  注8 DSL回線:
Digital Subscriber Line(デジタル加入者線)の略で電話回線を利用し高速なデジタルデータ通信が可能となる常時接続回線の総称。
  注9 インターネットVPN接続:
インターネットを通信経路とし、暗号化などによる機密性を高めた仮想的なプライベートネットワーク。
  注10 IP-VPN接続:
Internet Protocol Virtual Private Networkの略。一般に通信事業者が独自に保有する広域IP通信網を通信経路とする仮想的なプライベートネットワーク。
  注11 VPN:
Virtual Private Networkの略。多数の人が加入する回線網で、一定の範囲を仮想的に閉じて必要な人だけで利用するネットワークの形態。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

サービスビジネス本部 ネットワークビジネス推進統括部 ネットワークサービス推進部
電話:03-6424-6263(直通)
E-mail:fenics-reply@ns.fujitsu.com


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