帝国ホテル様耐久性に優れ、一括読み取り可能なリネンタグを使った
ユニフォーム管理システムを導入

～セキュリティの強化とともに、ユニフォーム室における作業効率化を実現～

株式会社帝国ホテル(本社：東京都千代田区、代表取締役社長：小林哲也、以下、帝国ホテル)様は、7月1日より、帝国ホテル東京の従業員用ユニフォーム室において、UHF帯RFIDリネンタグ(以下、リネンタグ)を使ったユニフォーム管理システムを導入されます。本システムは、帝国ホテル様がシステム企画を行われ、当社が開発するものです。

帝国ホテル様では、当社と富士通フロンテック株式会社(本社：東京都稲城市、代表取締役社長：海老原光博、以下、富士通フロンテック)が世界で初めて開発したリネンタグを、全ユニフォームに縫い付けて一着ごとの個別管理を可能にすることでセキュリティ強化を実現されます。あわせて、無線によるリネンタグの一括読み取りを行い、クリーニングの入出庫時における一括検品を可能にすることで大幅な作業効率化も図られます。

また、本システムは、帝国ホテル様がユニフォーム室に新たに導入される自動ハンガー装置と連動して、特定したユニフォームが自動的に運ばれる仕組みを実現し、いっそうの作業効率化を可能にします。

当社は、最新の技術で「フィールド・イノベーション」を加速し、お客様の課題解決を支援してまいります。

本システム導入の経緯

ホテル業界をはじめ、流通業界の多くのお客様はユニフォーム管理が手作業であり、この作業の効率化が共通の経営課題となっています。このほど帝国ホテル様では、ユニフォームの個別管理によるセキュリティ強化とともに、ユニフォーム室における作業効率化を図ることを目的として、当社のリネンタグを活用したユニフォーム管理システムの導入を決定されました。

本システムの概要

帝国ホテル様では、フロントスタッフから調理人、ハウスキーパーなどの全ユニフォームを対象に、約10,000個のリネンタグを一着ごとに縫い付けます。このリネンタグの持つ固有のID番号と事前に登録された従業員データをひも付けることで、一着ごとの所有者管理が行われるとともに、それぞれのユニフォームの「貸出中」や「洗濯中」といった状態情報やクリーニング回数、着用期間といった付加情報もあわせて管理できます。また、UHF帯利用の特長である無線による一括読み取り機能により、複数ユニフォームの情報を同時に読み取ることが可能になりました。

≪リネンタグによる一括読み取り≫

本システムの導入による効果

所有者管理が可能になることで、ユニフォーム受け渡し時の間違いや、不正使用を防止。
一着ごとの状態管理を可能にすることで、いつ、どこに、何があるかを常に管理。
クリーニングの入出庫時において一括検品が可能になることで、大幅な作業効率化を実現。
自動ハンガー装置と連動することで、特定したユニフォームが自動的に運ばれるようになり、いっそうの作業効率化を実現。

なお、本システムは、5月17日(木曜日)、18日(金曜日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催する「富士通フォーラム 2007」にてご覧いただけます。

また、本内容については、帝国ホテル様からも同様のニュースリリースが発表されます。

UHF帯RFIDリネンタグについて

当社と富士通フロンテックが、2006年5月、世界で初めて開発した、防水、耐圧、耐熱、耐アルカリ性洗浄など多様な性能範囲を備えたUHF帯RFIDタグです。

このリネンタグは、薄型であるとともに耐久性を維持し、クリーニング時の曲げや圧力に強く柔軟性に優れているため、さまざまな繊維製品に違和感なく装着が可能です。リネンタグ付きの衣類を一括で読取ることで検品作業などの効率化を実現し、多数のリネン製品を管理するお客さまへの導入が期待できます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

本件に関するお問い合わせ

流通ビジネス本部サービスビジネス第一営業部
電話：03-6252-2418（直通）
お問い合わせフォーム

［UHF帯RFIDリネンタグについて］
ビジネスインキュベーション本部開発部
電話：03-6252-2662（直通）

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