PRESS RELEASE (サービス)
2007-0108
2007年5月14日
富士通株式会社
~豊富な実績をベースに、安定稼動とコスト最適化、運用の見える化を実現~
当社はこのほど、業界で初めてお客様のITシステムの運用・保守を支援するサービス・作業体系を確立し、これをベースとした新たなオファリングモデル(注1)の提供を本日より開始します。
具体的には、運用・保守業務を139の標準項目に分類した「運用・保守総合モデル」、3,000件の事例を元にシーンごとにパターン化した「インフラ最適化システムモデル」を整備し、提供してまいります。
これにより、お客様は要件・レベルに応じて、過不足なく運用・保守に関する作業項目・サービスを設定することが可能となり、システムの安定稼動と運用コストの最適化、運用の見える化などが実現します。
近年、ITシステムは、オープン化やマルチベンダー化により肥大化・複雑化が進み、それに伴うITシステムの運用・保守費用は、全IT投資の6割にものぼると言われています。さらに今後は、内部統制の実施により、ITシステムの運用に関する説明責任が求められます。一方、これまでのITシステムの運用・保守については、お客様やベンダー担当者の属人的なスキルや経験に依存して作業内容を検討するケースもあり、曖昧さや漏れなどが生じる恐れがありました。
当社は、こうした運用・保守に関する要件や課題を正しく「見える化」し、お客様の負荷軽減と適切なIT投資を実現するため、オファリングモデルを整備し提供いたします。お客様と運用・保守のサービス内容を相互に認識し、システムの安定稼動と運用コストの最適化、運用の見える化などを実現してまいります。
また、これに合わせて、ITシステムの企画、開発、運用・保守に関する作業手順・プロセスと守るべき作業品質を明文化した「SDEM(注2)」を刷新します。本モデルとともに、運用・保守サービスを実施するシステムエンジニアのリーダークラス約2,500名への教育を実施します。
当社は、本取組みに加え、IT基盤「TRIOLE」に基づくサーバ、ストレージ、ネットワーク、ミドルウェアなど、高性能・高信頼なプロダクトを継続して強化し、お客様システムの運用向上を図るとともに、「フィールド・イノベーション」の実現に貢献してまいります。
なお、これらの取組みについては、2007年5月17日(木曜日)、5月18日(金曜日)に東京国際フォーラムで開催される「富士通フォーラム2007」のセミナーでご紹介いたします。
オファリングモデルとして、主にITシステムの運用に対する意識が高く、きめ細かい要件を求めるお客様に向けたフルカスタム型「運用・保守総合モデル」と、まずは課題・要件の見極めを必要とされるお客様に向けたパターン選択型「インフラ最適化システムモデル(運用・保守サービス)」の2つのモデルを提供します。
ITIL(注3)などの業界標準をベースにし、これまで当社がお客様のITシステムを構築・運用してきた長年の実績を活かして、運用・保守業務を139の作業項目に体系化し、総合モデルとして提供します。
お客様は139の作業項目を必要な要件やレベルに応じて選択・組合せすることができるため、作業の漏れをなくし、高品質で最適な運用・保守を実現することができます。
2006年10月に発表した、お客様とのコミュニケーションツール「インフラ最適化システムモデル」の「運用・保守サービス」カテゴリを拡充し提供します。主要な5つのシーンを6レベルに分けて定義しています。
お客様は、必要なシーンに必要なレベルの運用・保守サービスをスピーディーに導入することができ、また現状と課題を見極め、将来目指すレベルを把握することができます。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
マーケティング本部 フィールドプロモーション部
電話:03-6252-2590(直通)
E-mail: service@sales.fujitsu.com
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