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PRESS RELEASE (システムプロダクト)

2007-0104
2007年5月14日
富士通株式会社

ブレードサーバの仮想化を実現する
「Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition V13.2」販売開始

~ブレードサーバの運用性、可用性を向上~

当社は、ブレードサーバの仮想化を実現する、「Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition(システムウォーカー リソース コーディネーター バーチャル サーバ エディション)V13.2」の販売活動を、本日、日本市場より順次開始します。

新製品は、物理環境と仮想環境を一括して管理することにより、物理サーバでも仮想サーバでも同じ運用管理ビューを使って監視と運用ができるようになります。また、サーバの仮想化だけでなく、ストレージエリアネットワーク(SAN)の仮想化にも対応しているため、物理環境、仮想環境にかかわらず、低コストで可用性に優れたブレードサーバシステムを構築できます。

近年、ITインフラの最適化、システム投資の効率化に加え、サーバ省電力化への対応として、拡大したシステムをブレードサーバに集約し、集積効率や運用効率を向上させることへの関心が高まっています。

また、マルチコア化によるCPU性能の向上や、仮想化技術の進化にともない、集約できるシステム(業務)の数は増加しています。しかしながら、システムの集約には、システム全体にわたって整合性の取れた各種の構成変更や安定した運用が必要となり、サーバの集約にともなうシステム管理者の負担は増す一方です。

新製品は、ブレードサーバでサーバ集約を行う際のシステム管理者の負担を軽減すべく、ブレードサーバを中核とする当社のIT基盤「TRIOLE BladeServer(トリオーレブレードサーバ)」の主要製品として、ブレードサーバシステムの運用性、可用性の大幅な向上を実現します。

本製品の特長

  1. 物理・仮想を問わず、ブレードサーバの可視化・制御を統一的に実現

    統一された運用管理ビューの提供により、物理・仮想の混在環境を一括して管理し、物理サーバでも仮想サーバでも同じ操作でシステムの監視と運用ができるようになります。利用者は、ハードウェアの故障が影響する仮想サーバの特定や、サーバの起動・停止やバックアップといった定常的な業務を、物理・仮想の違いを意識することなく、同一の操作で行うことができます。


  2. ブレードサーバのSAN接続の強化でサーバ管理作業を省力化

    ファイバーチャネルデバイス大手のEmulex社と共同開発した当社のブレードサーバのオプション製品「SAN接続仮想化オプション」との組み合わせにより、ブレードサーバの追加や交換時にストレージエリアネットワーク(SAN)の変更が必要なくなるため、サーバの管理作業が省力化できます。この仮想化機能は、専用ハードウェアを必要としないため、当社のディスクアレイ「ETERNUS(エターナス)」はもとより、既存の他社ストレージ環境にも適用できます。


  3. 低コストで可用性に優れたブレードサーバシステムを実現

    サーバ仮想化技術やSAN環境の仮想化技術を取り込むことにより、物理環境・仮想環境にかかわらず、低コストで高可用なブレードサーバシステム運用が可能になります。

    • 異常検知から予備サーバでの業務立上げまでを自動実行、管理者を煩わせることなく、業務を継続することができます。本機能は標準搭載のため、追加ソフトウェアの購入や面倒なスクリプトの作成は不要です。
    • VMware HA機能との連携により、物理・仮想の混在環境においても、1台の予備サーバを共用できます。このため、他のサーバ管理ソフトウェアに比べ、より経済性に優れた高可用システム(N+1スタンバイシステム)を構築できます。

販売価格、および出荷時期

製品名 販売価格(税別) 出荷時期 製品概要
Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition V13.2 9万円より 2007年9月より 仮想化環境を最適化

VMware,Inc.のコメント

富士通による「Systemwalker Resource Coordinator Virtual server Edition V13.2」の発表を歓迎いたします。富士通のサーバ運用管理ソリューションと、業界をリードする仮想化技術であるVMware Infrastructure 3、特に高可用性を提供するVMwareHAとの連携により、お客様資産の有効活用を実現できると確信しています。

VMware,Inc. グローバルパートナー&ソリューション担当 副社長 Brian Byun

Emulex Corporationのコメント

Emulexは、ユニークな仮想HBA技術により業界標準となるSAN接続ソリューションを提供するため、富士通との密接な協業を今後も継続します。この仮想HBA技術は、仮想サーバ環境に最適化された富士通の新しいブレードサーバファミリーを十分に補完するものです。

お客様は、仮想化されたサーバにより、ネットワークに接続されたストレージの利益をますます享受できるようになります。Emulexはこのような機能を提供する中心であり、Data Center内のSANのベストプラクティスを維持したいというお客様の期待に応えます。

Emulex Corporation ワールドワイドマーケティング担当
エグゼクティブ・バイスプレジデント Mike Smith

ご参考:富士通の仮想化への取り組みについて

当社は、インフラ最適化のための仮想化ソリューションをIT基盤「TRIOLE(トリオーレ)」の中核ソリューションとして提供しています。業界標準やオープンな仮想化技術を採用することで、ミッションクリティカルなシステムから変化が著しいシステムまで豊富な選択肢を提供し、お客様に新たな価値を創造します。

詳しくは、「富士通の仮想化への取り組み」紹介サイトをご覧ください。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話:0120-933-200
[受付時間:午前9時~午後5時30分、土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く]


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