PRESS RELEASE
2007-0048
2007年3月7日
富士通株式会社
~現場で点検結果の入力処理を行い、オフィスでの業務を大幅に削減~
中国電力株式会社(本社:広島県広島市、取締役社長:、以下、中国電力)様の巡視支援システムにおいて、当社のコンパーチブル型タブレットPC「FMV-P8230」150台が導入され、このたび点検業務における一定の効果が確認されました。
水力・内燃力の発電設備の管理を行う中国電力様の流通事業本部では、電力設備の巡回点検を支援する巡視支援システムが構築され、2006年12月より稼動が開始されています。本システムでは、現場で巡視担当者がデータを入力するための「FMV-P8230」150台が導入され、これまで紙に記入するなど事業所ごとに行っていた電力設備の点検業務が標準化されました。
これにより、現場で入力したデータを、帰社後には、ノートパソコンとしてそのままLANにつないでサーバに送信することができるようになり、作業時間を従来比で大幅に削減し、大幅な作業効率化を実現しました。また、データ入力と同時に現場で手順書などの資料の閲覧もできるため、点検業務の質が向上するとともに、本来注力すべきデータ分析などに多くの時間を割くことが可能になりました。
中国電力様の点検業務 |
近年、電力業界ではコスト面の競争力が求められる一方、人々にとってのライフラインとしての安定供給は必須であり、設備のメンテナンスにも確実で効率的な作業が必要とされています。
中国5県を中心に電力を供給する中国電力様の流通事業本部では、約100ヶ所の水力発電所と約400ヶ所の変電所、さらには内燃力発電所と送電線に関して、日常の点検業務や修理などの保守が行われています。これまでの点検業務の手法は、現場で紙に記入し帰社後パソコンに入力したり、専用の端末を使用したりするなど、事業所によって異なっており、全体の標準化と効率化が課題になっていました。
2006年12月より稼動が開始されている巡視支援システムでは、当社のコンパーチブル型タブレットPC「FMV-P8230」150台が導入され、中国電力様の各事業所に配布されています。巡視担当者は、タブレットPCを持って巡視に出かけ、点検事項の入力を現場で行います。タッチパネル式液晶でスムーズな操作性を実現するペン入力機能により、数値や異常の有無を印でチェックするだけでなく、必要に応じて詳細の状況を手書きで入力することができます。また、データ入力用のアプリケーションだけではなく、手順書などの資料の閲覧も同時に行うことができます。さらに、帰社後には、ノートパソコンとしてそのままLANにつないで入力したデータをサーバに送信できるため、紙を見ながら事務所のパソコンに再入力する作業などが不要になります。なお、「FMV-P8230」には指紋センサーが標準搭載されており、これらの作業を高いセキュリティレベルを確保したまま実施することができます。
これにより、各事業所の点検業務がタブレットPCを用いたフローに統一され、大幅な作業時間の削減と点検業務の質の向上を実現するとともに、本来注力すべきデータ分析などに多くの時間を割くことが可能になりました。
コンパーチブル型タブレットPC「FMV-P8230」は、以下のような理由で採用されました。
「FMV-P8230」 |
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
なお、本件に関する詳細情報は、本日掲載の「FMWORLD.NET中国電力様事例紹介サイト」をご覧下さい。
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