PRESS RELEASE
2007年2月14日
安藤建設株式会社
日揮情報システム株式会社
日本オラクル株式会社
富士通株式会社
―営業、建設現場とバックオフィスを連携したシステムにより業務改革を実現―
安藤建設株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山田恒太郎、以下、安藤建設)と日揮情報システム株式会社(本社:横浜市港北区、代表取締役社長:岩本紘武、以下、J-SYS)、日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新宅正明、以下、日本オラクル)、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒川博昭、以下、富士通)は、安藤建設が、オラクルの業務アプリケーション製品群「Oracle E-Business Suite」の短期導入ソリューション「Oracle NeO」の建設業界向けテンプレートと、富士通のUNIXサーバ「PRIMEPOWER(プライムパワー)」を活用して、会計システムを刷新し、このほど一定の効果を確認したことを発表します。
安藤建設は、建設業界における環境の変化に迅速に対応し、企業競争力の強化に向けて、縮小傾向にある需要に対抗できる差別化の推進と、経営効率化に向けた業務改革を推進しています。このたび業務改革の一環として、業務の迅速化、業務プロセスの改善、業務の標準化と効率化を三本柱に業務システムを再構築し、従来メインフレームで稼動していた基幹システムを、富士通の「PRIMEPOWER」によるオープンシステムに移行しました。新システムでは、営業、建設現場のシステムと人事、会計システムが連携され、出納業務の削減(20%)、請求管理処理の効率化、さらに決算業務の実働2週間以内への短縮を実現しています。
安藤建設では、2000年10月から2003年1月に施行された「@ANDOプロジェクト」において、まず建設現場における原価予測、購買、利益管理、EDIシステム(Electronic Data Interchange:企業間電子商取引)の開発と全社展開、ならびに人事・給与システムの導入を行いました。2003年2月から2004年9月までこれらのシステムの浸透を図り、その後、会計業務の改革実施プロジェクト「ANDO Advanced Accountingプロジェクト」を立ち上げて会計システムの刷新に着手しました。新会計システムでは、富士通がプロジェクトを統合推進し、「Oracle NeO」の建設業界向け会計テンプレートである「J-Stage」を採用、開発・構築は、建設業界での会計システム導入における豊富な経験を持つJ-SYSが担当し、2004年10月の導入作業開始から約18ヶ月の短期間による稼動開始を実現しました。また、新システム基盤としては、富士通が長年培ってきたメインフレームの高信頼技術とスーパーコンピュータの高速化技術を融合させて開発したUNIX サーバ「PRIMEPOWER」、企業コンプライアンスを支える統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker(システムウォーカー)」が活用されています。
「Oracle E-Business Suite」は、経理や人事といった企業の根幹を担う基幹系のシステムや、在庫管理、生産管理、顧客管理、購買管理などの企業活動自体をサポートするシステムを構築するための機能が統合されたソフトウェアです。日本オラクルは、世界で13,000社以上、国内でも500社を越える実績を持つ「Oracle E-Business Suite」を核としたEビジネスソリューション事業のさらなる拡大に向けて、積極的な取組みを進めています。関連事業部門の増強やパートナー企業との 提携強化を通じ、販売およびサポート体制も積極的に強化しています。
Oracle ERPパッケージ「Oracle E-Business Suite」の導入経験とノウハウを、再利用可能な形に定型化・テンプレート化し、短期間・低価格でERPの導入を実現するソリューションです。
「J-Stage」は、J-SYSの建設会社やエンジニアリング会社など個別受注型ビジネス展開する企業群への導入実績を背景に、「Oracle E-Business Suite」標準機能に対して建設・エンジニアリング業、設備工事業、個別受注製造業各業種特有のビジネスルールを追加反映しています。従来カスタマイズが前提だった機能を、業務適合度が高いテンプレートソリューションとして提供することで、「Oracle E-Business Suite」を短期間、低価格で導入することが可能です。
安藤建設株式会社は、1873年に煉瓦建築を施工する建設業者として創業を開始しました。国内を中心に土木建築の請負、設計、監理、コンサルティング業務および不動産の販売、賃貸、仲介を行っている建築主体の総合建設請負業者です。連結売上高:249,321百万円(2006年3月)、従業員数(単独):1,760名(2006年3月末)。
日揮情報システム株式会社は、1983年にエンジニアリング会社である日揮株式会社の情報システム部門が分離・独立し、設立されました。「納期の厳守」「品質の確保」「予算の達成」をお客様に示せる至上の行動規範として、プロジェクトマネージメント技術をはじめアプリケーション開発などの技術的アドバンテージを、経営管理、生産・物流、販売、技術情報管理などの幅広い分野に適用し、最適で創造性あふれる情報環境をご提供しています。
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,602 名(2006年11月末)。
富士通は、1935年に通信機メーカーとして設立。その後、国内初の純国産コンピュータの開発に成功しました。以来、強いインフォメーションテクノロジーをベースにお客様の求める高性能・高品質のプロダクト、サービスによるトータルソリューションを提供しています。そして、お客様に信頼されるパートナーとして、お客様とともに成長することを目指しています。売上高(連結):4,791,416百万円(2006年3月)、従業員数(連結):160,912名(2006年9月末)。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
富士通株式会社 産業ビジネス本部
建設・重工・エンジニアリング営業部
電話: 03-6252-2343(直通)
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。