PRESS RELEASE (サービス)
2007-0001
2007年1月10日
富士通株式会社
~日本圧着端子製造「JST-LINKS」と組み合わせることで、ハーネス設計作業工程を30%短縮~
当社は、三次元仮想設計支援シミュレーター「VPS(ブイピーエス:Virtual Product Simulator)」の三次元モデルを利用したハーネス(注1)設計を支援するオプションソフトウェア「VPS/Harness(ハーネス)」の機能を大幅強化し、本日より販売を開始します。
今回は、日本圧着端子製造株式会社(社長: 吉村 正雄、所在地: 大阪府大阪市、以下: 日本圧着端子製造)(注2)が開発したハーネス布線図・布線表(注3)の作成システム「JST-LINKS」(ジェイエスティ リンクス)との連携を実現し、操作性・検証機能も大幅に改善しました。これにより製品開発におけるハーネスの設計作業工程を約30%短縮することが可能になります。
なお、「JST-LINKS」については、同日より両社から販売開始します。
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近年、電機・精密業界では製品の高密度・高機能・小型化の進展とともに、ハーネス設計も複雑化し、業務の効率化や品質向上のニーズが高まっています。
このような状況を踏まえ、当社は「VPS/Harness」の機能強化を行いました。具体的には、日本圧着端子製造が開発したハーネス布線図・布線表作成システム「JST-LINKS」との連携を実現することで、「VPS」の三次元データからハーネス製造に不可欠な布線図(ハーネス図面)・布線表、さらに部品表までの自動作成を可能にしました。また、ハーネスの配置設計を効率的に行う機能、ベテランのノウハウや試作機製作が必要だったハーネス長の検証機能などを追加しました。
これにより、ハーネスの設計作業工程を従来の30%短縮することが可能になり、お客様の設計業務の効率化・品質向上を支援します。
製品名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
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VPS/Harness | 70万円 | 1月31日より |
JST-LINKS | 40万円 | 1月31日より |
(注)基本モジュール「VPS/Digital Mockup(デジタルモックアップ)」(250万円、税別)が、別途、必要です。
2008年度末までに売上 1億円(当社の決算期は3月末日です。)
(注)「VPS/Digital Mockup」「VPS/Harness」「JST-LINKS」の合計
コネクター業界のトップメーカーである日本圧着端子製造が開発したハーネスの布線図・布線表作成システム「JST-LINKS」と「VPS/Harness」との連携を可能にしました。「VPS」の三次元データから、ハーネスの製造に必要な布線図および布線表、さらに部品表を自動作成することが可能です。これにより、ハーネスの設計作業工程を30%短縮できます。
従来、部品配置を指定してからハーネスの配置設計を行っていましたが、今回、部品の配置設計の前にハーネスの配置設計が可能になりました。これにより、スペースを有効に使った部品配置が可能となるとともに、不適切なハーネス長による複雑設計を防ぐことができます。また、クランプ部品(注4)を経由する最適ルートの設計や、1本のハーネスから複数に分岐する設計パターンを可能にするなど、操作性を向上させました。
さらに、扉やカバーなどの可動時のハーネス最大長が適切か検証できる機能を追加しました。従来、ハーネス長の決定にはベテランのノウハウや試作機の製作が必要でしたが、本機能によリ、簡単にルートやハーネス長を確認することが可能になりました。
[クライアント]
Microsoft® Windows®2000、Windows® XP が動作するPC/AT互換機
(注)Microsoft® Windows® Vista についても対応予定
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
富士通コンタクトライン(受付時間:午前9時~午後5時30分、土・日・祝日・年末年始を除く)
電話: 0120-933-200
E-mail: plm-info@cad.ssg.fujitsu.com
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