富士通、TCG理事会メンバーに選出

～日本企業で初めて投票により選出～

富士通株式会社ネットワークサービス事業本部企画開発事業部担当部長（兼）株式会社富士通研究所ITコア研究所セキュアコンピューティング研究部主任研究員小谷誠剛（こたにせいごう）は、このほど、TCG（Trusted Computing Group）理事会メンバーの投票により、1年の任期で理事に選出されました。理事会の常任理事は、現在、AMD、HP、IBM、Infineon、Intel、Lenovo、Microsoft、Sunであり、今回、当社は日本企業として初めて投票で理事に選出されました。TCG理事会は約140の会員企業やWGに対して、パソコンやその他のコンピュータ機器を、重要な情報や商取引データへの外部攻撃から保護するためのハードウェア、ソフトウェアの標準仕様開発のガイドラインを提示します。

TCGはさまざまな部品やプラットフォーム内にある重要なデータを横断的に保護するため、それらの製造に携わる企業を支援するオープンな業界標準化団体です。非営利団体として設立され、マルチプラットフォームや周辺機器、デバイスに至るまで、高セキュリティ、高信頼性を備えたハードウェアやソフトウェアの標準化仕様を開発、策定、促進しています。

小谷誠剛のコメント

このたび、当社を選出いただきましたことを、TCGの常任理事の企業の皆さまに心より感謝申し上げます。今後、TCGの活動を通して、信頼性の高い社会基盤を構築するために最大限努力してまいります。今日のネットワーク社会は、極めて容易に、DDos攻撃の標的になりえます。TCGの活動を通して、我々がこのような被害を回避できると強く信じています。

TCG marketing work group chairman ブライアン・バーガーのコメント

富士通のTCG理事会への加入は、「高信頼性コンピュータ」をワールドワイドに普及させ、企業における高信頼性システムの導入を加速させると考えます。富士通の多方面にわたる貢献は、企業のコンピュータセキュリティを向上させる上で重要です。

以上

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