PRESS RELEASE (環境)
2006-0196
2006年12月4日
富士通株式会社
~熱帯雨林の再生を目指し、150ヘクタールに37,500本の原生種の苗木を植林~
当社は11月23日から26日までの4日間、「富士通グループ・マレーシア・エコ・フォレストパーク」(マレーシア サバ州 キナルート地区)にて、2002年から6度目となる原生種の植林活動を実施しました。社員ボランティアによる同地区での全6回にわたる植林活動により、150ヘクタールに37,500本のフタバガキ種(原生種)を植えることができ、フォレストパーク全体の約90%の植林が完了しました。
今後も当社は、現地での植林体験や熱帯雨林観察を含めたエコツアーなどの活動を通して、「富士通グループ・マレーシア・エコ・フォレストパーク」の発展に貢献してまいります。
マレーシアでは、焼き畑農業、商業伐採やパームオイル・プランテーションなどにより、原生種以外の植生地や荒廃地が広がり、その再生が重要な課題となっています。当社は、2002年にサバ州の「富士通グループ・マレーシア・エコ・フォレストパーク」の開設に参加し、サバ州森林開発公社(SAFODA)(注1)と協働して、サバ州政府・(財)国際緑化推進センター(JIFPRO)(注2)の支援および在コタキナバル日本国総領事館、国際協力機構(JICA)、サバ州立大学やコタキナバル日本人学校の協力のもと、植林活動を実施してまいりました。
森林回復の基礎作りとなる原生種の植林や周辺環境を整備する事業資金は富士通労働組合との連携により、グループ社員1万人以上からの寄付を中心に運営しています。また、植林は、当社グループ社員とマレーシア関連会社(注3)社員、本趣旨に賛同するアドバンテストグループ社員、同地を研究に使用しているサバ州立大学の学生やコタキナバル日本人学校の生徒および地域住民などがボランティアで行ってまいりました。
全6回にわたる「富士通グループ・マレーシア・エコ・フォレストパーク」での植林活動により、150ヘクタールに約37,500本の原生種の苗木を植えることができました。11月23日に開催された第6回目の植林活動の開始式では、SAFODAより、エコフォレストパークの発展に寄与した功績に対して、当社および株式会社アドバンテストに感謝状の贈呈が行われました。
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<マレーシアでの植林の様子 (2006年11月23日)>
すでに植林が完了した場所では、サバ州立大学やコタキナバル日本人学校が環境学習の場として活用を開始しています。さらに、将来的には本格的なエコツアーによる経済循環を含めた活用も期待されています。富士通グループでは、今後も海外植林を始めとする国際環境貢献活動を積極的に推進してまいります。
1. | 目的 | : | ・ 東南アジアの熱帯雨林再生支援 ・ 地域社会との連携による経済循環支援 ・ 地域住民、ボランティアの社会的感性向上 |
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2. | 場所 | : | マレーシア国 東マレーシア サバ州 キナルート地区 | |
3. | 期間 | : | 第1フェーズ(第1回~第3回) 2002年~2004年 約80ヘクタール 参加 420名 第2フェーズ(第4回~第6回) 2005年~2007年 約70ヘクタール 参加 460名 |
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4. | 植栽樹林 | : | フタバガキ種(ラワン)等の東南アジア原生種 |
【ご参考:マレーシア以外の植林実績】
タイ | : | 1998年~2006年 452ヘクタール チーク・アカシヤ等 45万本 参加 1,420名 | |
ベトナム | : | 1999年~2002年 70ヘクタール マングローブ種 70万本 参加 300名 |
以上
電話: 044-754-3413(直通)
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